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形が狂っている

初めてこちらに投稿します。私は今年美大受験を考えてる高校三年生です。一応志望校には大阪芸大・京都精華を考えています。 美研には高校一年生の冬から通っています。 私はデッサンというより落書き感覚の絵の方が描くのが好きで、デッサンをする時にそのような絵と区別してしまいがちで、どうしても上手くデッサンを描く事が出来ません。 美研でも、先生に良く「形が狂っている」と言われて、石膏デッサンなどはいつも全然似てないモノになってしまいます。 美研には、もう3年近く通っていますが、自分より遅く入った子の方がかなり上達していたり・・早い子だと入って3ヶ月くらいで劇的に変化していたので、とても悔しいし羨ましいです。ですが、どうしても自分の絵を客観的に見れていなかったりして「形が狂っている」という事に気がつかないことが多く、先生などに指摘されて気が付くということもしばしばあったり離れて見て初めて・・・という事が良くあります。 どうにかして正確な形を見て描く力をつけたいのですが、普段家で出来るような方法で何か良い訓練方法は無いでしょうか?どなたか良いアドバイスをいただけると嬉しいです。 それから志望校についてなのですが、恥ずかしい話しですが、関東方面の美大は分かるのですが、関西方面の美大の難易度がイマイチ良く分からないのす・・・自分の志望校の事なのに本当にお恥ずかしいのですがどなたかわかりやすく解説していただけたら幸いです・・・。

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  • illashige
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回答No.1

概念的に絵を作ってしまうのが原因だと思います。 まったく絵心のない普通の人に人の顔を描いてもらうと、ほぼ全員丸の中かなり上方、おでこのあたりに目を入れ、円の中心あたりに鼻、その下に口、つまり、顔の輪郭の中いっぱいに中身を描きます。 これは、心象的に、顔の中身のイメージが強く(さらにいえば、目の印象が強いので、目がすごく大きくなります)、顔の輪郭の中いっぱいにその人の印象を感じるからでしょう。 しかし、、成人でも目の位置は頭蓋骨の高さの約半分くらい、その上は額と髪の毛です。顔の中身は下半分に収まっています。 かなり絵の経験のある人でも、これに似た先入観、思い込みによる間違いを犯す危険があります。 若い女性を描けば、実際よりウエストを細く描きたくなり、足も長くなってしまいます。(意図的なディフォルメではなく、それが真実だと錯覚していることに問題があります)。 このような先入観を払拭するのは、想像以上に難しいことです。 ちょっと見に絵のうまい人でも、こうした先入観がデッサンを弱くするものです。 では、どうすればよいかというと、デッサンする対象を未知の物体だと割り切って描くのがいいと思います。 りんごだとか、石膏像(人間)だとか、あえて考えず、ひたすらフォルムを観察するようにします。 石膏像は、鼻だの目だのとは思わず、地形だと思って、ひたすら正確に出ているところ、引っ込んでいるところを木炭紙に写し取ってください。 りんごは、りんごだと思うと、モデルを見ているようで、見ていないことになりがちです。りんごは、丸くて、上と下がちょっとへこんでいて、ヘタがあって、球体だから、陰が光の反対側に、後ろの壁の反射で、陰の一番暗いところは、ちょっと輪郭より内側かな・・みたいな、”概念”が観察を妨げ、空で絵を作ってしまいます。結果、不正確なデッサンになってしまう。案外、小さいときからちょっと絵がうまかったりするとこうなりやすいです。 生まれてはじめて見たわけのわからん物体なら、ひたすら観察して、注意深く、恐る恐る形をなぞるしかありません。(もちろん、デッサンの基本として、ここで最初からディティールに捕らわれてはいけません。最初は全体を大づかみに!) 昔から行なわれている、腕を伸ばして鉛筆や木炭を立てて、比率や角度を測る方法も先入観を追い払うのに非常に有効です。 途中で、絵をさかさまにして見たり、鏡に写して見るのも、バランスの意味だけでなく、先入観を振り払うよい方法だと思います。

grap178
質問者

お礼

早速のアドバイスありがとうございます。 先入観や概念、確かにそれが原因というのは大きいと思います。いつもデッサンをする時なんとなくこんな感じ?で描いてることが多いと思います・・。 漫画のキャラクター(ドラえもんとか)を私はよく描いていますが、そういう絵は上手いねと先生にも誉められて、デッサンもそれくらい上手く描ければいいのに!と良く言われます。 だから余計にデッサンと落書きを区別しちゃって概念でとらえようとするんだと思います。 とりあえず以前に、デッサンの基礎から勉強する為にテキストの様なものを買ってあったので、それらを有効に使ってなるべく家でもデッサンする事を心がけたいです。 ご意見ありがとうございました。参考にさせていただきます!

