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LPプレーヤーをまともに動かすには
長いこと使っていないLPプレーヤーを使おうとしました。針圧調整もして(2.5g)カートリッジをレコードに落としたのですが、なぜか落とした途端、つーーーーーーっと中央の方に上滑りしてしまうのです。レコードのせいかと思って替えてみたのですが、症状が同じなのでプレーヤー本体のせいかと思いました。 プレーヤーにまともに働いてもらうにはどうしたら良いのでしょうか。 プレーヤーはTRIO(現KENWOOD)のKP-7300で23年前購入、カートリッジはSHUREの V15 TYPE-IV で20年くらい前に購入、但し最後に使ったのは推定8年位前です。 (よくもそんな古いものを・・・と笑わないでください。プレーヤーと同時に購入したアンプとスピーカーはいまでもちゃんといい仕事をしてくれています。)
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まずゼロ・バランスはキチンと取りましたか? それからウェイトを掛けますね。そこまではOKですか? インサイド・フォース・キャンセラーとアンチ・スケーティング・コントローラーは同じです。原則的には針圧と同じ位の目盛りに合わせます。通常アームの支柱の根元の右側に付いています。たまにカウンタウェイトの辺りに細いステンレスの針金に小さな重りをつけたのもありますが、これは支柱の横に目盛りが有ったと思います。 今、近い機種と思われるKP-7500の写真を見ているのですが、右の横からと、アームの下に支柱基部から出たような目盛りがありますね。横からの目盛りが支柱のジャッキの調整なら、アームの下からのがそうでしょう。目盛りがカウンタウェイトの目盛り数と大体同じ数刻んであるので分かると思います。 スタイラス・クリーナーは針の洗浄をするアルコール液で、レコードプレイヤーの置いてあるオーディオ店なら必ず置いてあります。ついでに店員に同等の針がないか聞いてみると良いでしょう。SHUREの物は針のみのパーツもあります。最近はDJ少年が増殖しているので、却って昔よりカートリッヂの価格もお手ごろになっています。針の先の点検用に、電気屋のジャンクコーナーで古いビデオ・カメラを買い、これから接眼レンズの部分だけ取り外して用意しておくと良いです。これでチェックすると、針がいかに汚れるか、スタイラス・クリーナーできれいになるか確認できます。お友達が言う様に、レコード針自体は減らないのですが、針に付いた汚れが摩擦熱で固着するのが最大の劣化の原因です。慣れれば、再生音で汚れ具合が分かります。 接点復活剤は電気店でもDIYの店でも定員に聞けば教えてくれます。 あとアームの高さや長さも調整や確認出来れば完璧です。レコード・プレイヤーは構造が簡単ですから、価格の高い物を買うより、本人の調整に掛ける情熱と努力次第で音が良くなります。針圧もテーブルを廻さないで針を乗せて、針の撓み状態や針の角度も確認しておいた方が良いでしょう。本来はこれなのですから。 暇があれば、「GoodsPress」誌の1996年6月号に詳しく載っていますし、その他のオーディオの本にも詳しく載っていますので、図書館ででも探された方が良いでしょう。
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- nakaG
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え~、ちょっと息抜きに近くのスナックでビールを呑んできましたので、酔っ払ったついでに私が何故ここまでnakurianさんの回答に答えるかを申しましょう。酔っ払いの戯言とお聞き流しください。 実は私も、7~8年位、アナログの世界からは遠ざかっていました。7~8年位前です。結婚して子供が生まれて、その子がレコードに悪戯をするようになり、子供の手の届かないところに隠してしまうと、我が家ではレコードを聞く機会が無くなっていました。その間にプレイヤーのベルトは伸びてしまい、子供が悪戯をすることが無くなってももはやレコードの再生は不可能になってしまいました。600枚ほど残ったレコードも次の引越しの時は恐らくゴミに出される運命でした。 そんなある日、仕事で田舎の町を抜けていると路地にステレオが粗大ゴミとして出してあったのです。昔からゴミあさりが好きだったので、気になって見るとちょうど手頃なレコード・プレイヤーがあり、人目もあるので慌ててこれだけ車に積んで持って帰りました。それから汚れを落としたり、本を探して正規の調整を自分でやって、なんとか聞けるようにしました。自分が聞いた印象は、昔自分はここまでやってきたのだろうか?と言う位、素晴らしい音でした。ほとんど聞いていなかったレコードに初めて会うような感動がありました。 