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アート(美術)の大学と大学院について
今アートを勉強するためにアメリカの東海岸の4年制大学へ行こうと思っています。 そこで質問があるのですが、私はもう行きたいなとおもっている学校を絞っているのですが、それが私立のアート学校なので学費がとてつもなく高いです。 私は将来アメリカか日本かどちらかで働きたいというのはまだ決まってないんですが、もしアメリカで就職活動をするなら、大学院にも行った方が良いのでしょうか? 本命の学校を大学で4年で出てそのまま就職活動をするか、本命ではない安めの大学へ行ってそのあと本命の学校の大学院へ行った後就職活動をするべきか迷っています。 大学院を卒業するのとしないのではやっぱり仕事を探す上でかなり違ってくるのでしょうか。
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セラミック、プリントメイキング…、どちらも就職には向いていませんね(笑)。私は、アート系の大学へ行く人は就職が厳しいことは覚悟の上だと思っていたんですが…。 好きな勉強がしたいのか、就職に有利な勉強がしたいのか、目的を絞った方がいいですよ。就職が目的ならば、アートなど論外で、ビジネスやファイナンスなどをお勧めします。これは日本でも同じ状況じゃないかしら。 プラクティカル・トレーニング(OPT)というのは、短大・大学・大学院を正規に卒業した留学生に与えられる研修期間です。移民局に申請すれば1年間限定の就労が許可されます。留学生は卒業後60日以内に帰国しなければなりませんが、働きたい人には実地で仕事をする機会をあげよう、という猶予期間です。 ふつう留学生は、OPTの期間内に仕事を見つけ、企業側がビザ・サポートに同意すれば、H1-bという6年間の就労ビザを申請することになります。そして、企業側が永住権申請に同意すれば、H1-bの6年間の間に永住権を申請することになります。アメリカで働くには、いろいろな手続きが必要なんですよね。 また、9ヶ月以上の期間を正規留学生として勉強していれば、在学中にも同様のPTを申請できます。アドバイザーと移民局の許可を得て、学期中は週20時間まで、休みの時期にはフルタイムで、有給無給に限らず、専攻に関連した企業でインターンとして働けます。この場合、在学中に合計1年未満という制限があり、1日でも越えると卒業後のOPTが申請できなくなります。 授業の一部や実習としてインターンが必要となる科目であれば許可は必要ありません。 アメリカで就職する秘訣は、在学中のPTを最大限に活用して、インターンを見つけて働き、コネと経験を作っておくことです。学校で制作や勉強に励んでいるだけでは、就職に何よりも大切な経験やコネができません。 また、アメリカの求人は「最低1年以上の経験」という条件が多く、新卒で経験がない場合、「未経験可」での仕事では就職の幅が狭くなってしまいます。インターンでも「経験」として評価され、少しでも経験があれば有利になりますからね。 また、私はできるだけ4大に1年生から勉強することをお勧めします。Fine Artの場合、ファンデーションという必須科目が学年ごとに組まれているので、節約のためにコミカレで2年間を過ごすと必須科目が合わなくて、編入してから回り道をする可能性が高いですから。 それから、アートでは、有名大学ほど教授陣の質が高いです。私は絵を書くのが趣味なので、仕事の傍ら、幾つかの大学に通って絵画・イラスト・陶芸のコースを履修しましたが、授業料が最も高かったSchool of Visual Artが、授業のレベルや設備の質が最も高かったです。 diaeさんが満足できる留学経験ができますよう、心からお祈りしております。
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- milky2222
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アート系の大学は、卒業しても就職は厳しいです。 diaeさんが選ぶ専攻にも左右されますが。 NYのアート系大学卒業者の友人たちは非常に苦戦していました。日系の市場が狭く、美術系学部卒業の留学生数は多いのに就労ビザをサポートしてくれる日系の求人が少ないからです。 最も潰しがきくグラフィック・デザインやマーケでも、30社以上面接をして就職が見つかったら超ラッキーで、Fine Art系は壊滅状態。殆どがプラクティカル・トレーニングの切れる1年後には帰国してしまいました。 アメリカでもアート系はフリーランスが普通の雇用形態なんです。企業で働きたいアート系の新卒はパートタイムの仕事で経験を積んだ後に就職することが多いので、就労ビザがないと働けない外国人には完全に不利なんですよね。 これは、大学院を出ても似たような状況だと思います。 ただ、専攻によっては、大学院を出るとアート・ディレクターなどの専門職になるので就職の幅は広がりますが、その分、英語がネイティブ並みにできて現場を知っていないと、かなり辛いです。アメリカ人は、大学を卒業して数年働いて現場を知り、大学院へ戻って、より高い職を目指す、という人が多いです。 もっとも、学生時代に大きな賞でも獲得したり、有名な画廊がついたりするほどの卓越した美術の才能があれば、別の話なんですけれどね。
お礼
丁寧に教えていただきありがとうございます。 就職のマシなグラフィックなどでさえ、そのような状態だったんですか・・・ わたしはセラミックかプリントメイキング(どちらも全く違う分野ですが・・・)をやりたいと思っているので余計に苦しいですよね。 就職のこと考えたら憂鬱です。。。 あと、プラクティカル・トレーニングについてよくわかっていないのですが、インターシップとは全く異なるものでしょうか?
