まず一言 あなたは音痴ではありません。
音痴なんてこの世に何人も居ません。歌いなれていないだけです。あなたは普段の会話で音程をずらしますか?。普段の会話は2オクターブ以上使っています。歌えない訳がありません。あなたの音程で歌えば良いんです。
【音域】あなたの普段の会話のキーを(シ)にとって、ド・レ・ミ迄行きます。その(ミ)があなたの歌のキー(普段の会話から2音半上げ)にすればたいていの歌は歌えます。
【音程】腹式呼吸・腹式発声が出来れば音程はずれません。
音階を上げようとすれば胸声になります。ボールを遠くへ投げるようにして発声するか、走り高跳びの要領で発生すれば、腹式発声できます。下げる時はスコップで掘るように。
【音質】地声は放物線を描くように発声すれば直ります。
【音量】姿勢を鳩胸出尻、肩の力をぬいて、吸った息(吸うのではなく入る)を出さないように下腹に力を感じて遠くの人と会話するように発声すれば、息も続くし音量もバッチリ
【音色】糸で例えると、同じ音階でも太さ・引っ張り強さ・長さで変わります。
音痴は居ません。遠くの人にボールを投げるように歌ってみてください。
音痴は直りますが、確認してみましょう。
まず、深~くため息をついて下さい。お腹の底まで下りましたか?その位置を確認してください。
次に、思いっきり笑ってください。ワァッハァッハァッハァッハァッハァ~。その位置を確認してください。
今度は、やまびこを期待して、ヤァッホォ~~。これも位置を確認してください。
それでは、それぞれの位置はどうでしたか?高い声も低い声も同じ位置のはずです。苦しくなかったでしょう。これが丹田発声です。小文字ァ”ォ”を付けましたがこれが母音です。母音は子音より上げないで下さい(疑問符の時は別)。
いよいよ高音から低音まで一気に行きます。
まずイメージします。グランドキャニオンの対岸で人が落ちます。そしてまた上まで登ってきます。
ワァ~~ッハァ~ッハァ~ッハァ~ッハァ~ッハァ~ッハァ~ッハァ~ッハァ~ッハァ~。息が足りなければどこで継いでも良いです。
ワ”で落ちはじめ“ァ~~ッ”で下へ付きます。後は“ハァ~ッ”で登ってきます。声が下がってきて出なくなった時が上りきった時です。低くても綺麗な声、高くても苦しくないでしょう。
あなたが、どの地方かわかりませんが、大抵の日本人の会話は陰旋法「ド(レ)・ミ・ファ・ラ・シ・ド」になっています。
童謡から始めるのが良いと思いますが、
カラオケの場合
演歌に陰旋法の音階が多く使われているので、
歌い始めは演歌がむきます。
民謡なら、「佐渡おけさ」などが良いでしょう
レ・ミ・ソ・ラ・シ・レ(陽旋法)の
民謡なら、「ひえつき節」などが良いでしょう
沖縄地方なら
ド・レ・ファ♯・ソ・ラ・ド
どんな歌でも基本は物語です。普段の会話と同じです、語ればいいのです。
何れにしても音階の単純な歌から始めるのが良いです
詩吟は単純です。お近くの詩吟教室を覘いて見ては如何ですか。音痴を直す一番の早道です。