そんなある日、小学校の上級生になった娘が私の部屋に来て、私が聞いているレコードを黙ってジーっと聞いていたのですが、しばらくして彼女は部屋を出ていきました。後に妻から聞いたのですが、私の部屋から出た娘は、妻にこう言ったそうです。「お母さん、レコードって、演奏している人が目の前にいるように聞こえるのね~」と。 そんな訳で親馬鹿な私は元気が出て、レコードを買い漁り、今は6000枚のレコードに寝床を奪われながら生活をしています。 今は、娘も高校生になり、何かと難しい時期で、余り会話もありませんが、音楽については一目を置いてくれ、ビートルズのあの曲をMDに入れておいてくれと頼んだりします。この時だけは、昔の素直な少女の顔に戻って接してくれます。 これだけレコードを集めて感じる事は、マニアックなアナログ信奉者がCDを嫌うのは分かるのですが、今、これだけ手の掛ったものを、出すと恐らくコストは合わないでしょう。CDと言う新しいメディアによって、昔は手に入れることも不可能だった音源も安く手に入る様になりました。それらの恩恵も享受しながら、アナログの優しい音も楽しめば万全だと思います。 ある時、レコードマニアを称する人の総額1000万円近いステレオを聞かされた事があります。レコード・プレイヤーだけで120万円する位のものでしたが、私のステレオを越えるものではありませんでした。彼は金はあったようですが、日頃の手入れを疎かにしていたようです。なんとも奥行きの無いつまらない音でした。 今のCDの技術はは、素人の範疇ではないので、良い音を追求すれば高いお金をつぎ込めば、どれほどのものも買えます。でもレコード・プレイヤーは構造が簡単な分、持ち主の愛嬢が音にはっきりと反映されるのです。 酔っ払いの戯言でした。
- natural
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あれれ、No.5までの回答の段階で送信したはずだったのに・・・。(^_^; nakaGさん、失礼しました。 nakaGさんの回答を読む前に送ってしまったのでちぐはぐになってます。 レコードプレイヤーのセットアップに関するページを見つけましたので参考URLに記載しておきます。 ご覧になってみてください。
お礼
再度の回答有難うございました。 ホームページのご紹介も有難うございました。 メンテに必要なものは今度秋葉原に行ったときに揃えることにします。 皆さんからのアドバイスに力を得て本日再度挑戦してみて、見事に成功しました! このような書き方は大変失礼かと思いましたが、御三方に共通の御礼としてnakaGさんへの御礼欄をお借りしてお返事させて頂きます。 本当に有難うございました。
- natural
- ベストアンサー率37% (419/1115)
naturalです。 丁寧なお返事有難うございました。 さて、先ほど回答した際に軽すぎたためではないかと書きましたが、勿論重すぎても支障が出ると思いますので針圧の可能性は大ですね。 インサイドフォースキャンセラーはアームの脇に付いている重りのことなのですが、やはり私の知っている機種にたまたまついていたのかもしれません。 実は私もまだプレイヤーを使用しています。(因みにTRIO KP-700という機種です) 結局過去の思い出の詰まっているレコードは捨てるに捨てられないし、世代のせいかレコードのほうが生々しくて良い音に聞こえたりするんですよね~。 数年前に再び聴きたい気持ちになり再生してみると、やはり音割れ等でまともに聴ける状態ではありませんでした。 そのカートリッジは説明書も無いし、随分酷使した記憶があったので思い切って買い換えることにしました。 近隣の電気店には無かったので秋葉原に行くと、まだありました、マニア向けに。 結局デンオンとオルトフォンのMCカートリッジを入手して帰りましたが、久々に聴くアナログ盤の音は格別でした。 因みにプレイヤー関連の備品は同じく秋葉原等の電気街であれば入手できるはずです。 nakrianさんも早く再生できるようになるといいですね。
お礼をどうもです。ありがとうございました。 ウェイト設定の前にアームの水平バランスをとる、というのをすっかり忘れていて、回答をアップした後恐縮してました。nakrianさんも御存知の事のようで杞憂でしたね。 ところで、レコード針の寿命については、少なくとも半永久的という事はありません。ここは「自信あり」にしとこうかな。私達の世代のオーディオファンはレコード針の交換はみんな結構頻繁にやってたと思いますよ。で、針の箱に耐用時間というのが明記してありました。ダイヤモンド針が当然優れますが、安物プレーヤーだと純正がサファイア針というのも沢山ありました。針交換が必要だから「ナガオカ」という会社が大きく育ったのですから。 MMカートリッジだMCだ、なんて、差なんて聞き分ける耳もないのにこだわってた昔を思い出しました。記憶がかなり曖昧になってますが・・はは。 懐かしい事を思い出させて頂きましてありがとうございました。
