>(1) クレジットカードでキャッシングするときとどう違うのでしょうか?
キャッシングは決済日に引き落とされ、返済日までの金利が必要です。
>(2)3%分、クレジットカードより損ではないでしょうか?
多くの場合新生銀行の方が得ですが、キャッシングで上手に繰り上げ返済すれば、キャッシングの方が得な事もあります。
比較して纏めます。
【新生銀行の海外引き落とし】
サイトで記載のように、利用時のVISAインターの換算レートに3%を加算して、即時に口座から引き落とされます。
【カードでのキャッシング】(三井住友VISAカードの例)
VISAインターの換算レートに1.63%を加算し、尚かつ年利27.8%の金利を加算して通常のカード代金引落し日に一括して引き落とされます。(通常換算日は利用日より1~2日後になります)
注1.)1.63%の加算は、通常のクレジットカード使用と同率です。
即ち、クレジットカードを利用した場合も加算されますし、キャッシングの場合にも加算されます。
注2.)ですから、3%と1.63%の差が、実質的に海外ATM利用料と考えていいと思います。
注3.)新生銀行・三井住友VISA何れも「VISAインターの換算レート」が基準です。
注4.)経験的に「VISAインターの換算レート」は、インターバンクのレートとほぼ同じであり、通常銀行で外貨を売買する際の「仲値」と近似ですから、非常に良心的なレートだと思います。
但しキャッシングの場合、一括返済する事により金利分の低減を図る事が出来ます。ですが「締め日」を過ぎると返済出来なくなりますので、この場合は必ず25日以上の金利分の負担が必要です。
締め日を過ぎると(=次回請求額が確定すると)繰り上げ返済できなくなることは、告知されていません。また、多くの方がご存じじゃないですが、ここが【キーポイント】です。
以前に試算した事がありますが、使用日から17日以内に返済出来るならキャッシングがオトクですが、18日以上返済出来ないなら新生銀行がオトクです。
CITI BANKの場合この日数が、30日以内31日以上になります。
海外で利用出来るキャッシュカードは、新生銀行以外にもCITI BANK、郵貯或いはCITIのワールドキャッシュ、或いは都市銀行の一部が発行していますが、レート・手数料等何れの面からも新生銀行が一番オトクです。
但し、暗証番号(+カード)を盗まれると口座残高の全てが引き出される可能性がありますので、注意が必要です。
(=海外利用予定分のみの「枠」の設定は出来ません)
【早い話が】
使い勝手は同じですから、返済の手間はさておき17日以内に必ず一括返済出来て、尚かつ締め日を跨がなければ「キャッシング」。
借入期間が18日以上になったり途中で締め日が入る場合は「新生銀行」がオトクです。
【結論として言えば】
精々十万円程度ならどっちに転んでも差額は僅かです。
お礼
素晴らしいご回答、ありがとうございました。