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イカ天,ホコ天イズムとはどういう状況なのでしょう?
こんばんは。こちらのカテは初めてです。宜しく御願いします。 タイトルに関してなのですがイエローモンキーの吉井さんがデビュー(91年ごろ)当時の音楽シーンを非常に嫌悪していて「イカ天,ホコ天イズムみたいなのが嫌で,絶対人と違うことをやりたいかった」と言っていました。 イカ天,ホコ天というのはTV番組らしいというのは,聴いた事がありますが,実際、どういったバンドが活動していたのかは全く知りません(ユニコーンぐらいしか知りません)。 イカ天,ホコ天イズムとは似たような(あまり質の高くない)バンドがたくさんいた,という状況なのでしょうか? 宜しければ教えてください。御願いします。
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まさにそのブームに乗っかって青春を送ってたので…。 「イカ天」とは「イカす!バンド天国」というTV番組で最初は関東近辺のいくつかの局でしか放送してなかったのですが、途中から余りの人気でほぼ全国ネットになりました。(地方なのでその辺からしか見てません。) 三宅裕二と相原勇の司会で、色んな毒舌審査員が揃い、審査員の判断でダメだと思ったバンドはワイプアウトされてしまうと言う(下手したらイントロだけで消えたとか)酷な番組でした。 そして無事最後まで残れたバンドの中から毎週チャンピオンを決めて、5週(だったかな?)勝ち抜くとイカ天キングになれました。ブランキーは確実にそうでしたが、たま、Begin、フライングキッズ(浜崎貴志)あたりもそうだったかな?キングになれたのはやはり実力派でしたね。 出演バンドは上記のような今でも残れるようなバンドから、インディーズでなければ演奏できないようなばかばかしいバンド、果てはみうらじゅん氏など著名人が組んだバンドも結構出てましたね。 イカ天で人気があったバンドを集めて武道館でライヴをやったりもしましたが、大体「実力派」と「イロモノ」の両極端だったような気がします。もちろんイロモノの多くは消えていますが…(今もインディーズで活動してる人たちはいます。人間椅子とか頑張ってますね) 質が高いバンドは少ないけど、面白いバンドは多かったですね。個性的というか…。 ホコ天は原宿・代々木公園の歩行者天国です。今はもうないですが、当時は色んなバンドが軒を連ねてライヴをやってました。ビートパンクなどと呼ばれる部類のバンドが多かったですね。 ホコ天出身のバンドの代表格と言えば、JUN SKY WALKRE(S)、いわゆるジュンスカや、高校生バンドで有名だったBAKU、今やすっかり沖縄系のBOOMなどがそうです。ユニコーンはオーディション出身なので違いますよ。 アマチュアバンドをただで見られるし、ファンの女の子はより近くで見れると言うことで、人気バンドの周りは凄かったです。そこでファンジンを無料配布したりして、ライヴハウスへと誘導してたようですね。 私は知り合いのバンドを見に行ったことがありますが、ブームも去った頃で大して人はいなかったですね。 このムーブメントの約5年位前に物凄いインディーズブームがあったのですが(当時の御三家と言えば、ラフィンノーズ、ウィラード、有頂天でした。大阪ではDEAD ENDあたりでしょうか)その辺りからバンド人口が増え「バンドやろうぜ」なんていう雑誌も出来、ネコも杓子もバンドバンド…面白ければ客はつく、見た目がよければ客がつく(ヴィジュアル系の走りみたいな感じ?)と言う感じで、本当に音楽が好きでと言う人が少なかったように感じられたのかもしれません。 レコード会社もそういうバンドをこぞってデビューさせていたので「ホコ天」「イカ天」出身と言うのがある意味ブランドのような感じだったんでしょうね。 バンドのほうも、タダで演奏できたり全国の人に見てもらえるわけですから利用価値は十分あったと思います。 曲調で言うとポップで分かりやすい曲、歌詞やルックスは青春系でパンク風のファッションか、血・薔薇・死といった単語が続出で髪の色はとにかくカラフルで重力に逆らっているお化粧系…の大きく2つに分かれていたと思います。 今で言うと前者がロードオブメジャーなど、後者がDir enn grayなどに継承されていったのでしょう。 ちなみに「ホコ天・イカ天」世代のウェブリングがありました。個人のHPのリングのようですが、こういうところを見ていくとどんなバンドが活躍してたか分かると思います。 確かにこういう中でのイエモンのデビューは異色でしたね。と言っても皆、元々が有名なバンド出身者だったから、わざわざ乗っかる必要もないとは思いましたけど(苦笑)。
