溶きパテというか、溶剤が混ざっているようなパテ類は
乾燥すると一概に「ヒケ」を起こすのはご存知だと思います
乾燥とともに溶剤が揮発し、そのぶん盛った個所が減るからですね
しかしながら溶剤が減ってくると、揮発が緩慢になってきます
パテの乾燥時間を長く取るのは、完全硬化させることで
完成後のヒケを防ぐ為です
中途半端に乾燥させてしまって、仕上げを行った場合
最終的に完成したと思ったら、さらにヒケがおきていた!
なんて情けないことになりかねないからです。
特に溶きパテのように溶剤が多めのパテは、多く盛ると
ヒケが激しく、乾燥後のイメージが全く異なります
例えば、平面部分に穴をあけ何らかのプレートをはめ込んで
継ぎ目の隙間をパテで埋めたとします。
短期間に乾燥させて、仕上げとして平面出しを行ったとしても
暫くすると、さらに薄っすら凹んでいる事があります
自動車のボディや航空機の羽根など平面が重要なモデルは
ヒケが目立ちますので、1ヶ月でも不安だったりしますね
また、エポパテですが
だいたいエポパテは反応を始めてから24時間では緩いです
48時間でかなり硬化し72時間で実用強度と言われていますが
プラモデル等の目立つ部分だとすると、さらに2~3日置いた方が
良いと感じます(メーカーによって差異あり)
最後に、エポパテは固形物同士を混ぜ合わせる関係上
混ぜムラがおきやすいので、完全硬化しないとか一部分が
ぶにょぶにょとか失敗すると取り返しがつきませんのでご注意を・・・
お礼
ものすごく良くわかりました。 今まで何度かこのサイトで質問させていただきましたが 最高の解答です。 どうもありがとうございました。 それにしてもプラモデルって物凄く時間がかかるんですね