お礼
再度の回答有難うございました。 元の質問とはずれてしまいますが、私が今のコンポステレオを購入したのは大学に入ってからです。級友の影響でクラシックを少々聴くようになって、オーディオフェアという安売り期間中に買いました。それ以来音楽雑誌のオーディオ欄も少しは読むようになりました。こんなこと書くとトシが一発でバレてしまうかもしれませんが、MCカートリッジなるものが世に出たのは確か大学の1年の頃ではなかったかと記憶しています。SONYが格安のMCカートリッジを発売して、それをあるオーディオ評論家が、なんて弱いものいじめをする会社だと皮肉っぽく賛嘆していた記事を読んだことがありました。 皆さんからのアドバイスに力を得て本日再度挑戦してみて、見事に成功しました! このような書き方は大変失礼かと思いましたが、御三方に共通の御礼としてnakaGさんへの御礼欄をお借りしてお返事させて頂きます。 本当に有難うございました。
- natural
- ベストアンサー率37% (419/1115)
No.2で回答したnaturalです。 すみません、針圧調整してたんですよね~。見落としました。(#^_^#) そうするとnakaGさんの回答が正解っぽいかなと思われます。 トリオのプレイヤーだとインサイドフォースキャンセラーとかいう機能が付いてた(もしかしてみんな付いてた?)と思ったのですが、その調整をするのがアンチスケーティング・コントローラーでしょうか?>nakaGさん インサイド(内側)へ流れようとする力が働きすぎている感じですもんね。
お礼
お返事が行き違いになってしまい、すみません。 ご回答頂きました「インサイドフォースキャンセラー」というのも取説に見当たりません(部位でないので書いてないのかしら?)。 なにしろ古いプレーヤーのうえ、基本的な機能しかない機種なので・・・。
レコード針が磨耗して丸くなっていたり、針先にホコリが着いてたりはしてませんか? それが大丈夫なら、症状としては針圧不足のように思えます。針圧調整をやり直してみる事も必要かもしれませんね。アームの後端のウェイトを回して位置を前後するタイプだと思いますが、一周で1gというタイプだったりすると何周回したのか感違いしている可能性もありそうに思います。あるいはカートリッジホルダーもオーディオテクニカとかの社外品に交換したのを忘れてる、とか。 ・・あ、「SHUREのカートリッジ」というのがそれの事ですかね。レコード針の事かと思ったもので。間違いでしたらご免なさい。 それから、2.5g という針圧はそのSHUREの指定の値なんですよね?もしかしてプレーヤー純正の値だったりして・・。なんかかなり失礼な事ばかり書いてるような・・反省。 まあ、とりあえずはウェイトを調整して針圧をかければとりあえずは滑らずに聞けると思います。
お礼
迅速な回答有難うございました。 naturalさんへのお返事で書きましたが、針圧については私がミスをしており、これはもう一度調整操作をやり直して確かめてみます。 ところでレコード針の磨耗については、肉眼では確認のしようがないので、とにかくそれほど減ってはいないと信じることにします。(酷使というほど使ったようには思えないので。但しずーっと過重の針圧2.5gで使っていたとしたら酷使にあたるかも。) ところで以前友人から、レコード針なんてレコード盤に比べたら遥かに硬いので、丁寧に扱えば半永久的に使える、という話を聞いたように思うのですが、これはそのとおりですか。
- natural
- ベストアンサー率37% (419/1115)
アームの後ろのほうに回転させるような部分がありませんか? そこで針圧(正確な言葉を思い出せないので代用させていただきます)の調整が出来るはずです。 今はこの調整が軽くなってしまっているために溝のトレースが外れてしまうのだと思います。 本当はカートリッジの説明書や箱に適正の針圧が書かれていて、その数値でかけてやらないとうまく再生できないはずなのですが・・・。 恐らくもうお持ちではないと思いますので、ここはゆっくりとトレースする重さまで調整していきましょう。(いきなり上げると傷になりかねませんので) 但し本当は新しいカートリッジを購入するほうが値がわかって安全ですので、秋葉原等に近いのでしたら買い替えをお勧めします。
お礼
迅速な回答有難うございました。 カートリッジの針圧についてなのですが、カートリッジの取扱説明書を探してみて奇跡的に見つかったので確認してみたら、なんと!"Tracking Force : 3/4 to 1 1/2 grams"とありました。勘でいい加減に設定した針圧2.5gは重過ぎた、ということなのですね。 ということは針圧が原因ではないのか・・・。 (針圧調整そのものが間違っている可能性もありますので、もう一度確認してみます。)
- nakaG
- ベストアンサー率25% (42/165)
