こんにちは。トロンボーン経験者(アマチュア)です。
楽器にも,車同様,慣らし期間というのはあると思います。理屈は私にもよく分かりませんが,金属加工時のストレスの緩和,微小なバリの磨耗といったあたりの問題かもしれません。
その間(数ヶ月くらい?)は,うまく鳴らなくても焦って無理に吹き込んだりしない方がよいと思います。
楽器が落ち着くまでの間にやっておく事としては,金管の場合,まずは正しい音程が出るポイントを見つけるのが重要になると思います。
同じ音程を出すための楽器の管の長さと体の状態の組み合わせは,ほぼ無限にあります(管を抜いて高めに吹いたり,管を抜かずに低めに吹いたり)。その中から,奏者と楽器にとって最適な組み合わせを探し出してやらなければなりません。
マウスピースだけで出した音と,その体の状態で楽器で出した音のピッチが一致するように管の長さを調整する,というのが基本にして,主抜き差し管はどのくらい抜くのが適当か,それぞれの音で各ピストンの音程調節はどのくらい必要か(調節機構がついている場合),といった所を,音の鳴りをよく聴きながら丁寧に見ていく必要があるでしょう。
安定した状態で吹き続けていれば,きれいに鳴るポイントができてきて,だんだん吹きやすくなってくると思いますよ。一方,バランスが狂った状態で吹き続けていると,変な音程や鳴りムラが楽器のクセとして残ってしまいますので,注意してください。
練習内容についてですが,普段からバランスよく基礎練習をやっている人なら,特別な意識は必要ないと思いますよ。
そうでなければ,マウスピースでの音程チェックと,音程をよく確認しながらの全ての調の音階練習(これはすでに#1さんがおっしゃっていますが)が慣らしとしては適当だと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 変な音程や鳴りムラですか。。。やはり慣らしという工程は皆さん重要視しているのですね。非常に参考になりました。ありがとうございます。