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痛んだ油彩画の保存方法
私は絵心はなく知識もろくにないのですが、絵画を見るのは好きで、ごく最近、絵画を収集することに凝り出しました。 そこで、識者の皆様に教えていただきたいことなのですが、これら集めた油彩画はいずれも20~30年前の古いもので、程度の差はあれ、かなり痛みがあります。その保存方法についてです。 私にとって痛みは作品の価値を損なうものではないのですが、これ以上劣化しないようにだけはしたいと思っております。 購入した絵画はほとんどが木枠にキャンバスが張られただけの状態でしたので、本来ならきちんとした額に収めてあげたいのですが、サイズが30~100号と大きなものばかり。正直額を買い揃えるのも予算的に困難ということで、まずは手製の仮枠を木材で作成し、取扱時に痛めないよう、また、端の方からの痛みを進行させないようにしました。 50号位になると、額のアクリルがたわんで、かえって絵画を痛めそうでしたので、大きなものについてはアクリルは用いず、手が届かないような場所に飾っておくしかないかと思っています。それ以下のものについてはできればアクリル付きの額を揃えていこうかと思っています。 気温・湿度が大事と聞きますので、それなりに通気性が良くて直射日光が当たらない場所を選んで設置しています。ただ、常時エアコンとまでは行きませんが。 このような保存を行っているのですが、間違っていることや、その他に気をつけないといけないことなどはないでしょうか。 また、もう一つ、特に剥落が進んでいる作品についてなのですが、これ以上剥落が進まないよう、例えば油彩画用のニススプレーを吹きかける、などということはどうなのでしょうか。効果ありなのか、無意味、もしかしたら逆効果?と迷っております。 よろしくお願い致します。
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- ktas
- ベストアンサー率40% (9/22)
20~30年で剥落ということは、絵の具の使い方に問題がある可能性もあるんじゃない? 昔は絵の具の精製度が低いので、今より顔料の組み合わせの限定条件などが厳しかったりします。 その場合、保存法に心を砕いても痛みが進行するかもしれない。 原因も対策も千差万別でしょう。現物を専門家に見てもらうのがいいと思いますよ。お金のかかることですけどね。 私は素人ですのでここまで。 幸運を祈る。
- anothercentre
- ベストアンサー率48% (58/120)
絵画全般について言えば、よく調べられていると思います。画面が汚れるおそれはありますが、アクリルの使用については、私個人はあまり好みません。(どうしても色が変わって見えるので) 申し訳ないことに、油彩の保存・修復については専門外なのですが、剥落の進んでいる作品については、もしかして将来本格的に修復するときのために、現状をちゃんとした写真に撮っておくことをお勧めします。お持ちの作品のカタログを作るつもりでお考えください。
お礼
どうもありがとうございます。大変参考になりました。 シロウト考えで、ついアクリル万能のような気がしていました。確かにアクリル付きの額縁に入れると一見立派には見えるのですが、何となく質感(表現が違うかもしれませんが)が違ってしまうような気がしていました。 また、写真というのは気が付きませんでした。ちょうど写真を撮るのはとても好きなので、これも大きな楽しみになりそうです。さっそく撮影を始めたいと思います。一度に撮影するのは大変そうなので、少しずつ進めていこうと思います。飾って楽しみ、写真を撮って楽しみ、まさに「一粒で二度おいしい」という感がします。