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一眼デジカメの留意点
一眼デジカメの購入を考えています。ただ気になることが二つあります。 一つは、CCD部分にほこりが付着するのではということです。当然メーカー側でも配慮しているのでしょうが、心配です。実際に使用している知人などは、年に2度そのためにオーバーホールに出すそうです。この件に関して、実際の留意点など教えていただければと思います。 もう一つですが、一眼デジカメの場合、そのメリットとしてレンズ交換があげられると思うんですが、一般のカメラとどうも画角が異なるような気がするのです。たぶんCCDの大きさがフィルムよりずっと小さいことと、レンズ間の焦点距離のちがいによるものだと思います。ということは、一般の200ミリを使用しても標準の4倍にはならないんですよね。広角も同じかと思います。そこでお聞きしますが、そうしたレンズの問題をどう計算して使っているのでしょうか。 以上、お願いします。
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■CCDのホコリ対策 これはデジタル一眼の問題として、以前から言われ続けていたことですね。 しかし、多少のホコリは、気にしなければ全く気になりません。 神経質な方は、メーカーのサービスセンターに依頼して掃除してもらったりするそうです。 通常、多くのカメラマンの方々は、 ・レンズの交換の際に、屋外などホコリの舞うような場所で作業しない、 ・レンズの交換を極力避ける(1ボディ1レンズ体勢) ・いっそレンズ交換のできないハイエンドコンパクト機を使用する などのような方法で対処しておられると思います。 また、No.1の方の回答にもあるように、ダストリダクションシステムを搭載した機種がありますので、 そのような機種を選択されるのもよろしいかと思います。 今後も、このようなホコリ対策を講じた機種は増えてくると思います。 ■デジタル一眼の画角について >一般のカメラとどうも画角が異なるような気がするのです その通りです。 これはデジタル一眼に採用された撮像素子(CCD,CMOSなど)のサイズが、フイルムの面積と異なることに由来しております。 もし、フイルムと撮像素子の面積が同じであれば、画角が変わることはありません。 キヤノンの「EOS 1Dsシリーズ」などがフルサイズの撮像素子を採用しています。 しかし、フルサイズの撮像素子を採用した機種は、大変高価なのが実情です。 普及機クラスのデジタル一眼に採用されている撮像素子は、 一般に「APSサイズ」で、フイルムより一回り小さい面積のものが搭載されています。 レンズから入ってくる光は、フイルム面に像を結びますね。 フイルムより面積が小さな撮像素子では、この映像のすべてを捉えることができず、 中心の一部分だけが取り込まれます。 つまり、撮像素子のサイズからはみ出した、周辺の部分はカットされてしまいます。 したがって、結果として出力される画像は、 フイルムで撮ったときの写真の中心部だけを切り取って拡大(要するにトリミング)した状態の画像となります。 例えば、ニコンのデジタル一眼は、装着したレンズの焦点距離の1.5倍相当の画角となります。 キヤノンの場合ですと普及機で1.6倍(一部の機種で1.3倍)相当の画角となります。 具体的に言いますと、 同社のD70に200mmのレンズを取り付けて撮影した場合、 200×1.5=300mm相当の画角となります。 ただし、遠近感やボケ味などが、フイルムカメラ+300mmのレンズで撮影したときと同様になる訳ではなく、 あくまでも「200mmのレンズで撮影した写真を、中心部だけ切り取って300mmと同じ大きさにトリミング」したような結果になります。 よくレンズカタログに作例写真が載っていますよね。 これの周囲をはさみでチョキチョキ切って、中心部分だけを見ているようなものです。 ですから、こういった普及機クラスのデジタル一眼では、望遠側では恩恵を受ける訳ですが、ワイド側は相当苦しくなります。 ですので、広角不足を補うために、メーカーによっては、APSサイズのデジタル一眼レフ専用の広角レンズを発売しているところもあります。 >一般の200ミリを使用しても標準の4倍にはならないんですよね。 「標準の4倍」の『標準』とは、「50mmレンズ」のことを指しておられるのでしょうか。 フイルムカメラでの画角は、50mmに対して、200mmでは4分の1になりますよね。 この関係は、デジタルでも同じです。 ただ、それぞれ一定の倍率で「画角が狭くなる」、というそれだけのことです。 計算のしやすいニコンDXフォーマット(画角が1.5倍相当)を例に挙げますが、 50mmのレンズの場合80mm相当の画角 200mmレンズの場合300mm相当の画角になります。 つまり300÷80=3.75で、 3.75分の1の画角になります。 これは、フイルムカメラの80mmレンズと300mmレンズの関係と全く同じです。