- soratiera
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アメリカで就職を希望されるのであれば、「diaeさんにしかない能力」を示さないと就労ビザがおりにくいということを覚えておいて下さい。 9.11以降ビザに関する規則がかなり厳しくなっていますので、アメリカの大学を卒業して、そのまま働くということは(卒業直後の1年間のプラクティカルトレーニングビザを除いて)現実的にかなり難しいものとなっています。 大学で芸術を専攻する場合、現実的に考えると卒業後の選択肢は次の2つに絞られます。 1: 芸術家 2: 芸術を教える教員 1を選ぶ場合は、どれだけ高い学位をもっていても、学位ではなく、diaeさんの作品が評価の対象となるため、あまり学位について気にする必要はないかと思います。評論家と対等に議論したい場合は必要となるかと思いますが…。多くの芸術家は自分のために作品を作っていると思いますし、学位のことはあまり気にしていないのではないでしょうか。 逆に、2のように学生に芸術を教えたいと思っておられるのならが、大学院にいって修士や博士号を取られることを視野に入れるとよいかもしれません。教員を採用する場合、学位はとても大切な要素となりますので、とっておいて損はないと思います。アメリカで就職を考える場合は、大学院出の方が可能性は高まるかと思います(専門知識を修得しているという意味です)。 もし、大学だけで芸術を学び、卒業後は普通の会社に就職したいというのであれば、上記は当てはまらないので何ともいえませんが、大学院は一度働いた後でもいくことができるし、多くの場合、一度社会を経験した人物の方が入学の際に評価が高まることも多いということも紹介させていただきます。 今、将来についてはっきりと決めすぎても、あとで意見は必ず変わるはずなので、今の所は大学で何を学び、学んだことを使って何をしたいかという点をよく考えるだけでも良いかと思います。そこまでしっかりと考えられていたら、卒業する時にdiaeさんの進むべき道は光で照らされていると思います。 また、東海岸のアートスクールの学費が高いことは容易に想像できますが、1-2年生をどこか田舎の学費の安いコミュニティーカレッジで過ごし、東海岸のアートスクールに3年次編入をすれば学費もかなり抑えることができると思います。
お礼
丁寧に教えていただきありがとうございます!まだ将来つきたい仕事などは細かく決まっていないのであまり先を考えすぎてもダメですよね。数年後就職状況が良くかもっと悪くか変わってるかもしれないですし。アドバイスありがとうございます。まずは大学のことだけを考えようと思います。 1,2年次をコミュニティーカレッジで過ごすこと考えましたが、私はアートの専門大学に行きたいと思っているので、その場合は勉強する内容が全く違うので編入する際に単位が全部移らないというのを読んだことがあるんです。 だから4年間みっちり勉強しないといけないのだそうです(―_―;)
お礼
お礼を言うのが遅くなりすみません。 またまた丁寧に教えていただきありがとうございます。 やはりアートに関して留学する場合は就職の厳しさ覚悟で行かなくてはいけませんよね。。 ビジネスやファイナンス・・そういうのが授業で取れたらいいんですが。 ダブルメジャーというのもいいかもしれないです。ただかなり大変だという話ですが(;´―`) アメリカの大学にもファウンデーションというのがあるんですか!私はイギリスとアメリカの限られたアート専門大学(調べたところによると2校くらい)しかないと思ってました。 SVAは行きたいなと思っている2校のうちの1校です!もう一つはロードアイランドにあるアート私立大学です。 今高校生で留学中でもうすぐ帰国です。 帰ったらTOELとポートフォリオの制作頑張りたいと思います!