DVD-R(1層)は原則として「追記もできません」。ただし、データ用途なら
原則を無視して追記フラグを立てさえすればマルチボーダーで追記が可能です。
ただし、他機互換性はかなり低下します。特にDVD-Videoで他のDVDプレイヤーで
再生したいとしたときは顕著に互換性問題が表面化しやすかったりします。とも
すれば、質問者が提示された内容で概ね合っていると言えます。
DVD-RWは書き換え可能です。ただし、取り扱い方はDVD-R(1層)と同じで
追記フラグを立てずに書き込んでしまうと、全消去しない限りは再度書き込むことが
できません。一旦消去してからなら公称1000回までなら書き込めるので、
DVD-Rとは異なり書き換えが可能なのがDVD-RWと言われるゆえんです。
パケットライティングでも原則は「追記」なので連続した空き領域がないといくら
合計の空き容量が十分でも、データが散らばっていれば記録ができないことがある
ようです(CD-RWを用いてB's CLiPにて一度体験。たぶんDVD-RWでも
当てはまると思う)。
DVD-RAMはフロッピー感覚故に「追記」という概念そのものがありません。
むしろ「書き換え」に相当する部分が適し、上書きとかが自由にできます。記録
することにほとんど制限がないことから他のDVD規格とは異なります。ちなみに、
書き換え可能回数は規格公称10万回と言われています。
参考までにDVD+R(1層)系はその規格から追記が容易にできるように作られて
います。これがDVD-R(1層)と決定的に違う部分で、DVD+RWに至っては
追記前提で常に書き込まれます(ディスクを閉じるようなことはしない)。DVD+R
(1層)でも追記許可状態にしてしまうと他機互換性がかなり低下してしまうため、
通常は追記できないようにして(ディスクを閉じて)記録する使い方をされます。
(未実験。っていうか実験結果を得られるような機材が手元にないため、この部分は
正直言って憶測です。(^^;)このことからDVD-R(1層)もDVD+R
(1層)もどっちもほぼ同じ物と見なされる意見が支配的だと思います。ていうか、
1層に限って言えば追記以外のメリットが見えないし、どことなく他の説明を聞いても
-Rと+Rの違いがわかりにくいですよね。(^^;
DVD(2層)はさらに話をややこしくなるので端折ります。正直、私も理解し切れて
いない部分があって、そもそも上記の回答も合っているのかどうかも2層登場と同時
に気持ち的に揺らいでいたりしてます。少なくても2層の場合は-Rでも+Rでも
追記用の規格が用意されているので追記は可能です。それだけに話がややこしいんです。
#ほんと、DVDの世界は「方言を理解するがごとく」ややこしいんです。外国語
ほど違いがはっきりしていれば説明もしやすいんでしょうけどベースとなる規格を
各規格とも則っている(例えて言うなら「共通語がある」)から「方言」のように
通じないようで通じる部分があるんですョ。それ故、質問者も 混乱されるのも
わかります。つか、私自身も混乱しています。正直言って、ややこしすぎるから
あんまりこのテの話をしたくないんですけど・・・。
補足
回答者様の説明はとても勉強になります。そこで、なんとも素人すぎて情けない質問に答えていただけないでしょうか。それは、 「バケットライト」ってどういうソフトなのでしょうか、ということ。うちのパソコンにはDrag'n Drop CDというのが入っていて、こいつはフロッピー感覚で使えないようです。