その他の回答 (4)

  • Gody
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回答No.5

こんにちは。 No.1の方がおっしゃっているように、形が狂ってしまっている、というのは自分のイメージで描いてしまっている、という場合がほとんどです。そしてそういった部分には大変気付きにくいものです。そういう場合は、描いたものを遠目から見てみると全体的な形の崩れ、大きさのバランスに気がつきやすいです。鏡で左右を反転させてみるのもよいでしょう。 ですが、そうやって測っても、まだおそらく狂いが生じていると思います。ここで問題となるのは、じゃあ単純な記号などがあって、そのすぐ隣に同じものが描けるか、ということです。この同じように描くという力、模写力がデッサンにもやはり影響します。結局は見ているものを模写するのですから。 ですので、模写が上手くできないのであれば、まずは模写の力をつけるというトレーニングをしてみるといいでしょう。はじめは記号や単純な図形、次は写真の模写……という風に。ただし、写真の模写はイメージで描いてしまうという癖が出やすいので、どうしても駄目と感じたら逆さまにして描いてみましょう。答え合わせは重ねて見ましょう。 あとは知識を持つことです。ここはこうなっているはずだ、みたいな知識です。微妙に上の記述と矛盾するようですが、その知識で描くのではなく、その知識でおかしいところを探す、という感覚です。例えば立方体を描いているのだったら、パースにちゃんとのっているか、とかです。 美大に関してはさっぱりなので、そこはご容赦ください。では、頑張ってください。

grap178
質問者

お礼

アドバイスありがとうございました。 模写力、結局はそういう事ですよね。単純な図形からのトレーニングをまずやってみたいと思います。 知識は確かに必要だなあと思います、石膏デッサンなどは特に形に変わりが無いものなので、ココにへこみがあってここがふくらんでいてという風に把握が少しでも出来ていれば良いですよね。知識というのも大切な要素だと思います。 やはりまだまだ勉強が足りないなあと思いました、描いてみるだけで無くたくさんの人の作品に目を通すのも大切な事ですね。 実践的なアドバイスをいただけて、分かりやすかったです。早速実践してみたくなりました。 わかりやすいご意見ありがとうございました。

  • kettouti
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回答No.4

以前、なにかの本か雑誌で読んだ記憶があるのですが、美術大学でのデッサンの授業では、生徒の背中に定規?とか、物差し?とかを入れて、とにかく背筋が曲がったりして視線がズレないようにさせ、常に同じ視線で物を見て描く練習をさせると書かれていました。いったん休憩などしても、描き始める時は以前と同じ姿勢、同じ視線で描かせるようです。(しっかりと身に付くまで繰り返し行う) 時々、美術関連の本とかTVとかを見ていると、プロの画家がキャンパスなどに絵を描いている場面(デッサンですが)など見ることがあります。その時の姿勢を見てみると、背筋を真っ直ぐにして描いているような気がします。(イスに座っている時も背筋は真っ直ぐですね) それから、キャンパスとの距離ですが、少し肘が曲がる程度で、腕の伸び方も真っ直ぐに近いような気がします。 それが、物を見て描く時の(デッサンする時の)基本的な姿勢なのではないのでしょうか? とにかく、視線をズラすなと言う事ですね。 物というのは、少し視線がズレる事によって、いろいろな形に変化します。 たとえば四角の物が、台形になったり、長方形になったり、ひし形になったりと。ようするに視線がズレる事によって、それまで見えなかった部分が見えてしまう状況になります。そういった部分を後から後から描き込んでいくと、なにかバランスの崩れた絵になってしまうのではないのでしょうか? ちなみに「ミステリアス ピカソ 天才の秘密」というDVDがあるようです。 ピカソのデッサン力は完璧といって良い位にスゴイとの事です。 イタリア・ルネッサンス時代、「レオナルド・ダ・ビンチ」「ミケランジェロ」と共に並び称され、その絵画においては、画家を目指す人達の全てにおいてのお手本であるといわれている「ラファエッロ」と同等とも言われるほどのデッサン力だそうです。ピカソ自身も、このような事を言っているという記事も読んだ記憶があります、 ですから、このような美術関連のビデオ、DVDなどを見る事も参考になると思います。 ただ絵画のスゴさでなく、描いている時の姿勢、目線、腕の伸ばし方、構え方(足の位置)、キャンパスの位置、鉛筆?の持ち方等といった所から参考にしてみる事が良いと思います。 まずは、カッコイイ絵や、キレイな絵を描く事よりも見た物を正確に描く事が出来る基本的な部分を身に付けると言う事から見直してみたら良いと思います。

grap178
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 姿勢については考えたことがありませんでした! そういえば、先日美研で背もたれのあるイスを使おうとしたら先生に「姿勢が悪くなるから」と言われたのはそう言う訳だったのですね・・・。 他にも、私はデスケルを使って位置を測ったりするんですが、デスケルは使う時に、どうしても腕を使って位置を固定して対象を覗くから、腕をピンと伸ばして測る場合にはそんなに違いは無いにしても、腕を曲げたりしてデスケルを固定する微妙な位置にある場合は、どうしても位置がずれてキャンバスにもずれた位置でデッサンしてしまうと言う話を聞いたことがありました・・・。 有名な画家のDVD・ビデオなどは見たことがありませんでした・・。明日も休みですから早速近所のレンタル店にでも行って探して見ますね。 色々なご意見とっても参考になりました。本当にありがとうございました。

