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ロボットエースそのオツムのほどは?
いま、TV版『新造人間キャシャーン』にぞっこんはまっている者で す。ところで、話も終盤のほうで対キャシャーン用戦闘ロボット、ロボ ットエースというのが出てきますが、このロボットの知能つまり頭の良 さはどのくらいのものなのでしょう。東博士曰く「お前のかわりに団長 だってつとまるぞ」 ということは、ブライキング・ボス同様、作戦の おおもとになるアイデアを考え出したり、軍団兵ロボや腹心のアンドロ イドに命令を与える、号令をかける、はたまた叱咤激励してロボット共 を鼓舞し、士気を高めてやることができることを意味するとおもうので すが、どうなのでしょう。
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実際にはかなりいい加減な設定なのできちんと論じる事は出来ません。 が、私も嘗てファンだったので好き者の意地で検証して見ます(笑) そもそも『東博士』が『ロボットA』を設計したのは、その立場を考えると『ブライキングボス』に対して「自らの存在を無意味な物にしない為に」と言う動機によるものと思われます。 つまり、アンドロ軍団を倒すに充分な計画が整うまでは、自らの行為に疑いを持たせてはならぬ為、あのように高性能の「戦闘ロボ」を設計する他無かったのでしょう。しかし、博士は『キャシャーン』がこの『ロボットA』に敗北してしまう事を恐れてその攻略法を伝えます。東博士からしてみればキャシャーンよりも強いロボットをアンドロ軍団に提供すると共に、キャシャーンがそのロボを破壊できるように企てたのです。 そこで博士は、心置きなく高性能のロボットを設計する事が出来たと考えて良いでしょう。 ブライキングボス始め、幹部達などの高性能なロボットを製造した博士ならば、能力に於いてその言葉の通りにブライキングボスに勝るロボットを作る事も可能です。 しかしそう考えた時、それならばそうやって完成した『ロボットA』そのものを味方につけて『キャシャーン』と共に人類の為に戦うように仕向ける事も出来た筈…。 これを検証するには、『キャシャーン』のみに希望を託した博士の心理、ヒューマニズムを慮る必要が有るでしょう。 嘗て博士は、人類の幸福の為にアンドロイドを製造しました。が、ある事故を切欠にその成果は人類にあだなすものとなりました。つまり博士の心の中には、いかに強いロボットを作って力でアンドロ軍団を葬る事が出来たとしても、「人の心を持たない機械に頼った勝利では根本的な解決にはならない」という思いがあったことでしょう。また、その為に自らの血を分けた息子を、「人の心を持った機械」にしてしまった自分の行動を正当化する為にも、人類を幸福に導く力は『キャシャーン』によって齎されて初めて『自分達家族が人間社会に復帰できる』と考えたのです。 いや、そんなことは作中では一言も言ってませんがね(汗) 従って博士としては『ロボットA』には『ブラキン』の要望を叶える為に『キャシャーン』に勝る力を有する必要が有ると共に、博士がその悔恨を込めて憎み続ける『ブラキンたち』をも見下ろせる力を持たせたかったでしょう。 そして言いたかったのです。 「お前なんかよりもよっぽど優秀だ」と。 そして言葉には出せませんが「人類がその気になればこんなものは簡単に作れるのだ」と。 そして密かに自らの心に慰めを見出したのです。 長くなりましたが、以上の事柄から『ロボットA』は計画立案、組織の運営、部下の指揮の維持などと言った指揮官能力を有していたに違い有りません。下半身は爆弾の寄せ集めでしたが(笑)。 きっと部下への指令は電波です電波。別に伝わればいいのですから喋る必要は無いでしょうし、部下も心を持ってないのでカリスマも必要有りません。ブラキン自身はスワニーに愛情を見せるなど、ちょっと人間くさく思える部分も有りますが、アレは落雷のせいですから。 以上の理論(屁理屈?)を提唱します。 …あ、最終回で覆されますがね。 懲りずにロボット使ってるじゃん!
お礼
早速の回答ありがとうございます。なるほど、博士のおかれた状況、 それから人間の意地にかけても、あのロボットは相当賢い奴だったので すね(笑)。丁寧かつ親切、加えてユーモアを交えたコメントに感謝致 します。ただ、一つだけ言わせてください。ロボットエースは人語を解 し、意思の伝達を言語使用により行う能力を有する。つまり、しゃべる ことができたとおもいます。でも、彼にはそのチャンスがなかった (笑)。 それにしても、高性能ロボなのに、キャシャーンに一撃で破壊されるよ う作られたエース君って一体何だったんでしょう。エース君のご冥福を お祈り申し上げます。ご回答くださり誠にありがとうございました。