私も基本的には「できる・・」「一週間・・・」シリーズを投げ足してしまったクチです。
もちろん、1回は目を通しましたけど。
PhotoShop関連の書籍は、これでもかっというほど出版されていますが、基本的に「フォトショップの機能を
一通り紹介する本」というものと、「TIPSをゲリラ的に掲載する本」とがあると思います。
広い意味で、前者には「できる・・・」シリーズなども入ると思いますし、公式書籍の「フォトショップ教室」、
ACE受験対策の「必修フォトショップ5.0」あと、私が最近目を通してみたものだと「PhotoShop FAN」など、
多くはこれに属すると思います。この種の書籍は、「フォトショップの機能を網羅する」ことに主眼がおかれ
ており、比較的入門書でも、カラーモデルや印刷出版・あるいは写真暗室の知識を持っているか持っていないか
で読める読めないが決まってしまうかもしれません。フォトショップの機能を余すところなく身につけたい
場合はこの手の書籍、それもなるべく情報量のあるものの方がいいでしょうね。
後者は、道具としてフォトショップを使うというタイプ。「びっくりロゴデザイン」などが当てはまるかと。
一つの目的に絞った場合、かなり有用だと思います。が、応用には前者の書籍と組み合わせる必要がある
かもしれません(フォトショのオンラインヘルプは読みにくいので・・・・)
この辺が王道ではないでしょうか。基本的に、「素材画像を加工する」手法の解説です。
ご存じの通り、フォトショップは、フォトレタッチソフトであってお絵かきソフトではないので。
ただ、実際、強力なレイヤ、ヒストリー、選択ツール、マスクによって、絵描き用途でも標準になっていますね。
「画像編集は殆どしません。おえかきに使いたい」
とのことですので、フォトショップを使うからといっても、むしろ本屋さんの「フォトショップ」コーナーで
本を探すのをやめた方がいいかもしれません。
フォトショップというソフトで本を探すのではなく、パソコンでのイラスト制作の書籍にしてはいかがでしょう?
WebやDTPで素材的に使うようなコミカルタッチの画像アイコンの描き方を解説した本などはちょっと大きな
本屋さんならば「フォトショップ」コーナーの比較的近くにあると思いますし、マンガ風の絵を描くための
解説書も最近はたくさんでてきているように思います(たいてい、変形A4版位の大きさなので、本屋さんで
おいてある位置は少し異なるかもしれませんが)
で、これらの本を手にとってパラパラめくってみると、結構フォトショップを使用しているものが多いです。
この種の本のよいところは、プロ、セミプロの方が実際に絵を描く過程を解説しているところです。
各ツールの本質的な効果やどんな演算をしているか、などを気にしなくても、ほしい効果のためにはどんなテが
あるかが大まかにわかります。ですから、この種の本と、今持ってらっしゃるできるシリーズやオンラインヘルプ
を使って実際に描いてみる、というのも一つの選択だと思います。