まず、現在流通しているPentiumIIIとCeleronには「Coppermineコア」「Tualatinコア」
の2種類があります。
まず「Coppermineコア」の場合
PentiumIIIの仕様を見ますと
パッケージ:FC-PGA スロット/ソケット:Socket370
バス(内部/外周):32Bit/64Bit 製造プロセス:0.18μm
トランジスター:2800万トランジスター FSB:100or133Mhz
コアクロック:500AMhz~1.13Ghz 1次キャッシュ:32KB(16+16KB)
2次キャッシュ:256KB 電圧(Core/IO):1.6・1.65・1.7・1.75・1.8/3.3V
FPU:あり 拡張命令:MMX SEE
対してCeleronは
パッケージ:FC-PGA スロット/ソケット:Socket370
バス(内部/外周):32Bit/64Bit 製造プロセス:0.18μm
トランジスター:不明 FSB:66or100Mhz
コアクロック:533AMhz~733Mhz(FSB・66)800Mhz~1.1Ghz(FSB・100)
1次キャッシュ:32KB(16+16KB) 2次キャッシュ:128KB
電圧(Core/IO):1.5・1.6・1.65・1.7・1.75/3.3V FPU:あり
拡張命令:MMX SEE
となり、同クロックでの違いは「2次キャッシュ量」「FSB(ベースクロック)」となります。
実はこの他にもキャッシュメモリの性能(Latency)の差もあり(PIIIは「0」に対してceleは「5」)
同クロックでも3割以上の性能差が出ます。
「Tualatinコア」についてもほぼ同様の関係で「2次キャッシュ量」「FSB(ベースクロック)」「Latency」の差があり
結構なディチューンとなっています。
価格面で同クロックの製品の差は2~3倍はあるのでそれに見合った性能差をわざと付けてあるのです。