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田舎のお坊さんは玄関から入らない

タイトルの通りです。 月参り、法事その他でお坊さんが仏様にお参りするのに、なぜ玄関から入らず、座敷の縁側から出入りするのか不思議でなりません。 ご存知の方お教え願います。 また街中の大きいお家ではどうでしょうか?

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noname#25358
noname#25358
回答No.1

 そもそも玄関から出入りしていいのは「正客」だけです。  「御用聞き」などの立場的に低い人は、正面玄関を利用してはいけません。  ……という昔の風習です。  「敷居をまたぐ」という言葉があるとおり、玄関を通ることはそもそも他人の敷地にズカズカ入ることであり、それ相応の失礼を伴う行為なのです。  その人の家にお邪魔するとき「ごめんください」と言いますね。何も悪いことしてない謝っちゃってます。  これはつまり、「勝手に敷居をまたいでごめんなさい」ってことなのです。  そのような失礼を働くのですから、「御用聞きは裏口からこっそり」入るのが慣わしです。  裏口から入っても失礼は失礼なのですが、こっそり入っている分まだ許されるわけです。  ゆえにお坊さんは、謙遜の意味で玄関を利用しないのです。

risunotorasan
質問者

お礼

早速のご返事ありがとう御座いました。 なるほど、玄関の敷居はそんな深い意味があったのですね。 文面を見ていて、私の質問内容は何処に行ったのかと少し不安があったのですが、文末にまとめて頂きほっとしました。 文書能力、説得力に感心しました。(1票) ありがとう御座いました。 家族に自慢できます。

その他の回答 (1)

noname#35582
noname#35582
回答No.2

> また街中の大きいお家ではどうでしょうか? 名古屋市の中心地に近い東区在住の者です。 私自身の家はさほど大きいという訳ではありませんが、玄関脇に縁側があり、その奥が仏間になっています。 でも月命日のお経の際、おっさま(和尚さまが転じたんだとおもいますが、家ではそう呼んでいます)は、「玄関から出入りされます。」 ちなみに宗派は浄土宗で、檀那寺は家の隣です。 家の玄関に鍵がかかっていない限り、案内を請わずに勝手に入ってみえて、家人が顔を出さなくてもお経を読んで、木魚の横に置いておくお布施を持って帰られます。

risunotorasan
質問者

お礼

ご返事ありがとう御座います。 宗派によって、違ってくるのでしょうかね。 余程でない限り縁側からは入らない。との解釈でいいのでしょうか? >案内を請わずに勝手に入ってみえて、家人が顔を出さなくてもお経を読んで、木魚の横に置いておくお布施を持って帰られます。 これは何処でも一緒ですね。 お布施が無くなってたら、お参りしてもらったと解釈できる、そんな時代もありましたね。 今は物騒で田舎でも鍵を掛け捲っています。 ありがとう御座いました。