理容師をしています。
私は,はじめて丸刈りをする人には,「覚悟」を聞くために,一度は止めます。
まぁ,たいていは,「大丈夫,やって」と言われますから,そのまま,丸刈りにしますけどね。
でも,すでに丸刈りをしている人であれば,5厘(2mm)刈り以上であれば,どんどんやってしまいますよ。
1.5mmというものはありませんので,たぶん,1厘(1mm)刈りのことを指していると思いますが,流石に,これは一度ならず二度は止めます。
もちろん,理容師の私がする場合のことでして,yuuya16さんなどのように自分でバリカンをかける人の場合は,それが5厘刈りであっても,何回でも止めますね。
やめておいた方が良いですよ。
その理由ですが,まず,虎刈りになりやすいです。
2分(5mm)くらいでしたら,なんとか目立たないとは思いますが,5厘にしてしまいますと,ちょっとの虎刈りでも目立ってしまいます。
1厘になれば,もっと目立ちます。
さらに,1厘の場合,タオルが使えなくなってしまいます。
というのは,そこまで短い髪の毛というのは,大変強度を増してしまうため,すっっっっごく,タオルや手ぬぐい(まぁ,最近では使う人はいないと思いますが・・・)が引っかかりやすくなってしまい,もし,引っかかったままタオルを動かしますと,首が捻挫をしてしまっても不思議はないと考えています。
特に,夏,プールや海に友人といったときには,まわりに充分注意する必要がありますね。
もし,不用意に振り回されたタオルに頭が引っかかったとき,気を失うくらいに頭が振られることは,充分考えられることですからね。
かなり,危険ですよ。
5厘なら大丈夫かというと,yuuya16さんの場合,1週間に1度はバリカンをかけているようですから,5厘でもそうすると思われますので,危険なのは変わらないと思います。
髪の毛の硬さにもよるのですが,5厘で刈ったばかりの髪の毛も,やはり,タオルなどが引っかかりやすいですからね。
もっとも,更衣室などにはいる際は,自分が持っていったタオルを頭にかぶせておけば,その危険は回避されます。
また,自分で頭を拭く場合は,頭を拭くのではなく,頭皮の水分を吸収するように,タオルを頭にのせて,軽く押さえるだけで充分です。
夏に近づくほど,ドライヤーはいらなくなりますから,シャンプー後は,お手軽といえばお手軽ですけどね。
ちなみに,3分(6mm)刈りの場合は,刈ったばかりでも,一応,シャンプー後には,ドライヤーをかけた方が良いですよ。
髪の毛を短く刈れば刈るほど,風が吹けば涼しいですが,逆に,日光も頭皮に当たりやすいですから,暑いです。
それだけ,日焼けしやすいと言うことです。
少しくらいは日焼けした方が良いですが,焼きすぎはいけません。
では,日焼け止めクリームを塗ればいいと考えるかもしれませんが,頭髪の毛穴の中に日焼け止めクリームが入り込んでしまい,毛穴を塞いでしまいます。
そうなりますと,毛穴の中から日焼け止めクリームが出てきにくくなってしまいますので,あとが大変になりますから,出来る限り,日焼け止めクリームは塗らない方が良いですね。
ということで,5厘刈りや1厘刈りは避けた方が良いと思いますよ。
もし,今よりも短くしたいのでしたら,2分刈りか1分(3mm)刈りがお勧めです。
1分刈りでしたら,タオルも引っかからなくなりますし,2分刈りになれば,さらに,日焼けも焼け過ぎなくなると思われます。(もちろん,日光浴する時間にもよりますけどね)
最後に,余談を1つ・・・。
バリカンに書かれている数値は,実際の長さではなく,バリカンの刃を区別するために便宜上として書かれている数値です。
明治の昔は,「1枚」(2mm),「2枚」(3mm),「3枚」(5mm)・・・と言っていたのです。
バリカンの動かない方の刃の下に,「ゲタ」をはかせ,その枚数で表していました。
そのゲタをはかせないのが,今の1厘(1mm)です。
ですから,正確に1mmでもないし,正確に6mmでもないですよ。
それに,バリカンの刃は,使えば使うほど,研げば研ぐほど,薄くなっていきます。
ですから,使うバリカンの刃によっては,同じ3分でも,刈り終えたあとの髪の毛の長さは,違ってきても当たり前ですね。
お礼
たくさんありがとうございました。 やっぱり五厘は危険ですか。 3mmくらいがベストなんですかね。 虎刈りについては心配ないと思います。 刈りにくいところは人にやってもらってるんで。