学歴とは、主に最終学歴である大学や大学院のことです。学歴社会とは、社会における待遇をその人の学歴によって評価し、決定する傾向の強い社会のことです。コンプレックスとは他人に感じる劣等感や敗北感のことです。
つまり、学歴コンプレックスとは、他人に対する学歴面での劣等感のことです。
こう考えると、学歴コンプレックスを持つ人は、中卒者、高卒者、無名大学卒業者となります。最近では世の中も高学歴化しており、他人から見て十分高学歴と思われる人でも学歴コンプレックスを持ってる人が多いです。
具体的な悪影響は次のような感じです。
1、いまどき大学なんてでててもねえ・・・と言うのが口癖(特に高卒者に多い)
2、自分の出身大学を言った後に、○○大学に本当はいきたかったといって、あたかもそこの大学に合格できる能力があったかのように振舞う
3、2と似てますが、自分の出身大学を言った後に、○○大学にも合格したけど蹴ったという言い訳をする(地方の無名国公立大学の人に多い。○○の中は東京の有名私大である場合が多い。)
4、ネットの掲示板上で、関係ないのに学歴の話をしだす。必ず聞かれもしないのに有名大学出身ですと前置きする。
5、wikipediaのようなところで一日中、自治をしている
6、ネットの掲示板上で、司法試験の合格者数など細かいデータをコピペする。自分の出身大学が下位だと、合格率で対抗したりほとんど病気の人もいます。ひどいのになると、自分でサイトを開設して捏造した数字を作ってソース化したりします。
7、毎年、代ゼミなどの偏差値情報をチェックして自分の出身大学の偏差値増減に一喜一憂する
8、他大学の不祥事があるとうれしくなる
9、有名私大の人間を見ると、私立は・・・と、いってしまう(地方の国公立の人に多い)
10、文系と理系をわけ、文系は駄目といってしまう(数学でつまづいた人に多い)
他にもいろいろありますが・・・。
通常、ある一定以上の学歴を比較的容易に手に入れた人は学歴におおらかである場合が多いですが、逆にある一定以下の学歴の人や苦労してある一定以上の学歴を手に入れた人は学歴コンプレックスに陥る場合が多く、後者の人がニートみたいになってしまうと悲惨な結果になります・・・。
また、学歴コンプレックスを持つ人の多くが、学歴ロンダリングといわれる手法で、格上の大学や大学院に入り、最終学歴を聞こえよくしたがるそうです。
その他に司法試験など難関資格の取得で学歴面でのマイナスを払拭しようとする人もいますが、これは前向きなことなので評価されるべきです。