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- seiz
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オリンパス E-1・E-300をお勧めします。 ただしオリンパスは焦点距離は2.0倍になります。 200mmでしたら400mmぐらいのレンズみたいに 使用できます。 (使用できますというかそうなります。) ちなみに銀塩35mmの感覚で24mmとかの広角を 使用したい場合は約12mmのレンズが必要となる という感じです。
お礼
なるほど、それで10ミリなんて常識的に考えられないレンズがあるのですね。どうもありがとうございました。
- ke-ta1971
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こんばんは。デジタル一眼レフのローパスフィルター及び、CCD(CMOS)のゴミ付着に関しては 【注意している点】 レンズ交換時にはマウント部を下向きにし素早く交換。銀塩時代よりもレンズ交換回数を少なくしている=単焦点は使わずデジタル専用もしくわ対応ズームに頼っている。 【ゴミが付いてしまったら】 ゴミはCCDに付着するので普通に考えればどの絞りでも同じ大きさで付きそうなものですが絞った時に鮮明に見えてきます。(広角で絞ってグレーカードを写せば良くわかります) 私は撮影スタイル上、絞る事が少ないので背景の風景などと重なるとゴミは殆ど目立たないのであまりゴミ問題を気にしていないのかもしれませんが、どうにも目立つゴミが付着した場合にはメーカーのサービスセンターにて清掃をしてもらいます。(オーバーオールする必要はないです。またクリーニングキットもメーカーによっては発売されていますがCCDを清掃するのは素人では怖いのでメーカーにまかせています。) 清掃にかかる料金はニコンなら確か250円。キャノンは無料だと聞いています。 時間は平日なら1時間~30分くらいで完了。休日なら2時間ほどかかる場合もありました。 ゴミ問題の私個人の意見としましてはあまり神経質になってもしょうがないと思っています。たしかに作品の同じ場所にゴミが付着するのは気持ちの良いものでもありませんし、量があればゴミ取りも時間がかかります。しかし私の場合、プロではないので100枚写真を撮っても良くて10枚ほどしか良いカットはありませんからゴミ撮りをすればいいや~と思っています。 また、ニコンの場合、ソフトで同じ場所に着いたゴミを撮る事も出来ますから。 一眼デジカメの交換レンズの焦点距離については、現行のデジ一眼の中級機~普及機は一般的にAPS-Cサイズと呼ばれるCCDを搭載しています。これはレンズの焦点距離を1.5(1.6)倍した画角になるわけです。 50mmなら75mm程、105mmなら160mm程・・・ ただこれは、50mmのレンズが75mmになるわけではなく、撮影範囲の四辺がトリミングされていると考えるのが正しいです。
お礼
ごみ取りにかかる費用はそんなに安いんですか。それならあまり神経質にならなくてもいいですね。よいことを聞きました。どうもありがとうございました。
ホコリの問題に関してはオリンパス以外は全く配慮がありません。 はっきり言って「無責任」です。 私はニコンとコンタックスとオリンパスを使っていますが コンタックスはマクロゾナー専用でレンズ交換はしませんし オリンパスは対策がしっかりしていますから、ホコリ付着の害が一度もありません。 ですので、ニコンの対応しか知らないのですが、 ボディを安く売ったぶんホコリ清掃で儲けようとしているとしか思えない対応です。 つい先日購入したD2Xは、使用数日でホコリがつきました。 ま、レンズを交換するなどのホコリ付着の要因を自分で作っているのですから それについてメーカーを責めようとは思いませんが 機構上、そうした現象が最初から予測されるのですから せめて全地域でクリーニングを簡単、安価にできる手段を構築すべきだと思います。 私の地域からでは持ち込みでも多額の交通費と丸1日の時間が必要ですし 運送の場合では数日のカメラ不在期間が生じます。 どうもメーカーは、ホコリ付着はユーザーの問題と考えているようですが そうした事を予見していながら対策を講じないメーカーの問題と捉えるべきだと思います。 この問題はもっと大きく取り上げられて当然の事なのですが ホコリに対する無頓着さを自慢しているようなユーザーがいる限り もしかしたらこのまま改善もされないのかもしれません。 使っていく上での留意点は 1、いたずらにレンズ交換をしない。 2、する場合は短時間に。交換する側のレンズの後ろキャップは予め外しておく。 3、マウント面を下に向けて取り外しを行う。 4、レンズのマウント部分、キャップ類のホコリ付着にも気を配る。 5、ロケなど風の強い場所での交換はビニール袋などの中で行う。 などなど、書いていて情けなくなるような原始的な対応しかありません。 