#3です
批判しているわけではないから、そう取らないでくださいね。
私も19歳のころは、全く無知でした。
少しでもお役にたてればと思い書いています。
ストライプシャツがなぜ奇妙にみえるか・・・それは
あえて、ストライプシャツをアウターにして着るからには
「目立たせたい」という意図があると、思えるからです。
たとえば、艶のある麻のシャツ だとか、凝ったチェックの
レトロ感覚のシャツだとか、
絵柄の楽しいアロハだとかは、ジャケットの下に着込まず
アウターにして体の前面に押し出す着方をします。
服装は、心理的鎧
これは、人に共通する潜在意識のようなものではないで
しょうか。
みすぼらしい格好をしてみくびられたくない。ダサい格好をして
イモだと馬鹿にされたくない。
実は美人や男前の奴ほど服装のセンスがなかったりします。
それは、そういう鎧が必要なかったからでしょうね。
知性という心の鎧は外から見えません。そこで服装の鎧を
身につけることになります。
世間では、ブランドものや仕立てのいいスーツを着て、自分の収入や
地位を暗示したりもします。
若い学生さんには、そういう必要はないけど、「ファッションセンスの
かけらもない奴」と言われない程度に、服の着こなしは知っていたい
ということでしょう。
つまり、おしゃれにみせたいからおしゃれする・・・そういう自己説明的な
ことが起こります。
でも基本に立ち返って、考えましょう
服装は鎧です。
理由は3つ
(1)裸では外をあるけない
(2)人は着ているもので人となりを判断される
(3)都会では常に他人に見られている
視線の鎧に足るには3つのことが必要です
(1)不自然さがなく悪目立ちしない
(2)見られても恥ずかしくない「主役」を作る
(3)何からしさをメッセージとして示す
目立たないためには、流行っている形にのるかマネするのが楽です。
自分で勝手に編み出してはダメです
ジャケットは主役になれますが、ノーブランドのシャツも黒Tも主役になれ
ません。周囲の人は主役はどこにいったのか?ととまどいます。
なぜなら、皆主役と脇を意識した服装をしているからです。
服装とは「記号」なので、意味するものを人は無意識に読み取ろうと
します。意味するものが難解であったり空虚であったりすると
人はそれを軽蔑し無視します。
チェックのシャツにTシャツというのは、初夏から秋にかけての
キャンパスファッションという意味合いがあり、そういう格好をする
ことで自分が学生であることを周囲に伝えています。
アメカジが好きな者は、古着感覚のマドラスチェックやブロックチェック
あるいはラルフローレンのパッチワークのようなチェックシャツを着るし
キレイめカジュアルの好きな学生は、黒や紺や白のシャツに
白地に黒か紺のボーダーシャツを重ね着するでしょう。
お坊ちゃん系の大学では、コットンジャケットか渋い色地のプリントシャツ
を着るかもしれません。
なぜ、それを着ているの?といわれて
たまたまあったから・・・というのでなく。好きだから。自分らしいから
といえないといけないのです。
逆にいうと、本当に着ていて楽しく誇らしいのなら、作業服でも軍服でも
スーツでもスポーツウエアでも何でもいいのです。
着ていて恥ずかしいというのは、他人の視線に対して自信がもてないからでしょう。
服が、鎧になっていない証拠です。
アウター、インナー、ボトムス
何か一つでも見られて恥ずかしくないものを身につけていたら、たとえそれの
価値が相手に伝わらなくても、「恥ずかしい思い」をしないですみます。
それが「おしゃれ」をすることの意味です。
お礼
貴重なお時間を割いていただき、感謝するばかりです。 確かに服が鎧になっていない状態だと思います。 服装がしょぼいと本当に目立ちますよね。ボクはいい意味で目立ちたい、おしゃれな奴だと思われたいというよりは、ただ普通に歩ける格好がしたいだけなんです。今まで全くそういうことに気を回してませんでした。わかりやすく、メッセージ性のある服装を追求したいと思います。ご回答ありがとうございました!!!!