借りましたよ、DVD。(^-^) また泣きました~。
まず、メグの目的は犯人を殺すことではありません。あくまでも娘を安全な状態にすることが目的です。実際、最終的に娘は、最も凶悪なラウールに掴まれていると分かりますが、そのラウールをメグがハンマーで振り払ったあと、メグはラウールが死んでいないのを確認した上で、娘の安否を確認します。もしもラウールを殺すのが目的なら、そんなことをしている場合ではありません。さっさとラウールを追って滅多打ちにする必要があるのです。ちなみに、それを殺す羽目になったのは、ラウールが再び襲ってきたからであり、つまり完全な正当防衛なのです。バーナムを傷つけなかったのは、彼があっさりと外へ逃げてくれたからです。
さて、話は戻って、鏡を割るシーンのあたりです。鏡のシーンの1つ前のショットで、メグは狭い廊下の両側にある戸棚を全部開けます。そのあとで鏡を割るのですが、鏡が割れると同時に鏡の両側に何個もついている電球の照明が一気に消えるんですね。そして、このあと、犯人たちは金庫を開け終えて、欲しいものを手にして、人質とともに外へと向かうのですが、メグによって、いろいろな扉に鍵がかかっていたりして、バスルームを通る道へと誘導されているのが分かります。そして、その間に、メグは別の電球を緩めて暗くするなどしながら、こっそり犯人の後方に回っていくのです。
以上のことからですねえ、見てるほうとしては、「鏡を割ったのは、合理的に暗くして、足元を悪くすることで、障害を増やし、ゆっくりと自分の位置を確保するのと同時に、犯人を不安にさせるのが目的だな」と、つい、自然に考えちゃうんですよね。犯人たちがダッシュで下に行ってしまったら、メグが後方に回る時間がなくなるし、負傷した元夫も咄嗟に参加できないだろうからって。そして、丁寧に見ると、「ガラスで音を出すため」という説も納得できますね。メグは犯人を見ることができないところに隠れているので、音で犯人の位置を確認するしかないわけですから。
ただですねえ、言われてみれば、何も鏡を割らんでもいいだろう、という気はしますね。犯人が金庫を開ける時間との争いがあったとはいえ、バスルームの電球を1コ1コ緩めれば済むことだしね。
ただ、鏡が光を反射することや、ガラスによって犯人たちの不安を煽る効果を考えると、やはり鏡は有効だったようには思います。でも、一番の理由は、映像として面白いからだと思いますけど。
まあ、もう一度見てみてくださいよ!
お礼
ありがとうございます。犯人の動きを遅くするためという理由も考えました。でも、犯人の理由を遅くする必要性があまり感じられないのです。というのも、犯人が一階に降りてきた時を見計らって、夫が手元のスイッチを入れ自分のいる場所だけライトをつけ銃を構え、それを見た犯人は動きを止めます。たとえ、犯人が普通に歩いてきたとしても、銃を向ければ同じように動きを止めたでしょう。犯人がパニックルームから出てくる前に準備は完了していたわけですから、犯人の動きを遅らせる必要も特にありません。また、部屋は暗闇ですから、ガラスがなくてもそんなに犯人が機敏に動くことはできなかったと思います。もう一度ゆっくり見てみてください(>_<)それにしても夫の献身ぶりと妻の夫に対するクールさが対照的でしたね。ま、娘がいながら他の女へ走った夫ですから当然といえば当然ですけど(^_^;)
補足
お礼を一文書き間違えました。正しくは「犯人の動きを遅くする必要性」です。