各プリンタのいいところ悪いところを挙げてみると、
HPは両面自動印刷が便利ですが
インクとヘッド部分が一体化しているため
インク一つの単価が非常に高価でカラーが独立でないため
さらにランニングコストが高くつきます。
その代わりヘッドが詰まったときにはインクを買い換えればいいだけなので
緊急時には便利ですがそのためにキヤノンエプソンの2~5倍のランニングコストを払うのは馬鹿らしいですね。
写真印刷に関しても用紙が特殊で
ゼラチン層がコーティングされているタイプなので水に弱く、
印刷面を手で触れてしまうと指紋がつき取れないので
扱いが難しいです。
文書印刷だけならHPを選んでもいいと思いますが
いろいろとオールマイティーに使いたいならやめておいた方がいいでしょう。
エプソンのA870は去年非常に売れたモデルA850のマイナーチェンジのモデルです。
そのため価格も手ごろでコストパフォーマンスがいいです。
ただ、プリントスピードは遅めですね。
ちょっと価格は高いですが今年のエプソンの複合機だとA900の方が機能が多くコンパクトで
コストパフォーマンスに優れている印象です。
ヘッド交換について#3の方が書かれていますが
エプソンはヘッドが詰まるとメーカー修理になります。
ただ、多くの家電店が現在行っている長期保証の対象になりますので
長期保証をつけるのであればエプソンの方がいいでしょう。
キヤノンはヘッドを自分で交換できますがヘッドは部品扱いで
取り寄せに2週間程度かかりますし修理ではないので
長期保証の対象にならない家電店がほとんどです。
キヤノンはメーカー保証のある期間でさえ2回目のヘッド交換は実費になります。
またエプソンならどうしても早く直したい場合「ドアTOドア」
というサービスがあり、これを利用すれば最短3日で修理が完了して自宅に届くので便利ですよ。
文書印刷や年賀状だけしかしないならキヤノンという選択肢もありかなと思います。
今年のキヤノンの複合機はインクが退色しにくくなった代わりに
ランニングコストが上がってしまったり
印刷面が多い雑誌などを連続でモノクロコピーすると
顔料インクの乾きが遅くこすれてインクが伸びてしまったり
手についたりする欠点が改善されていなかったりと
あまり力を入れている感じではないですけどね。
オールマイティーに便利に使えて本体のコストパフォーマンスと
購入後のランニングコストを考えるとエプソンのA870かA900がお勧めだと思います。