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- ucok
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既に回答にあったように、「イカ天」は番組名です。「イカすバンド天国」の略で、このアマチュア・ロック・バンド・オーディション深夜番組からバンド・ブームに火がつきました。それまでは、ロック・バンドなんていうものは、虫けら同然に扱われていて、その扱いがまた、ロックの反骨精神に合っていました。 「ホコ天」は私の知る限り、番組名ではありません。「歩行者天国」の略で、原宿の代々木公園前の歩行者天国で、毎週日曜にアマチュア・バンドがライヴをやっていた現象を指しています。ちなみに、この歩行者天国は、その時代時代で、竹の子族、ロカビリーなど、いろいろな若者の文化を産みました。 70年代初期からロック・バンドを見てきた私としては、「イカ天」「ホコ天」のおかげで、ロック魂のない自称“ロック”バンドが、ちまたに溢れるようになった、という印象が否めません。質の高さ低さというよりは、「それって、バンドかい??」という人たちが大勢出てきたとでも言いましょうか。 それはそれで楽しかったし、それぞれの“バンド”は実に個性的でしたが、吉井さんとしては、そういう軽薄な流行りもんや「現象」とは別の、我が道を貫きたかったのではないでしょうか。初期のイエロー・モンキーを思い起こすと納得できる発言ですね。 尚、「イカ天」「ホコ天」出身のすべてのバンドが軽薄だったわけではありません。既に挙がっているBegin(綴りは「Be」でございます^_^)やブランキー・ジェット・シティのようなバンドは、初めから実に本物志向でした。
お礼
こんばんは。回答ありがとうございました。 >「それって、バンドかい??」という人たちが大勢出てきたとでも言いましょうか。 吉井さんの言っていたことが,これで納得できました。 歩行者天国でライブをやっていたというのも初めて知りました。大変、参考になりました。 ありがとうございます。
- gogo_chups
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こんばんは。 僕も昔の話ですがホコ天の経験者なので回答させて頂きます。 まず、イカ天ですが 十数年前、どちらかのTV局で「イカすバンド天国」っていう番組をやってました。 アマチュアバンドが多数出演する番組です。 今、メジャーの中で出身者はBiginがいます。 他に、フライングキッズやリモートってバンドもメジャーになりました。 ホコ天は、原宿の歩行者天国でアマチュアが週末に路上で音楽をやってました。 場所は限られているので、早い物勝ちみたいな感じで。電源が無いから、みんな発電機で電源取って音出して。。。 ホコ天は、ある意味 日本の音楽シーンには欠かせないルーツでもあると思っています。 多くのメジャーも出ましたよ。 決して、質の低いバンドばかりではないですよ。 両者ともメジャーを目指すものにとっては、最高のステージだったのです。 ちゃんと回答になれてるかなぁ?
お礼
こんばんは。早速ありがとうございました。 「質の高くない」などと言ってしまいすみません。ホコ天はTV番組かと思っていました。そういう時代、というか現象があったのですね~。とっても驚きです。ありがとうございました。
お礼
こんばんは。回答して頂いてありがとうございました。URLまで載せていただいてありがとうございます。 >今で言うと前者がロードオブメジャーなど、後者がDir enn grayなどに継承されていったのでしょう。 この説明で,ピンときたというか,イメージがすごく湧きました。たまやジュンスカは,かろうじて名前だけという感じですが,吉井さんの発言と照合してみて,だいたいの感じがわかりました。ありがとうございました。