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死んだ王女のためのパヴァーヌ
アメリカに住んでいる友人からの質問です。 ラベルの「死んだ王女のためのパヴァーヌ」という楽曲をCDに録音したのだが、日本人はこの曲を演奏して録音することはできないと言われたためCDを売ることができない、というのです。なんでも、先の戦争で負けたときのペナルティらしいというのですが、その辺の事情に詳しい方いらっしゃいますか。
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戦争で負けたときのペナルティということなら、著作権関係でしょうね. 通常は没後50年で権利が消失しますが、負けた国が戦時期間中の分期間が延びます.戦時加算とかいう名前だったと思いますが。 正確な期間は国ごとに違ったと思うので、個々に確認しないとだめですが、10年程度だったと思います. もし、ラベルが遺言で日本人はアメリカ国内で演奏を録音してはいけないとかいっていたとすれば、 そういうこともあるかも知れませんがないような気がします(^^;; ちなみに、ラヴェルはフランスの作曲家です。 ラヴェルの没年は1937で通常なら1987で著作権が消えますが,日本では延長されますので日本で権利が消失したのはわりと最近だったように思います. もっとも権利が消失する前でも,ほとんどの場合は相応の料金を払えば演奏も録音もできないことはないだろうとは思います. ホルストが惑星の演奏に関して色々制限をつけていた話は有名だと思います。 アレンジするなとか、オリジナルの編成でのみ演奏しろとか、抜粋でなく全曲演奏しろとかだったと思います. 今は,これも権利が消えてアレンジとかが出ていたと思います.
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- gakushaneko
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No.4のterra5さんが言われている「戦時加算」の期間は参考URLの一番下にあります。 また,比較的わかりやすく説明してくれているページも紹介します。 http://www.fermata2000.com/kaisetsu/t00104.html
お礼
ありがとうございます。 ラベルのことも出てますね。 ラベルの著作権がつい最近まで残っていたとは! でも、演奏できないわけではないでしょうが。 そのあたりの詳しいことは、またアメリカの友人に聞いてみます。
- kumanoyu
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的外れな回答でないといいのですが。 カシオペアというフュージョンのグループをご存知でしょうか? 彼らがLee Ritenour,Harvey Masonらと共演した「4X4」というアルバムには PAVANE-Pour Une Infante Defunt- (Written by Maurice Ravel) が収められています。日本人のグループが欧米人と一緒に演奏し、作品として発表しているわけです。 参考になりますでしょうか?
お礼
ありがとうとざいます。 友人もジャズにして録音したらしいんですが。 編曲したらダメという話ではなさそうですね。
- usawing
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失礼ながら私も回答ではないのですが、興味がありましたので…… 93年発売のシャルル・デュトワ指揮/モントリオール交響楽団のラベル楽曲集(発売:ポリドール)を持っていますが、亡き王女のためのパヴァーヌは入っています。 特にライナーにも書かれていませんでしたし、特に聞いたこともありませんが…
お礼
どうやら、日本人だけに適応されているようなんですが。
- maumau
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tunさんこんにちは 全然的確な回答ではなくて本当に申し訳ありません。 日本人が演奏した「死んだ王女のためのパヴァーヌ」のCDを発売できないというのはアメリカ国内だけのことでしょうか? 私も大好きな曲なので、ネットで検索をかけてみたのですが HMV,タワーレコード,Amazon,新星堂などいくつものCD通販サイトで 日本人が演奏した「死んだ王女のためのパヴァーヌ」または「亡き王女のためのパヴァーヌ」を収録したCDを見つけました。 確かに数は多くはありませんでしたが、ピアノ、オーケストラ両方の編曲のものがありましたけれど…。 そういうペナルティの話は初めて聞きましたので、他に詳しい方の回答を待ちたいと思います。 ちなみに、私の元夫はプロのホルン演奏者ですが 私は彼からこの曲を教えてもらいました。 そういった珍しいエピソードがあるなら、教えてもらえたと思いますし 私が持っているCD(ボストンフィル・小澤征爾指揮)のライナーノーツにはそういったことは全く書かれていませんでした。
お礼
maumauさん。さっそくお返事、ありがとうございます。 日本人の演奏したCDがあるんですね。 素敵なエピソードもありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 どうやら、これが一番あやしいですね。 でも、著作権料を払えばいいということですね。 禁止されているわけではないのでしょうか。