#3です。
>「若松葉」初めて聞きました。2月位ですね。
>なぜこれは安いんでしょうか??
若松葉ガニ(以前は水ガニ)は、松葉ガニの若い時のカニです。
要するに松葉ガニは筋肉モリモリのマッチョマンで、若ガニはマラソンランナー並みの肉量なんですね。
若ガニは脱皮を繰り返しているので、身入りは松葉ガニを100%として、一番良い時で70%ぐらいです。
だから若松葉ガニと言う名前が付いています。
それに秋に脱皮するので、脱皮直後は30%ぐらいかな?
ほんとにマラソンランナー以上に、身がありません。
それでも2月になったら60%ぐらいにまで身が回復するので、2月3月が買いです。
ちなみに、若ガニは松葉ガニの若い時期のカニと言うのが今までの定説でしたが、「松葉ガニと若ガニは似て非なるカニ?!」と言う定説が生まれようとしています。
私も新説に同意ですが、でも学会で完全に確定してないので、今までの定説を説明しました。
ちなみに、若ガニは2月下旬が一番安く、大サイズが1500円、中サイズで700円くらいで買えます。
松葉ガニだと大で1万円くらい、中で5千円の代物です。
だから、少々身入りが悪くても沢山食べれば元が取れるので、2月以降は若ガニを奨めています。
それに、松葉ガニよりも身が細かくて柔らかいので、ある意味、松葉ガニより美味しいと思っています。
若ガニのデメリットとしては、カニ刺しすると松葉ガニに比べてボリュームが無い事と、カニ味噌が苦い事でしょうか。
それでも、若ガニでカニ刺しが食べれたら儲けもんですし、カニ味噌が苦くても「酒の肴にはそれがええねん!」と言う人もいますので。
でも、たまに身がスカスカの大ハズレもありますので、ご注意を!
逆に言うと、たまに身入りがすごく良いのがあって大当たりと思う時があります。
でも、旅館で出す場合はハズレのカニは絶対出さないから、心配いりません。
今は、12月の漁が減った事もあり、好況に沸いています。
規制を一段厳しくしているのに(松葉ガニの漁獲基準を甲羅サイズの9cm以上⇒9.5cm以上に引き上げ)、もしかしたら去年の同月を上回る勢いです。
なんにせよ、松葉ガニはジモピーには高嶺の花なので、若様を指の先までシャブリ尽くしています。
2月になれば私も仲間を集めて、若ガニで自慢のフルコースを振舞う予定です。
なお若ガニのフルコースは、浜坂の民宿だと1万5千円前後で食べれます。
「若松葉でいいからフルコースして!」と言えば良いです。
2月以降になると、松葉ガニのフルコースと言いながら、若ガニでごまかす悪質なところも出てきますので、ご注意を!
私は殻を見ればすぐにわかりますが、食べ慣れてない人には全く見分けがつきません!
でも間違ってないですよ。
若かろうが松葉ガニには違い無いし・・・
ちなみに、魚屋ではどこでもきちんと表示されていますし、店員に聞けばその違いを教えてくれます。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 >1月に入ってから天気も落ち着き、せっせと漁に出ていますので例年並かそれ以上の漁獲量になると思います。 良かったです!安心しましたー! 「若松葉」初めて聞きました。2月位ですね。 なぜこれは安いんでしょうか??