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親が勉強教えることの是非
5歳男子がいる父親です。息子が小学生に上がったら勉強を積極的に親自身で教えたいと考えておりましたが、以前このサイトで「親が教えるのは良くないと知られています」とありました。それは本当の事なのか?そういう定説ががるのか?あるとしたらなぜなのか?聞かせてください。
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中学校教員(昨年まで小学校教員)です。 「親が積極的に子どもの勉強に関わるべきなのか」という類の質問や「どうやったら子どもに勉強を教えることができるのか」といった質問を、保護者会の個人懇談の際に聞かれる方が多いです。 小学校の現場を経験してわかったことなのですが、最近の子どもは非常に差が激しいのです。できる子とできない子の差が、昔よりはるかに激しくなっています。これは小学校低学年の段階から顕著で、高学年になるにつれて、取り返しがつかない子も出てきます。 子どもの勉強のすべてを管理するというのは行き過ぎだと思いますが、ある程度は関わっていかないと、学校の授業だけでは時間的制約もあり、はっきりいって足りません。(昔は放課後に残って補習するというのは当たり前の光景でしたが、昨今、子どもを狙う誘拐殺人などの痛ましい事件などが起こっており、放課後に残すことができなくなりました。最近はこれを逆手に取り、どうせ補習ができないと、宿題をわざと忘れる子もいます。) ですから家庭学習を確実にというのが、とても大切になってきます。宿題が出されると思いますので、まずはそれを一緒にやってみるなり、少なくとも親の管理下で宿題をやらせてみてください(「宿題やった?」と聞くだけは絶対ダメです。必ず自分の子どもがやった宿題は細部まで確認してください。国語でなくとも字の書き方まで)。 わからないところが出たら、教科書を使って子どもと一緒に考えてあげてください(親が先に答えを言うことは避けてください。子どもに考える力がつかないだけでなく、他人への依存性が強くなります)。 最近の教え方と昔の教え方は違うものがありますので、教科書を使うことをお薦めします。そうすれば、学校と親とで教え方が違うということが極力防げます。 それと、基礎基本を徹底的にやることをお勧めします。漢字の読み書き、九九、筆算のしかたなど、基礎といわれるものは徹底的にやってください。学校でも徹底的にやっていますが、やはり家庭でもやっている子と学校だけでやっている子では、大きな差ができます(反復練習が大切なので学校だけでは忘れてしまうことが多いのです)。基礎基本の段階で差がついてしまうため、発展の段階になると、最初から投げてしまう子も多いのです。 ここまでは勉強の話をしたのですが、それだけではなく、家庭だからできることもして欲しいと思います。それは「経験」です。いろいろな所に行ってみる、きれいなもの(風景や動植物)を見せる、動物と触れあう、大自然を体験させるなど、感受性を高めるためにはとても必要です。勉強しかできない子は、将来、何かのきっかけで挫折すると立ち直れなくなったり、人の気持ちがわからない子になったりします。 あわせて、テレビを一緒に見るときでも、いろいろと聞いてあげてください。この人はどんな気持ちなのかな、これどう思うなど、いろいろと感想を聞いてみると、子どもとの意思疎通が円滑になるだけでなく、道徳性や考える力がつきます。 道徳は学校の授業で完成されるものではなく、ほとんどは家庭環境によって決まるのです。 長くなりましたが、家庭学習の大切さは否定できないのが現状です。教育パパになるのではなく、子どもと一緒に成長したいという気持ちで、一緒に頑張ってみてください。教員もそのためのお手伝いは喜んですると思います。
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- stead
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こんにちは。素人なのでわかりませんが、勉強は学校でするものなので無理に親が教える必要はないと思います。分からないとこを教えてあげるくらいでいいと思います。 なぜなら、親があまりにも勉強を教えすぎると学校での授業がつまらないものになって聞かなくなってしまう可能性があると思います。 そして、聞いてないといつのまにか、わからなくなってることになるかもしれません。 親が高校レベルの勉強まで教えるのなら別ですが・・・その気がないのなら学校で十分かな、と思いますし、息子さんが自発的に勉強したいのなら塾にでも通わせたほうがいいと思います。
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