顔剃りの専門家,理容師です。
まず,正しい手順で顔剃りをするようにしてください。
その上で,シェーバーを別のものに換えるかどうかを考えるようにしてくださいね。
1.
まず,42℃のお湯にタオルを浸します。
2.
これから剃ろうとしている部分の肌に,シェービングフォーム(石鹸の泡やシェービングジェルも含みます)などを塗ります。
3.
お湯に浸したタオルを取り出し,お湯が滴り落ちない程度に絞ります。
4.
絞ったタオルを4つ折りくらいの大きさにして,シェービングフォームを塗った場所をそのタオルで包み,充分,温めます。
5.
タオルで包んだ皮膚が充分に温まりましたら,もう一度,シェービングフォームを塗ります。
6.
次のことに注意しながらシェービングします。
a.
シェーバーは,絶対に,肌に押しつけてはいけません。
シェーバーは,必ず,肌に触れる程度にしてください。
b.
シェーバーの刃は,出来る限り,寝かせて剃ること。
特に,T字シェーバーの場合,TVCMなどで見かける角度では,シェーバーの刃が立ちすぎてしまいますので,T字シェーバーの場合は,「柄」を気持ち立たせるようにしてください。
なお,2枚刃や3枚刃,または,4枚刃を使用している場合は,少なくとも1番最初の刃と2番目の刃の両方が肌に触れる角度がベストの角度です。
c.
シェーバーの刃を当てる直前に,これから剃ろうとしている場所の肌を充分引っ張るようにしてください。
なお,モミアゲのすぐ下を剃る場合は,先にシェーバーの刃を肌に触れさせてから,その部分の肌を上に引っ張るようにしてください。
なお,その他の場所の場合,肌の引っ張る方向は,基本的には,シェーバーを動かそうとしている方向の逆になるように引っ張りますが,それでは肌を切るなどの危険がある場合は,シェーバーを動かそうとしている方向と同じ方向に引っ張る場合もあります。
d.
理容師に剃ってもらう場合には絶対にしてはいけませんが,自分で剃る場合,上唇の周りを剃るときには,舌を上唇の裏側と歯の間に入れて,剃ろうとしている部分を充分に突っ張らせてから剃るようにしてください。
なお,くどいようですが,理容師に剃ってもらう場合には,絶対にこれをやらないでください。
7.
顔剃りが終わりましたら,必ず,洗顔をして,残っているシェービングフォームを洗い流します。(目に見えなくても,シェービングフォームは残っていますよ)
8.
スキンクリームやスキンミルク,アフターシェーブローションなどを付けて,スキンケアをします。
たぶん,言葉だけの説明では6の部分がわかりにくいと思いますので,理容師に顔剃りしてもらい,どのように剃っているかを感じ取るようにしてみてください。
特に,肌の引っ張り方とシェーバーの刃のあたり具合を覚えるようにしてみてくださいね。
なお,替え刃の交換についてですが,濃くて硬いヒゲの人の場合は,5回程度使用したあと,交換してください。
ヒゲがほとんどないか,または,ヒゲが薄くて軟らかい人の場合は,15回程度で交換です。
それ以外の人の場合は,10回程度で交換してください。
ですから,毎日,顔剃りしている場合は,1ヶ月に1度の交換では,肌を傷つけてしまったとしても不思議ではありませんよ。
ついでに,電気シェーバーについても書いておきますが,電気シェーバーであっても,剃る際に,深剃り使用として肌に電気シェーバーを押しつけてしまいますと,肌を傷つけてしまうことはよくあります。
また,切れなくなった刃のまま,使い続けてしまいますと,ヒゲの毛穴の中が炎症を患ってしまうようになってしまいますので,切れなくなってきた場合は,出来るだけ早く,電気シェーバーの刃を交換するか,または,新しい電気シェーバーに買い換えるようにしてください。
それと,電気シェーバーでヒゲを剃る場合,万が一,剃り残しをしてしまった場合,翌日,剃り残した部分が剃れなくなってしまいます。
剃り残しがないように注意して電気シェーバーで剃ることも大切ですが,比較的時間に余裕がある休日などに,T字シェーバーなどで剃り残しがないように顔剃りするようにしてください。
ですから,平日などのように比較的時間がないときには,電気シェーバーで顔剃りしておき,休日などのように比較的時間の余裕がある日にT字シェーバーで丁寧に剃るようにしてくださいね。
お礼
高(3)から電気シェーバー使っても大丈夫なのでしょうか? 来年から働くので給料もらったらその時買います! ありがとうございました!