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ベースのボディバインディング自作について
先日未塗装のベースボディ(KAWAI製ムーンサルトベース、マホガニー1P)を入手して自作ベースを作ろうと思っているのですが、そのボディにはあらかじめバインディング用の溝が削ってあります。ボディ表側にも回り込んでいて、白蝶貝などで装飾するためのものと思われます。ムーンサルトギターなどを見てもそうなっています。 バインディングを自作でやる場合、専用のバインディン材などは売っているのでしょうか?あるとしたらどんなところで手に入るのでしょうか。 また、塗装の順序も気になっているのですが、通常はボディ塗装→バインディング加工なのでしょうか… ギブソンのカタログなどを見ると、バインディングしてから塗装し、後から専用工具でバインディング部分の塗装をはがす、と書いてありましたが… 是非教えてください。よろしくお願いいたします。
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こんにちは。既に溝が彫ってれば楽ですね。大和マーク(株)のDOMOギターパーツ事業にメールか電話で問い合わせ、そこから直接購入するのがベストだと思います。 http://www.daiwamark.com/ 参考資料としてカタログを送ってもらうのもよいと思います。 順序ですが、バインディング、貝を埋めた後で塗装です。着色の際はバインディング、貝部分をマスキングします。 接着剤ですが、貝はエポキシ接着剤、バインディング(セルロイド)はプラモデル用接着材(アセトンを含んだもの)がいいと思います。 海外にはバインディング専用セメントが売っていますが、可燃物ということでStewMac社は発送してくれません。LMIは何故か発送してくれます。 http://www.stewmac.com/shop/Bindings,_trim.html http://www.lmii.com/CartTwo/thirdproducts.asp?CategoryName=Adhesives&NameProdHeader=Binding+Cement
- 参考URL:
- http://www.daiwamark.com/
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- flyingace53
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ムーンサルトのような角の尖った部分に貝を2辺から合わせるのは結構難しいですね。アコギ(例えばMartin D-45)の場合は殆どの合わせ目は45度なのですが・・・ 貝は「白蝶貝」より「アバロン」とか「パウア」のほうが綺麗です。いわゆるアワビの種類ですが、ボディのトリムには多少派手な貝の方が綺麗に見えますよ。 貝の合わせ目が上手く出来たら、あとはStewart McDonaldで売っている「No-stick Filler Strip」というパーツを使うと良いです。No-stick Filler Stripとバインディングを一緒に接着して、No-stick Filler Stripを外して、貝を埋めて行く、という工程になります。 塗装に際して、バインディングにマスキングせずに着色して、後から掻き落とす手法(通称セル掻き)があります。この場合は小刀で丹念にバインディングに付着した塗料を落とし、その後クリアーを塗って仕上げます。マスキングしても塗料のはみ出た部分やテープの内側に染み込んだ部分は小刀で修正する必要があるでしょう。 刃渡り5cm程度の高品質の小刀は便利ですから、出来るだけ鋼の良いものを購入されたら良いと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。確かにいろいろ見ているとアワビ系の貝の方が綺麗ですね。ボディを黒で塗装しようと思っているので、アイボリーバインディングとアバロンにしようかと思いました。 Stweart McDonaldも参考になりました!セル掻きが、ギブソンでやっている方法ですね… 今回はありがとうございました!
- ichi-pei
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質問と回答、どちらも非常に興味深く読ませてもらいました。 で、私から申し上げたいのは、もし材料が揃ったとしても、いきなり本番ではなく、テストピースで接着剤との相性をみることをお勧めします。慣れていないと一気に貼る事はできないので、塗る加減やタイミングをつかんでおけば途中で慌てないで済みます。またこの場合はよくある接着というより「溶着」な感じになるはずです。 実際に貼る前にやっておいた方が良い事は、溝の隅と接する部分の面取りで、これをしないと「浮き」が出て収拾がつかなくなることがあります。専用の工具もあるようですが、ヤスリなりカッターの背中で擦ってやれば事足りると思います。また、ボディ側の溝の状態も良くチェックすれば、ヤスリなどで軽く修正すべき部分は必ずあるはずです。 作業中に失敗が出やすいのは凹面になると思うので、曲率が強くなる少し手前から、指&マスキングテープで押さえながら確実に貼り込んで行きます。これを甘く見ると、過ぎたあたりですき間が出て「アッ!」となりますが、でも考えてみたらムーンサルトでその心配はむしろ少ないかも知れませんね? それでも2方向からの「合い口」の仕上げは、腕の見せどころになると思います。 乾いてからの荒削りですが、表面を削る向きはできるだけボディの内側にした方が安全です。(理由は説明する必要もないでしょう) 塗装中のマスキングについては、サンディングシーラーの下地が出来るまでは不要で、必要なのは着色の時だけです。ただしこれはバインディングの色との兼ね合いで無用な事もあります。またボディ表面になる幅は細いですから、この部分だけ細切りのテープ(プラモデル用とかデザイン用)を先に貼り、なるべく側面へ折り曲げずに側面用のテープを貼って合わせます。またテープの継ぎ目はヘラの先などですき間を良く追い込んでおきますが、それでもどこかで着色中の「ニジミ」が出ることはあるかも知れませんが、それはテープを剥がした後で軽く擦って取れます。 まとめとしては、先を急がずに各部をよくチェックしながら進めることと、あまり幅広のままで貼付けないことではないでしょうか? 他に何かありましたら、またどうぞ。
お礼
早速のご回答ありがとうございます!詳しいアドバイス、実に参考になります。 下にも書きましたが、貝素材の加工に手間取りそうですが… あとはおっしゃる通り、「二方向からの合い口」がポイントですね。 頑張りたいと思います。全行程の中で、ここが一番手間がかかると思いますね。 このたびはありがとうございました!
お礼
早速のご回答ありがとうございます!大和マークさんは知りませんでした。大いに参考になります。バインディング素材は思ったよりも安く、早速手配したいと思います。 貝素材はやはり値段が張りますね…どれくらいの量を使うものなのか、単純な面積計算では足りなくなりそうだし…貝素材を加工して埋め込む自体手間がかかりそうですね。なんとかやってみたいと思います。 このたびはありがとうございました!