元添乗員です。
お読みになった本の想像がつきますが(笑)、作者の方は大変経験豊富な方ですが
あの本は話半分とまでは言いませんが、おもしろおかしくするための
創作部分もけっこうありますので、そのことは理解してお読み下さい。
枕銭に関しては、そういう主張(=置かなくていい)は少数派だと思います。
行き先やホテルのランクにもよりますが、私が添乗したツアーのお客さんには
お互いに気持ちよい思いをするために1ドル相当でよいから置くようにお勧めしてました。
ただ「給料が安いので生活費の一部」と言っても、あくまで心付けなので
どうしてもあげたくない、という人がいたら強制まではできません。
レストランの場合はフリー中に個人で行く場合は必要な国もありますが、
団体で食事に入った場合は基本的にまとめて払いますので不要です。
言語について、私は英語は多少話せますが、それ以外はできません。
たいていのツアーでは、入国時の空港から現地在住のガイドがつきますので、
周遊ツアーで添乗員が何ヶ国語も操って活躍する必要はないのです。
実際添乗員なんて、旅程管理の簡単な資格があれば誰でもなれる仕事です。
ツアーによってはお客様の(理不尽な)クレーム処理係に終始することも多く、
言語力より思いやりや機転が利くこと、臨機応変な判断の方がよっぽど重要です。
もっとも中国専門とか、南米専門とか、特殊なツアーを催行している会社では
現地語をぺらぺらと操るスーパー添乗員の方もいらっしゃいます。
その辺は、ほとんど個人の資質に左右される分野ですね。
お礼
みなさん大変ありがとうございました。一括してお礼するのは失礼かとも思いましたが、やはり人それぞれなのかなあとも思ったりして、自分の中で、その習慣が体に沁みこんでいると言うのが今の実際の状態です。皆さんの意見を参考にこれからは行動しようと思います。ありがとうございました。