ビデオ「真ゲッター」は石川賢の原作コミックにオマージュを捧げる形になっています。
1.ゲッターロボ
コミックでは
●竜馬=武道家で暴力に飢えた野獣のような男
●隼人=ナイフ狂いの殺人鬼
●武蔵=最後はゲッター1の炉心を抉り出して溶けて自爆
と設定変更されており、「真ゲッター」の竜馬と隼人はコミックスにあわせた性格設定がされています。また、敷島博士もあのまんまの性格でコミックスに登場します。
2.ゲッターロボG
1で死亡した武蔵に代わり弁慶がポセイドンに搭乗し、ブライ率いる百鬼帝国の百鬼ロボと戦います。
アニメに登場しない「魔王鬼」が真ドラゴンライクに多数のメカがゾロゾロ合体して巨大ロボになります。
3.ゲッターロボ號
アニメは「きちんと合体するゲッターを作る」というだけで企画されたところがありますが、號、翔、凱の3人の新ゲッターチーム(渓はゲッターに乗らず)がゲッターロボ號でメタルビーストと戦うという話。
少年エースのコミックスでは、ステルバーなどの各国ロボット軍の登場、放浪してさらに凶悪になった竜馬の再登場、真ゲッターロボの登場と、怒涛の展開を見せます。(ラストはうやむや・・のきらいはありますが)
もちろん、途中で武蔵が復活する話はありません。
「真ゲッター」ではゲッター線とインベーダーの謎を軸にゲッターのストーリーを再構成し、ゲッターが量産機として登場します。
早乙女博士がゲッター線を発見→インベーダーの襲来→10年間の戦争がストーリーの発端となっており、この「月世界戦争」の人類の主力がスーパーロボット軍団で、竜馬たちはこの戦争の「英雄」だったことになっています。
そのストーリーを軸に「ジャイアントロボ」同様に石川作品の「魔獣戦線」等のキャラクターを配して製作されています。(ここらへんは「ゲッターロボ大全」「ゲッターロボ大全G」というサブカル本に詳しいです。)
あと「真ゲッター対ネオゲッター」でも武蔵が再登場してませんでしたっけ?