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占星術のネタは誰が考えているのですか?
「占い」というのは,迷える人々の道しるべですよね. 新聞や,雑誌,朝テレビなど毎日のように 「占い」で「あなたの今日の運勢は...」 とあります. これらは,非常にたくさんあって,統一した見解なのか,ものによってバラバラなのかわからないのですが, 流派や宗派があるのでしょうか. これらのルーツのわかる系統図やマップのようなものありましたら教えてください. 細○数子氏の占いも,氏が何かを基にして,独自に編み出したものと聞きました. テレビネタは,「放送作家」が創作しているという話も聞いたりします. この「占い業界」の実態にお詳しい方の情報をお願いします.
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はじめまして。 アメリカの超常バスターとして有名なジェイムズ・ランディによれば、雑誌に載っている占いは、出版社の新人が、てきとーに書いてることが多いそうです。 ランディ自身も、若い頃に占いコーナーを担当したことがあり、毎週てきとーに書いていたそうです(笑)。 しかし後日談として、ランディがカフェに寄った際、彼が書いた占いが載っている雑誌について話している客がいて、こう言っていたといいます。 「この占い当たるんだよねぇ!」 イワシの頭も信心ですね。 >細○数子氏の占いも,氏が何かを基にして,独自に編み出したものと聞きました 細木数子は、中国の「易経」を基にしていると自称しています。 しかし、易経のどこをどうひっくり返しても、六星占術と結びつくところはありません。 それよりは、細木数子の六星占術は、昭和40年代にブームになった『ゼロ占星術』の原理と非常によく似ています。 また大殺界の出し方は、四柱推命の天中殺の出し方とよく似ています。 どうやら本人は、六星占術は「占いブームに便乗した安易なパクリ」ではなく、「中国4000年の歴史がある占い」と思わせたいようです。
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西洋占星術に関して言えば、特に流派や宗派といったものはありません。 「古典派」を名乗る人々や、近年流行の「心理占星術」の名を掲げる人はいますが、やっている内容には大差なかったりします。 西洋占星術の技法は数多くあるため、個人個人が気に入った技法を組み合わせて使っているというのが実情だと思います。 ただ、テレビや雑誌の星占いは「太陽占星術」と呼ばれ、西洋占星術とは似て非なるものです。 一昔前、西洋占星術は日本ではほとんど知られていなかったため、誕生日さえ分かれば結果が分かる簡便な太陽占星術が考案され、雑誌などで紹介されて流行しました。 西洋占星術は基本的には10個の天体を使いますが、太陽占星術では太陽1個しか使いません。 単純に考えても10分の1の精度しかないわけです。 そのようなものを占いとは呼べませんから、言ってみればエンターテインメントなんです。 当たることよりも内容の面白さが求められるため、下にも書いてあるように、占星術の知識のないライターさんが書く事は珍しくないようです。 占い師が書く場合ももちろんありますが、その場合も「どのくらい詳しく星を見て判断するか」はその人次第ですし、吉凶が微妙な場合は当然判断が分かれます。 そもそもテレビなどで本来の西洋占星術や四柱推命などを詳しく解説するのは無理があります。 あまりに内容が膨大ですから。 細木数子にしてもドクターコパにしても、占い師というよりタレントだと私なんかは思っています。 テレビや雑誌の占いはあくまで楽しむためのもの。 本来の占いはまた別物だと思います。
お礼
ありがとうございます. 「西洋占星術」と「太陽占星術」というのがあるんですね.検索してみます. 10個の天体を使うんですか.スゴイですね. 精度が違いますね.きっと. 生年月日が同じでも,時間,秒まで同じでないと 同じ結果にならないと言うことでしょうか. 惑星や太陽の引力というのは,地球規模で言えば 影響を与えますから,それらが,何らかの「天変地異」 に対して,因果関係をもつのかもしれません. 「今日の星座の形はキレイだ」と思う気持ちが 何かの行動のダイナモをまわすのかもしれません. ありがとうございました.
お礼
ありがとうございます. >イワシの頭も信心ですね。 占いに対して,これほど,ぴったりくる言葉があるでしょうか.日本人に生まれて良かったと思いました.