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黒澤作品「生きる」のワンシーンについて
今日テレビで放映していた「生きる」を観ました。名作と賞賛されるだけあって、素晴らしい映画だと思いました。(主人公のあの異様な目の輝きには正直ゾッとしましたが・・・) ところで、後半の回想シーンの中で気になる所があります。毎日助役室を訪れる主人公が(助役室前で)ヤクザに絡まれ、脅しに対してニヤッと笑い、ヤクザが一瞬怯みます。この後すぐに親分(?)が助役室から現れ、無言で主人公と見つめあうのですが・・・、この親分とのシーンがよくわかりません。 余命いくばくもない主人公にとって子分の「命が惜しいだろ」的な脅しに笑えたというのは理解できます。その不気味さで子分たちが引くのにも。ただ、その後出てきた親分は無表情で、特に主人公に圧倒されたというような感じは見られなかったので、どうして何もせずにそのまま帰っていったのかが分かりません。あまりにも意味ありげに主人公を見つめていたのですが、実はそんなに気にするほど意味はないのでしょうか?この映画を観た皆さんはどのように解釈なさったのか知りたいです。 くだらない質問ですがよろしくお願いします。
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- isoiso0423
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回答No.2
お礼
「魂の語らい」ですか。なるほど~。そのヤクザの親分は主人公の決意のようなものをその何秒かの間に理解したのでしょうね。 それにしても、あの親分役の俳優さんはチョイ役のわりに存在感がありました。実は黒澤監督のモノクロ映画は「天国と地獄」と今回の「生きる」しかまだ観てません。「七人の侍」を観るのが楽しみです。ありがとうございました。