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20歳半ばで漫画家を目指す
僕の友人が10代の頃から漫画家を目指しているのですが、中々難しいらしく今年で20代半ばです。最近、持ち込んだ出版社の方に「20歳過ぎてのデビューはかなり難しい」と言われたらしく、めっきり自信を失っています。「努力すれば、信じていればきっとなれるよ」と言うのもなんだか逆に励ましにならないような気がします。20歳半ばで漫画家を目指している方々、良きアドバイスをください。
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20歳以下でデビューしているの方が非常に少ないです。確かに若いというのは武器になりますが、今はそれ以上に即戦力を求められるからだと思います。 実際27歳まで少年誌の作家さんのアシスタントをしながら生計を立て、28歳になってから少女まんが家としてデビューした人もいますし、少年誌でも25歳前後なら珍しくありません。 問題なのはそのご友人の実際のまんがレベルです。ご友人の目指されているジャンルにもよりますが年齢を理由にデビューは難しいとばっさり言われてしまうようだったらまず、自身のまんがについて客観的に見直す必要があるかもしれません。なぜなら、まんがさえ面白ければ年齢はさほど問題ではないからです。20歳でも25歳でも、面白いものを描けるひとは歓迎されます。ちょっと厳しい見方ではありますが、ご友人のまんがが面白かったら多分年齢は話題にならなかったでしょう。若くたって若い人の感性から遠い人だっているでしょうし、年齢を重ねていてもトレンドに敏感な人もいますよね。(もちろん編集さんは年齢も見ますし、加味もしますから、完全にどうでもいいわけではないんですが…) で、それを踏まえて、私ならご友人に頑張ってと言いたいところです。もちろん20代半ばでは生計も立てなければいけないし、周囲の目というのもあるでしょう。その辺をきちんとクリアしつつ、ではありますが、加齢そのものはまんがにとってものすごい大きなマイナスではありません。むしろどうしても絵か物語に大衆性がないとか、作品として欠落があったりする方が問題です。そして仮にそのご友人にそういった欠点があるにしろ、10代からずっと目指してきて、いまもあきらめていない根性があるのなら、自覚さえできればどうとでもなる、と思います。というか、そんなに長いあいだ挫折しなかったのだからよっぽどまんがが好きなんでしょう。(無論だらだらやってたら、あきらめなくても時間だけは過ぎてしまいますが、shibutaniさんのように親身に心配してくれる友達がいるのだからそういうタイプの人でもないでしょう) 社会的責任を果たすのは第一条件ですが、それに時間をとられてもなお、描き続けていれば変化も進歩ものぞめます。 ご友人に大事なのは年齢どうこうというより、自分の作品を見直し自覚する客観性と、それを克服する努力ではないかと思います。
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- sakatawantan
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デビュー出来るかどうかはその漫画のジャンルによると思います。 少女漫画、少年漫画の様なティーン相手の漫画雑誌では編集者の間では暗黙の了解で年齢制限が決められていると聞いた事があります。(たしか27.8歳だったと思います)。 どうしても、描き手の年齢を比較した場合、(仮に同じくらいのクオリティの作品が描けるのであれば)若ければ若い方程勢いがあるので期待をかけられる、育てられる、また読み手に年齢が近い方がその時のトレンドにも適応しやすいという理由かららしいです。 ただ、青年漫画等の読み手の年齢が比較的上のジャンルであれば、求められるものもまた違ってくるため上の限りではないと思います。 ナニワ金融道やきらきらひかるのような知識や専門分野に突出した物が受け入れられてヒットする例も多いですよね。 お友達がその年齢までに培ってきた知識や経験を最大限に生かす事が出来れば、ニーズに合った個性をアピール出来ると思います。 漫画と一口に言っても、物語の構成や紙面の見やすさなど、「第三者が読む」事を想定した大変な作業だと思います。 ちゃんと定職についている現実感をお持ちの方だという事でしたら、漫画を描く事、目標を持つと言う事は、これからの人生の中でとてもプラスになると思います。 私も昔漫画家になりたくて漫画の書き方など色々勉強した事がありましたが、今社会人になってみてその時の勉強が思わぬ所に生かされている事あります。(企画書の描き方、デザイン構成等々・・・) 長くなってしまいましたが、どうぞ冷静な目でお友達の事を応援してあげてください。
お礼
ジャンルに分けて説明までしてくださりありがとうございます。暖かいお言葉にもなんだか僕まで励まされている気分になりました。sakatawantan さんの回答を友人にも必ず見せます。最後の<長くなってしまいましたが、どうぞ冷静な目でお友達の事を応援してあげてください。>にはうなづきました。僕も友人の夢を追いかける応援を無責任なことはせずに行っていこうと思いました。
- K-1
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「ナニワ金融道」の青木雄二氏は45歳でデビューです。 さて、20歳過ぎてもデビューは可能です。 しかし、モノにならなかった場合の人生のリカバリーが効くタイムリミットが少ないリスクがものすごく高いです。 そういうわけで「もう諦めたら」という意味で言っているのでしょうね。
お礼
45歳でデビューなんてすごいですね。やはり年齢的なことを考えるとリスクにお大きさばかりに眼がいきますね。やっぱり諦めたら・・・という意味もこもってるんでしょうね。う~ん、この手の夢を追いかけている友人への励ましって難しいですね。お答えくださってありがとうございました!
