自分も以前オッズ集計の歴史に疑問を持った時期がありました。
参考までに自分なりの見解を、書いてみます。
ギャンブルのオッズといっても、大きく分けると日本やアメリカで主流のパリミチェルと、欧州で主流のブックメーカー方式と2つに分けられると思います。
ブックメーカーでの利点は、リアルタイムなオッズ計算が不要なところだと思いますので、通信手段がない時代には、この方法以外では広範囲な発売が不可能だったのでは。それにこの方法だとオッズ表示され確定しますので、かなり先にのレースでも不安なく購入できたのでは(たとえば来年のダービーの馬券など)。
では日本に目を向けてみますと、競馬黎明期(明治初期)を推測してみると、初期はヨーロッパの流れを汲んだ、ブックメーカーがいたのではないでしょうか。
ただ明治後期から大正時代を調べてみると、パリミチェル方式をとっていたみたいです。(売り上げに対して、利益が安定するからだと思います。)
そのころは、本場以外での発売はなかったようですそれに複勝だけの発売とか、単勝だけの発売だったようです。ただ曖昧な記憶ですが、戦前から連復の発売もしていた競馬場もあったように記憶しています。投票の際は馬番ごとに窓口があってそこに並んで、購入していたみたいです。投票券に0から始まる連番を振っておいて一番上に書いてある数字が発行枚数で一定時間ごとにその枚数を読み上げて、オッズを計算していたみたいです。戦後はメインレースなどは、昼休み後に一度だけオッズを発表していた模様です。その後はロール状の馬券発券機などもあったみたいですよ。オッズ計算は、馬券カウントをいかに素早く正確に行うかにかかっていると思います。
お礼
かなり時間経ってしまいましたが、ありがとうございました。大変参考になりました!