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ライ麦畑でつかまえて
『ライ麦畑でつかまえて』を読みました。出版は白水Uブックスです。 しかし攻殻機動隊で出てきた、素子のセリフが見つかりません。つまり笑い男のロゴの周りに書かれている言葉です。原文を読んでいないので原文にかかれているようなら読んでみたいと思っています。 なにか勘違いがありましたらご指摘ください。
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ロゴを見ましたが I thought waht I’d do was, I (pre)tend I was one of those deaf-mutes という一節と推察できますね。 訳すと 『僕は目も耳も使えない人みたいなふりをしなきゃって思ったんだ』 「ライ麦畑~」は昔持っていて、確か主人公のこんな独白があったように 記憶しているのですが・・・。 (独白形式の作品はこれだけだったような) 心を閉ざし、内面に閉じこもる決意を語っているようですね。 作品のテーマに見合うセリフなので、再度お読みになって確認なさってください。 (deaf-mutesは差別にならないよう和訳を工夫してあるかもしれません) ちなみに「笑い男」はサリンジャーの短編集、「ナイン・ストーリーズ」の一編の 表題ですね。作者は感受性が繊細すぎて社会と折り合えない主人公を多く描いているので 他の作品ということもありえます。 アニメカテゴリ-で正答が得られない場合、文学カテゴリーで↑の原文を載せて 再質問する方法もありますね。
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- aki02aki
- ベストアンサー率53% (176/331)
No.2です。質問外ですが、せっかくサリンジャーに興味を持たれたようなので お節介でも簡単に紹介を。 >わたしは主人公がかなり卑屈だと感じ、正直いって理解できませんでした。 たしかに「勝手にひねくれてろっ!」と思いますね。 作品の後半で主人公に先生がアドバイスする場面がありますが、 むしろそのメッセージこそ、作者が若者に伝えたかったものだと思います。 (「きみは勉強を~」というところです) それが目的意識のない空虚な青春をおくる若者たちに響いたため 「思春期のバイブル」と今日まで呼ばれているのだと思います。 この本は内容や表現がぶっきらぼうなため、一時期全米の親たちから 「不健全な作品」と攻撃されたそうです。それをモチーフに取り上げているのが ケビン・コスナーの名作映画『フィールド・オブ・ドリ-ムス』です。 (サリンジャーをイメージした作家が登場します) >まずはサリンジャーの他の著書も読んでみたいと思います。 No.2で挙げた短編集、「ナイン・ストーリーズ」をお勧めします。 長編より易しく読めますし、とくに『笑い男』はすごく胸に染みて、 読書歴の中で個人的に忘れがたい作品です。
お礼
ありがとうございます。よく読むのはSFかミステリーですが、サリンジャーももっと読んでみようと思います。 『ライ麦畑~』がアメリカで有害図書のような扱いを受けていることは聞きました。 あの一人語りの文体とかなりブラックな表現が原因かと思われます。わたしはこの本の一人語りの技法が、いま注目のライトノベルに発展していったような気がします。ライトノベルもピンきりですが。良くも悪くも文学の世界に多大な影響を与えたということは事実ですね。
- Maldroll
- ベストアンサー率67% (42/62)
こんにちは。 自分も、攻殻機動隊を観て、サリンジャーを読みました。 自分が読んだのは、LITLE,BROWN BOOKSから出ている白い表紙のペーパバックでしたが、 確かに、25章に問題の文章がありました。 5番街を歩いている主人公が、 ヒッチハイクで西へ行き、仕事を探し、 誰も知らない人達の間で暮していこう、 と考えるシーンに以下の文章があります。 I didn't care what kind of job it was,though. Just so people didn't know me and I didn't know anybody. I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes. 多分、ここのことじゃないでしょうか。 日本語訳は読んだ事がないのですが、 これを手がかりに探してみてはいかがでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 私も攻殻機動隊で初めてサリンジャーを知りました。 25章といえば主人公の妹の描写があるあたりだったと記憶しております。わたしは主人公がかなり卑屈だと感じ、正直いって理解できませんでした。この本がいまだに様々な場所で売れている理由がいまひとつ分からないのですが、まずはサリンジャーの他の著書も読んでみたいと思います。
- yamikuro3
- ベストアンサー率17% (92/523)
攻殻機動隊の台詞をを知りませんので、全くわからないのですが、村上春樹氏訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の可能性はないですか? 時代も違いますので、野崎孝氏の訳とは違った表現も多いです。 でもある程度の長い文章なら判りますよね。 頼りない回答ですみません。
補足
ありがとうございます。 「キャッチャー・イン・ザ・ライ」ではありません。 アニメの本編では「青と白の背景に落書きのような顔の表紙」が出てきて、ちゃんと25章に書いてあると言っていました。つまり、ある特定の本をそのまま作品に取り入れてしまっているわけです。 しかし実際に読んで見てもそれらしき文章はありませんでした。村上春樹訳も再度確認して見ます。 ちなみにかなりアバウトですが、内容は「僕は目を閉じ口をつぐんで孤独に生きようとした」というものだったと記憶しています。アニメの中でその言葉を引用したセリフがとても印象的でした。ロゴ自体は英語で書かれています。 参考:笑い男ロゴ→tp://www.geocities.jp/themer_ex/wallpaper/
お礼
ありがとうございます。 原文を参照したほうが早そうですね。 例のセリフは、 >『僕は目も耳も使えない人みたいなふりをしなきゃって思ったんだ』 で、ほぼ合っていると思います。 わざわざお手数をかけさせてしまいました。辞書を引く努力をします。