アームのところにアンチスケーティング・コントローラーと言う目盛りが付いているでしょう? 通常この目盛りを針圧と同じレヴェルに合わせると、直ります。但し、水準器などでキチンと水平を出してからやってください。これをキチンと出さないと左右の音圧が変わります。 8年間使ってないのなら、スタイラス・クリーナーを買って来て針の洗浄もしておいた方が良いでしょう。カートリッヂも外して、カートリッヂ側とアーム側の接点も接点復活剤を着けた木綿等で磨いておいた方がよいでしょう。
お礼
迅速な回答有難うございました。 早速取扱説明書を見てみたのですが、「アンチスケーティング・コントローラーと言う目盛り」が見つかりません。アームの詳細図にも「カウンターリング」(←これかな?)「ウェイトスリーブ」「メインウエイト」とあるだけなので・・・。 また「スタイラス・クリーナー」「接点復活剤」とはどのようなところで売っているでしょうか。CDプレーヤー全盛の昨今、こうしたLPプレーヤー用のツールがあるのか、ちょっと心配なのですが。
お礼
再度の回答有難うございました。 大変申し訳ありませんが、アドバイスくださいました御三方への共通の御礼とさせて頂きたく思います。 皆さんからのアドバイスに力を得て本日再度挑戦してみて、見事に成功しました! カートリッジをよ~く見てみたところ、ご指摘にありました針の撓みらしきものがありました。針の手元のくびれている部分が針より下に来るようになっていて、これがカートリッジを上滑りさせた原因かと思いました。 別なカートリッジ(こちらは当該部位は健全でした)と取り替えてみたところ、見事に再生に成功しました。これで私もアナログの世界を再訪することができます。 さて、戯言には戯言で応酬させてください。(酔ってもいないのにすみません、こんな表現して) 今回LPプレーヤーを使えるようにしようとしたのは、直接のきっかけはある1枚のLPレコードを聴きたいと思ったからです。 これは20年近く前に購入した声楽曲のもの(外盤)で、当時は文字通り背筋がぞくぞくするくらい感動し、会社から帰ってきては毎日毎日飽きもせず聴いていました。しかしそんなある日、こんなに毎日聴いていてはすぐに擦り切れてしまうのではないかと急に心配になり、テープに録音してよほど気を入れて聴くとき以外はテープの方を聴いていました。 ところで話は一気に遡りますが、私は小学生のときにピアノを習っていました。先生から演奏技術についてほめられたことは一度もありませんでしたが、おさらい会のときに「この子は耳だけは抜群に良い」と他の生徒の保護者の前でほめられたことがありました(保護者一同爆笑、私の母は苦笑)。しかし肝心の感性の方は鼓膜の分解能に追いつかなかったようで、CDプレーヤーを購入してからというものその手軽さに魅了され、LPレコードはほとんど聴かなくなってしまいました。 アトランタ・オリンピックの前の年、仕事で米国に出張した際、ホテルの近くの大きなCDショップで、件の声楽曲の同曲異盤を買いあさりました。但し私が感動した盤のCDはありませんでした。異盤の方もそれなりに楽しめましたが、やはり初めて聴いた盤の強烈な印象はいかんともし難い。 そんななか、昨年ネットサーフィン中に偶然、運良くその盤の合唱をしていた合唱団のホームページを見つけました。米国東部の州に本拠地のある合唱団です。私は合唱団の運営事務局宛にメールを送って事情を説明し、そのLPレコードのCDがないか聞いてみました。返ってきた回答は「LPしかありません」ということでした。ちなみにその盤は、その合唱団が初めて制作した記念碑的なレコードだそうです。 しかし私のメールは事務局の他の方々に転送されたらしく、ある日私宛に事務局の職員と思われる方からメールが届き、「あなたはLPプレーヤーを持っていますか」と質問されました。 ?「持っています」と回答すると、しばらくして件のLPレコード(私が持っているのと同じもの)が送られてきました。 CDの有無を聞いたはずがどこでどう間違ったのかわかりませんが、とにかくこの好意にはただただ驚愕と感謝でした。別途頂いた事務局の方のメールはこんなふうに締めくくられていました。 「あなたのおかげで、音楽は遥かな距離とさまざまな違いを乗り越えて我々を深く感動させることができるのだという信念を新たにしました」 私は皆さんほどオーディオ機器に愛情を注いでいるわけではなく、むしろ(告白しますと)極端なものぐさなので、収入はさておきnakaGさんの“1000万円の方”に近いかもしれません。しかしそれでもこと音楽に関しては(ここではわき道になってしまいますので省略しますが)それなりにいろいろな経験をし、私なりの音楽の楽しみ方をしていると思っています。 だらだらと長くなってしまい失礼しました。 今夜は入浴して身を清め、ウィスキーを用意して件の盤を聴くことにします。 このたびは多大なご指導・ご協力を頂き、本当に有難うございました。 。