モロッコは2年前に行きました。初めてイスラム圏の国に行ったのですが、一言では言い尽くせないおもしろさがありました。
早朝に、コーランを読む声が響き渡り、それで目を覚ます体験は、不思議な感じです。古代に一瞬バーチャルトリップしたかんじ?ちょっとおおげさかもしれませんが、神秘的でした。
私は、カサブランカ・マラケシュ・ワルザザード・トドラ渓谷・メルズーガ砂漠・フェズ・メクネス・ラバト・エッサウィラを周りました。
モロッコで気をつける点はただひとつ。マラケシュやフェズなどの旧市街(スーク)での、声掛けです。疲れているときは、本当に腹がたつぐらいしつこいです。旧市街は入り組んでいるので、間違いなくガイドなしだと、迷ってしまいますが、ガイドを雇う気は私たちにはなかったので、幾らこちらが、"NO!"とはっきり断っても、付いて周ります。彼らにとったら、ガイドは貴重な収入源なので、幾ら断っても、強引です。完全無視を貫いたほうが懸命です。ガイドを雇う場合は公認ガイドがいいです。
私たちは、ガイドなしで勿論迷いましたが、周れない事はないので、迷いながら歩くのもいいと思います。
迷ったときは、女性や商売根性のない人たちに尋ねました。子供に聞くのもいいですが、商売根性丸出しの子供もいますのでご注意。
モロッコ人の親切は、見返りを要求していることが多いので、気をつけたほうがいいです。本当に親切な人もいますが、そういう人はあちらから声はかけてきません。
声をかけてくる人は間違いなく、日本人を収入源とみなして近づいてきているパターンが多いです。
マラケシュは、夕方になると、広場に屋台がところせましと出て大道芸人が集まり、熱気に包まれます。大道芸人の太鼓の音が幻想的に響いて、日本のお祭り会場とは違う、味わった事の無い雰囲気です。多分、昔とほとんど情景が変わらないのだと思います。
夜の風情はマラケシュがおすすめです。
あと、夜の風情といえば、メルズーガ砂漠の星空です。
私たちは、ワルザザードから、メルズーガ砂漠まで、途中で会った中国人の方たちと、ガイドと車をチャーターして行きました。メルズーガまでは公共機関がないので、個人で行く場合、チャーターするしか方法がありません。
メルズーガ砂漠の近くの村から、ラクダに乗り換えて?
1時間ちょっとだったかな?宿泊予定のテントがみえてきます。
夜はベルベル人の子が楽器をひいて、もてなしてくれます。それから、テントの外に毛布をかぶって寝転がって、流れ星見物です。空は満点の星で、びっくりするぐらい流れ星が見られます。
空気が澄んでいるので、星は本当に綺麗です。
あと、個人的に好きなのが、エッサウィラです。
ここは、海の町ですが、スペインの影響を受けていて、
ヨーロッパの雰囲気が混ざりあって、とても、絵になる町です。売られているものも、他の町に比べて洗練されたものが多いのも特徴です。
時間があれば、ぜひ行ってみてください。
あとは、アイベンハットゥやトドラ渓谷も印象に残っています。トドラはロッククライマーにも有名な、渓谷で、実際クライマーが上っていましたヨ。
渓谷は、まさにせまりくるってかんじで、本当にスケールが大きいです。
アトラス山脈とその周囲に広がる荒れた荒野と地平線・それから、地平線の向こうにメルズーガ砂漠が見えてきたときも印象に残っています。
あと、食事は美味しかったです。レパートリーは少ないです。タジン・ハリラ・クスクス・ケバブがメインです。旅の最後のほうでは飽きてきてました。美味しいのは美味しいのですが・・・その中で唯一光ったのが、メルズーガで食べた、土地の料理「カリヤ」です。モロッコで一番美味しかった料理ですのでお勧めです。
色々。語りましたが、正直、語り足りないくらい魅力的な国、期待を裏切らない国なので、ぜひ行ってみてください。
お礼
先週新婚旅行でモロッコから帰国しました。 本当に一言では語りつくせない国ですね。。 いろいろと参考にさせてもらいとても楽しい旅ができました。ありがとうございました。