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万葉集の音読について

ぜひ、皆さんのご意見をお聞きしたいです。 万葉集の歌の中で(長歌、短歌問わず)音読してリズムや音が美しいな、と思われる歌をそれぞれご推薦下さい。

みんなの回答

  • lin5198
  • ベストアンサー率16% (3/18)
回答No.5

ほかにもたくさんあると思いますが、東歌の中から一つ推薦します。 多摩川のさらす手作りさらさらに   なにそこの児のここだかなしき 「手作り」は「たづくり」、「児」は「こ」と読むのだと思います。 俵万智さんが、「短歌をよむ」という新書(岩波新書だったか、ジュニア新書だったか)の中で、「S音の響き」という項で、この歌について解説されています。

  • jakyy
  • ベストアンサー率50% (1998/3967)
回答No.4

私がリズムがいいと思った万葉集は下記の歌です。 春の野に 霞たなびき 咲く花の    かくなるまでは 逢はぬ君かも            作者不詳 巻10 1902 単語の最初の文字は、は、か、さ、か、あ、「あ」の音になっていますので、 頭韻というのでしょうか、リズムがいいですね。 わが情(こころ)焼くもわれなり 愛(は)しきやし     君に恋ふるも わが心から        作者不詳 巻13 3271 「君」を除いて、この歌も「あ」の音になっていますね。君が「あ」の音ですともう少しリズムがいいでしょうね。 道の辺の 尾花が下の 思い草      今さらさらに 何をか思はむ               巻10 2270 行の最後の音が「お」の音になっているのと、 「今さらさらに」とリズムがいいですね。

suzunon
質問者

お礼

本当にリズムがよくて感動してます。素敵です。今まで気づかなかった。ありがとうございます

noname#35582
noname#35582
回答No.3

#2です。 わざわざありがとうございます。 そんな会が身近にあってうらやましいです。 万葉集は、その後の和歌とは「句切れ」が違うと聞いたことがあります。 五七調と七五調の違いでしたでしょうか? 万葉仮名は一時勉強したことがあり、同じ音なのになぜ違う文字を充てるのか-と、私は文字にも興味を惹かれた覚えがあります。 それに、万葉集って一部読み方が分からない歌とか、解説者によって読み方が違う歌があったりして、興味は尽きませんよね。 書き込みをしていて、かつて、もっと好きだった歌があったのに、どうしても思い出せません。 思い出したら、懲りずにまた寄らせていただきます。

suzunon
質問者

お礼

ありがとうございます♪ 思い出したら是非教えて下さいませ。

noname#35582
noname#35582
回答No.2

文学的にとか、音韻がどうのとか、こういう理由でってことでなく、「自分の主観で」いいでしょうか? 「こういう理由で」って理由もつけられませんがいいでしょうか? いいと考えて、一般人ですが(日本の古典文学も齧りましたが専門は「万葉集」ではないので)「自信あり」にしたのですが…。 私は次の3首が好きです。 <額田女王> 冬こもり 春さり来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂(し)み 入りても取らず 草深み 取りても見ず 秋山の 木の葉を見ては 黄葉(もみ)つをば 取りてそ偲(しの)ふ 青きをば 置きてそ嘆く そこし怜(たの)し 秋山我は <大伴坂上郎女> 来むと言ふも 来ぬ時あるを 来じと言ふを 来むとは待たじ 来じと言ふものを <穂積皇子> 家にありし櫃(ひつ)に錠(くぎ)さし蔵(をさ)めてし恋の奴(やつこ)のつかみかかりて

suzunon
質問者

お礼

どうもありがとうございます。 こちらの説明不足で色々ご心配かけてすみません。 数人の友人と万葉集の簡単な勉強会を、と言われておりまして、、、その際に折角だから音読をして楽しもうと思っておりました。文字だけだと、歌の魅力は半減してしまい、ただのお勉強になってしまうので。 額田女王の歌は私も、その春と秋の劇的な構成が大好きです。

  • gorakuin
  • ベストアンサー率17% (14/78)
回答No.1

 あしひきの山のしづくに妹待つと   われ立ち濡れぬ山のしづくに    これは大津皇子が石川郎女に送った歌です。  じつはこの歌を引用した「新撰 万葉集抄」を出版した小野 寛教授の授業を受けていました。  この歌の句の切り方が素敵です。