子供を連れて遊園地に行く事が多い私ですが、「潰れて当然!」と思える営業形態を幾つも見てきました。
関東ではTDRの独り勝ちが続く中、TDRから学ぶべき事は多かったはずなのに、真似たと言えば料金だけ。
「同じ遊園地なのだから、自分の所でもTDR並みの料金を利用客から取れる」と勘違いしていた愚かな経営が自らの首を絞めた結果だと思います。
利用客からすれば、「同じ額を払うのならTDRに行ったほうがいい」、誰もがそう思うでしょう。
向○○遊園地を例にとりますが、目玉になる乗り物が少ない上に皆古く、わずか2歳児が乗り物に乗るのに大人料金と同額をとられ、大人が同伴しなくては乗り物に乗れない年齢制限や身長制限まで高めに設定されては、まさに”ぼったくり経営”で、リピーターになりようがありませんでした。
逆に、乗り物が大したことはなくても子供とお財布に優しいあらかわ遊園は年々利用者数が増えています。
(区営という特殊な営業形態も手伝ってはいますが)
再生の例としては、雪国の某レジャーランド(遊園地)では、通年営業をとりやめ、余所の遊園地のお下がりアトラクションを綺麗に直して再利用したり、冬季営業を無くすことで、利益率アップに成功しました。
よみうりランドも経営が順風満帆という訳ではないにしろ、学生に優しい料金体系を確立し、余所の遊園地に比べて中学生・高校生のリピーターが目立ちます。
確かにアトラクションにお金(資本)をかけて目玉アトラクションやキャラクターに力を入れることも必要ですが、親子連れや学生はこれからもリピーターになりうる貴重な存在だと思います。
巨額資本を投入せずとも、リピーターの”消費者ニーズ(なるべく安く楽しみたい)”に応える戦略はとれるはずですし、重要な選択肢だと思います。