パーソナルパソコン(パソコン:以下PC)が発売された初期はNECが国内シェアーが6割、7割を占めていました。
その時代のOSはMS-DOS系(NEC系)がDOS-V系(富士通など)を圧倒していました。販売力の差がそうさせたのかもしれませんが、世界的にはDOS-V系(IBMなど)が殆どで日本独特のシェアーとなっていた訳です。
さて、そんな背景を踏まえるとPCの普及が進むにつれて世界標準(IBM=DOS-V)との差異がアプリケーション(以下:APP)を製作・運用する上で重要になってきました。
MS-DOS系からDOS-V系にOSを変えるのはそう簡単にいきませんので、最初はNEC用(MS-DOS系用)とDOS-V系のインストールCDが別々に販売されていたりでAPPメーカも苦労していたようです。
製作コスト的にもそうですがユーザにしても購入する際に両者のどちらかを選択しなければいけない時代でした。
その後、結果的にMS-DOS系(NEC系)がDOS-V系(富士通など)に合わせざるを得なくなった時点で、PC部品は高いわAPPは少なくなるわで、MS-DOS系(NEC系)ユーザの苦難が始まります。
NECも「DOS-VもどきPC」(←初期のNX系)を発売しましたが、APPによっては「NEC障害」(相性?)みたいなものもよくありましたし、NEC専用のAPPインストールCDもついていた時期もありました。
そのころ、平成初期はNECのPCは買うな!とアドバイスしていたものです。
そこで、現在はというとNECもすっかりDOS-V系の仲間入りを果たし、技術的にも安定した様子です。販売力とアフターケアの充実でNECパソコンの人気もすたれていません。
が、しかし、私はあえてNEC製PCにする必要は全くと言っていいほどないと思っています。
理由は、価格的に高い(ブランド?=最近は結構がんばっていますが値引き率が悪い)のと、昔の不都合な時期のイメージもあってNEC製を買う気にはならないからです。
極論すると、どのPCメーカも似たり寄ったりのメーカ部品を使っています。あとは組み立て技術やアフターの問題でしょうか。
ご質問のお答えとしては、全くの初心者なら「NEC」でしょうが、その段階を超えれば「ヒューレットパッカート(HP)」といわず「価格で判断」してもいいと思います。
お礼
ありがとうございます。 こんなにNECが変化しているなんて驚きです。