  • noelle
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回答No.3

わたしは素人で、趣味でカルチャーに通っているだけですが、それでも、それなりにデッサンは上達しました。(直されるところが減った) 基礎の本に、対象物の長さの測り方を書いてありますね。鉛筆などを腕を伸ばして長さの関係をとらえるわけです。それから、たとえば目の端、唇の端が、たてよこ夫々別の要素(耳とか)のどこにあたるか、線を引いたり。。。 ま、もちろんご存知だと思いますが、そうしないで好きなように描いてしまうんじゃないですか?最近買った本では、顔を長方形の集合体で分析していました。 あと考え方ですが、イラストなどで活躍(仕事)をしている人は、かならずしも美大出身ではないですね。だから個性も重要だと思いますが。。。

grap178
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 モノの見方にも様々なものがあるんですね・・・顔を長方形の集合体として見るというパターンははじめて聞きました。 イラストの仕事をしている方には美大出身じゃない方ももいる、というのは本当に尤もなご意見だと思います。 でも私の場合、今までに親が美研に通うために払ってくれていたお金という物があって、やはりそういうことを考えてしまうと、どうしても美大受験に考えが行ってしまいます・・・。そんな甘い考えで美大に行こうとも思いませんが・・・。でもそういうパターン(美大に進学しない)も一応考えておくべきですよね・・。ご意見ありがとうございました。

回答No.2

こんにちは。 私は画家を志しています。 まず、現在の関西の美大は、はっきし言って下手でも受かる現状にあると思います。とくに大阪芸大は、絵を描き始めて間もない人でも受かります。それは、受かった人の絵を見て分かりますし、何より関西の私立は下手でも受かるが売りといっても過言では無いくらいだとも思います。ただし、軽蔑の意はありません。 京都精華、それなりに画力は要ります。が、はっきり言うとそんなによくない絵でも大丈夫です。 厳しいことを言うようですが現状はそうなので、 >関西方面の美大の難易度がイマイチ良く分からないのす・・・自分の志望校の事なのに本当にお恥ずかしいのですがどなたかわかりやすく解説していただけたら幸いです・・・。<あなたが言うそのレベルでならあなたはどちらにも受かることでしょう。しかしそれは本当に絵で判断する学校で無いからです。そしてあえて言いませんが、それの無論良し悪しはアナタにも分かることと思います。 もしアナタが、良い絵、良いデッサンを描きたいのなら、大学選びで妥協しないでほしい。 つまるところ、基礎を付けれるのは今であってるのにも、アナタは今のやり方で満足してしまっている部分があるはずです。 関東方面の美大の難易度は分かるのでしょう? それは、やっぱりいい絵を描いてるなぁ。とも思うんでしょう? 東京芸術大学。不可能と思いますか?何故?先生がどうだって行ってたから? 関係ないでしょう。 別にアナタの進路は否定しません。が、絵はイイと思うものを見、そしてイイと思うものを描きましょう。 画塾はもっと大手に行くことを進めます。 難易度よりも、絵で選びましょう。不可能はないです。下手だからこそいい絵を描くところに行くのです。 アナタの、画塾での葛藤が昔の自分と似ているところがあり、すこし感情的に言いました。しかし、それはまだのびる証拠です。 冬期講習、東京に行って見なさい。素晴らしい経験が出来ます。きっとあなたの人生を覆す何かがあります。GOOD LUCK

参考URL:
http://www.yamaji.com/guide/yobiko/kantou.html#tokyo
grap178
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 実は今日、丁度大阪芸大のオープンキャンパスがあったので行ってきました。学部の数が多いマンモス校とあって、以前行った事のある女子美さんのキャンパスと比べるとかなり広い敷地にありました。 難易度についいては、センター2科目実技試験無しで受験できる当たり、さほど高くは無いのだろうと感じてしまいました。 その後京都まで精華大学も見に行って資料だけは頂いて帰りましたので、あまり印象は薄いので後日届くはずの資料を見て判断するつもりです。 大学選びに、まだまだ消極的な面がありすぎる自分には、とても参考になるご意見でした。冬期講習の東京行きも考えてみたいです。 本当にありがとうございました。