技術面に関しては素人が聞き齧った程度ですが...
アンプ=amplifier=増幅装置の略です。電力を増幅するには、P(電力) = I(電流) x E(電圧) ですから、電圧を増すか、電流を増すかしてやれば良いわけです。
電流を増す場合、電圧を一定に保って電流量を増やすことになります。これを定電圧型といいます。電圧帰還型とも呼びます。(出力部と入力部の電圧を一定に保つようにフィードバック=帰還させるため。)
一方、電圧を増す場合、電流量を一定に保つことになります。したがって、こちらは定電流型あるいは電流帰還型です。
電圧帰還型は電圧を一定に保って電流量を変化させようとするため、出力部に何アンペアの電流が流れても関知しない、というのが建前になります。同様に、電流帰還型は、電圧が何ボルトになっても知ったことではない、という理屈です。(もちろん、市販品の場合は安全のために保護回路が入っています。)
ここで音声との関係ですが、アナログの音声信号は電圧の形で取り扱われますから、その意味では電流帰還型、すなわち電圧を増幅する回路構成の方が理に適っている、というのが電流帰還型を支持する意見の根底にあるようです。
日本のメーカーのアンプに電流増幅型=電圧帰還型が多く見受けられるのは確かですが、外国製品の多くが電圧増幅型=電流帰還型かというと、必ずしもそうとは言い切れないでしょう。(統計を取ったわけではありませんが。)
蛇足ですが、オーディオ機器である以上、回路構成がどうとか、パーツのグレードがどうとかいうのは二の次の問題であって、出てくる音が納得いくものでなければ意味がありません。
音を語るのに理屈は必要ありません。良いものは良いし、悪いものはどんなにご大層な理屈があっても悪いとしか言えません。音の良し悪しを回路やパーツに求めるのは、音楽の本質から逸脱したものと考えます。
お礼
回答有難うございました。やっぱり試聴が一番のようですね。でも試聴が出来る店がないんですよね。