>きちんと社会人をやりながらでも、漫画家になれる人はなれるし、社会人と漫画家を両立させている人もいます。 某酒会社広報に勤務しながら漫画家していた某氏とかジャンプで週刊連載しながら会社員していた某氏とかたくさんいます。 あとは4コマ漫画家は結構兼業だそうです。(アルバイト含む) なぜかといえば収入では食べていけないからだそうで。 複数のマンガ家がマンガの後書きで書いていますね。 兼業でがんばって見るのはどうでしょうかね?
お礼
そうですね、夢ばかり見ていても生活ができなければしょうがないですものね。そういったことも踏まえた上で友人には頑張ってもらいたいです。ご回答ありがとうございました。
その人はどの様な人でしょうか? もし、現在きちんと社会人をやっており、余暇を利用して漫画を描いているというのであれば、「難しいかもしれないけど頑張れ」で良いと思います。 ただ、定職にも就かず、漫画家だけを目指している状態であれば、「就職のある内に就職して、余暇で漫画を描け」というべきでしょう。 あと5年もすれば、「漫画家なんて夢みたいなモノを目指してきちんと働いてもいなかった30代」になってしまいます。そんな人を雇うところは少ないですよ。 >出版社の方に「20歳過ぎてのデビューはかなり難しい」と言われたらしく 出版社の慣用句では「モノにならない可能性が高いので、諦めたら」ということですね。20代も半ばということで今後の伸びしろもなさそうだし、漫画に打ち込んで人生を棒に振ることが無いようにということです。 倉田真由美さんのようにある程度の年でブレイクするということもない訳ではないですが(まあ彼女は厳密な意味での「漫画家」ではないですけど)現実には難しいでしょう。 私は「自分探し」を煽るようなマスコミにも、乗せられる人(特に親)に反発を感じているので、厳しいことをいいました。なお、きちんと社会人をやりながらでも、漫画家になれる人はなれるし、社会人と漫画家を両立させている人もいます。
お礼
厳しいけれども的確な意見、ありがとうございます!友人はちゃんと定職に就いていますよ。しかし、現実問題、やはり難しいようですね。友人は最近スランプなようなのですがSID1969さんがおしゃるように漫画家になれる人はなれるのであって僕は友人として素直にそれを応援していこうと思います。趣味の範囲で終わってしまったとしても悔いのないようにしてもらいたいですね。ご回答、本当にありがとうございました!!
お礼
非常に暖かくお力のあるご意見ありがとうございます!!本当に優しい方々ばかりがご回答くださって嬉しい限りです。友人と年齢の話が出だしたのは割りと最近なんです。友人の作品傾向は話は近未来やSFちっくなものがほとんど。というか全てですね。ただ、とても友人は博識なせいか話の設定が少し難しい・・・と思うのです。(僕が浅薄な知識しかないせかもしれませんが)投稿作品はページ無制限の出版社もあるらしいのですが、やはりそれなりのページ数でまとめられた作品のほうが批評する側も良いと思うんですよね。でも友人にはかなりのSFこだわりがあるみたいで、持ち込みをしたときについ熱く自分で考えた設定の話をしすぎたらしいのです。その時に作品を見てくださった担当の方から「年齢を重ねると思想や趣味が偏りすぎていって柔軟なアイディアが浮かびにくくなる。若いうちはそれがあまりないので指導もしやすくなる」といったことを言われたとか・・・。う~ん、それも一理あるとは思うんですがね。でもrengenokoさんが年齢に関係なく面白いものがかける人は歓迎されるとおしゃっているのに共感です。持ち込み以外にもHP上で作品を発表するとかの手段もありますしね。長々とお礼文に書くべきではないことまで連ねてしまって申し訳ありませんでした。<ご友人に大事なのは年齢どうこうというより、~それを克服する努力ではないかと思います>のお言葉に感銘しました。僕も出来る限り応援していきたいです。本当にご回答ありがとうございました!本当に感謝しています!!