ホコリとは関係ありませんが、レンズ交換の際にメインスイッチを切る事をお忘れなく。 ● フイルムカメラとデジタルカメラの画角の違いについては 慣れれば何でもなくなります。 換算も自然にできるようになります。 そもそもこれまでにも、6×4.5、6×6などのブローニーフイルムや 4×5などのシートフィルム使用時にも35ミリフイルムカメラ換算の画角選択を 何の意識もなく自然に行ってきたのですから 今更もうひとつフォーマットが増えたとしても、それでどう言う事もありません。 頭で考えているうちは難しいかもしれませんが 実際に使っていけば自然に馴染めます。 ただ、C社のように発売時期によってセンサーのサイズが違うような 行き当たりばったりの開発をされると、ちょっと?かな、と感じます。
お礼
D2Xでもそうなるのですね。オリンパスは親切設計ですね。どうもありがとうございました。
- capelatta
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CCDの埃は、ブロアーで吹き飛ばせば良いです。 ※エアダスターは駄目ですよ、ヘマすると壊れるから。 どの機種の説明書にも、撮像素子の埃の清掃方法については記載されています。 毎度毎度、サービスセンターに持ち込むようなものではありません。 放って置いて固着し吹き飛ばせなくなったのならサービスセンター行きですが。 デジ一眼ユーザーなら当たり前のように付き合ってきた問題です。 ダストリダクションはあればあったで、一回の画像編集枚数が多い人には有りがたい機能かな。 埃の映り込みが少なければ、レタッチの工数がそれだけ減るし。 僕程度のアマチュアからすると、飛び付くほど有りがたいって訳でもないですけれど。 取り扱いに気をつけて普通にメンテしてれば気にならないし。 ☆ 一眼デジの画角計算は、機種によって異なりますけれど撮像素子ユニットサイズによって決まります。 35mm用レンズのイメージサークルを、その大きさでトリミングする訳ですから、対角線が何分の一になる かを計算すれば、35mm換算画角が出てきます。 一眼デジカメでもっとも多い、APS-Cサイズは対角線がフィルムの1/1.5で、35mm換算でマスターレンズ の1.5倍に相当するレンズと同じ撮影画角になります。 それだけです、マスターが200mmなら300mm相当の画角しか撮影出来ません。 望遠特有の圧縮効果や被写界震度の浅さまでは引き継ぎません、単なるトリミングですから。 ※イメージサークルをAPS-Cに合わせた専用レンズは除く。 ちなみに、EOS-1Dなら1.3倍、1Ds(35mmフルサイズ)なら等倍になります。 撮像素子の小さな一眼デジを購入されるなら、標準~望遠は35mmフルのレンズを購入。 超広角~広角は、デジタル専用レンズで対応するのが価格的にも使いまわし的にも理想的だと思います。 どうでしょう。 回答になっていますでしょうか??
お礼
よくわかりました。ありがとうございます。参考になりました。
- takuma_h
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CCDのホコリ問題に明確な対策をしているのはオリンパスだけで 他社は全てサポートセンターへ出してオーバーホールをしてもらうしかないですね。 私の友人も元々フィルム一眼を使っていて最近istDsを購入し ホコリには十分気をつけて使用しているそうですが 3ヶ月ほどでCCDに付着したホコリが写り込むようになってきたと 困ってました。 オリンパスのE-300、E-1はダストリダクションシステムがついていて CCD前面に置かれたフィルターを振動させてホコリを落とし ボディ内部にあるダスト吸着部にホコリが固定されるようにできています。 これによって通常の使用ではCCDに付着するホコリは全く気にする必要がなくなりますね。 フィルムとデジ一眼の画角の違いはCCDの大きさが35ミリフィルムと異なるからです。 CCDが35ミリフィルムと同じサイズのカメラも少ないですが発売されていて これらを使えばフィルムと同じ画角で撮影できます。 今一番多いのはAPS-CサイズのCCDで レンズの焦点距離の1.5倍相当の画角になりますね。 オリンパスは独自に立ち上げたオープン規格「フォーサーズ」サイズのCCDですので レンズ焦点距離の2倍相当の画角で撮影されます。 デジ一眼のカタログやHPを見ると必ずレンズの焦点距離の何倍で撮影されるか書いてありますよ。 デジ一眼では望遠には有利ですが 広角側には不利でレンズのラインナップもまだまだ少なく 購入時も高価ですね。
お礼
たいへんわかりやすく教えていただき、ありがとうございます。とても参考になりました。
お礼
わかりやすい例をだしていただき、とてもよくわかりました。やはり、一口に一眼といっても、デジカメと銀塩では、使い勝手がずいぶん違うものなのですね。既製のレンズが全部使えるとうたっていても、その画角には差が生じてしまうのですね。たいへん詳しい回答、どうもありがとうございました。