• ベストアンサー

【ONZOH Ⅱ】オーディオイヤホンのONZOH

【ONZOH Ⅱ】オーディオイヤホンのONZOH Ⅱを所有している使用者に質問です。 高級スピーカーを質問した際に気になる回答が付きました。 遠近定位を実現したONZOH Ⅱイヤホンスピーカーは本当に音質が良いのでしょうか? ハンドメイドの手作りで4600円で売られていて安すぎて本当に音質が良いのか怖くなりました。 ーーー以下、回答ーー ステレオスピーカーの音は左右逆チャンネルの音が時間遅れで重なって耳に入る為に耳障りな音、奥行のない貧弱な音しか聞こえないのです。 生演奏のような澄んだ楽器の音色や奥行きのある響きは決して聞くことができません。 故長岡鉄男氏はこのことに気付きこの音のクロストークキャンセル技術確立しようとしました完成度は低い物でした。 現在かなり成功しているのはデジタル技術を活用して実現したANKER X600があります。 この音はスピーカーの外側まで大きく音が広がり奥行きある澄んだ音色で聞くことができます。 ヘッドフォンでは特許技術で前方からの音として聞くことができ遠近定位を実現したONZOH Ⅱがあり、ヤフオクで手作り商品とした販売しています。 目の前に音の場が大きく広がり生楽器の澄んだ音色で録音会場の反響音が部屋に広がります。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

私は ONZOH II を聴いた事がないのですが、聴かなくとも素敵な音がするものなのであろう事は容易に想像が付きます(^_^)/。 昔、私は SONY PFR-V1 という Headphone を試聴してその独特な音にびっくりし、Series 化されて Reasonable な価格の製品が出てこないものかと期待していたのですが、結局後継機は現れず、それっきり同種のものは開発されなくなってしまいました。 Headphone は両耳を覆うので小口径の振動版でも極低域まで Flat に音が伸びているのですが、低域の音波は拡散して減衰し易いのでちょっとでも隙間があると逃げてしまいます。 Open Air 型の Headphone が Closed 型に比べて低域が弱いとか、Earphone をしている人から高域だけがシャカシャカと音漏れするのも低域の音ほど周囲に拡散して急激に Energy を失い、僅かな距離でも大きく減衰してしまうからなんです。 一方 Headphone は頭の左右から音が出てきますので、頭の前方に音像が並ばずに、頭の中の後ろ側に音像がちんまりとまとまってしまい、広々とした空間表現ができないという欠点があります……Ambient Processing Software で人工的に音の広がりを持たせたり、録音の際に Binaural 録音手法を採る事によりこの欠点をなくす事はできますが、どちらも特殊な処理を経ているという事になります。 そこで音を耳の左右ではなく前方から得られるようにすれば Headphone でありながらも Speaker で聴いているような音場感が得られるだろうという事で、小さな Speaker に顔を近づけたり苦労して頭に乗せる Head Set を作ってみたりした Mania も少なくない筈です……かく云う私もそんな 1 人ですし、この Corner の回答者さん達の中にも実験された経験を持つ方がいらっしゃいます(^^;)。 ところが、先に述べたように、その方法では低域が逃げてしまって中高域しか聴こえない System になってしまうんです。 SONY PFR-V1 はその低域を一部骨伝導に近い伝達法となる Bass Reflex Duct Tube で耳に届かせる事により中高域の自然な音場感と豊かな低域を両立させた Headphone だったのですが、骨伝導に近いと評したように私では耳穴に入れる Duct Tube の位置調整が難しく、上手く決まれば素晴らしい音なのにちょっとでもズレると音が変わる、非常に使い辛い Headphone でした。 そうさせないための別の手法としては耳がすっぽり被るほど比較的大きな密閉型 Ear Housing 内に低域専用の振動板を持つ Woofer Unit を入れ、Housing の前方部分に中高音を受け持つ、音色感に優れた小口径の Full Range Unit を作り込んでしまうというものが考えられます。 こうすれば音像定位や音色感は Speaker 再生と同等以上、特に定位は左右の音が混ざらない Headphone ですので抜群の筈で、Dynamic Range も部屋の暗騒音にかき消される極小の音でも耳内血流音まで Clear に聞こえる広大な Range を有する Headphone ですから上手く作れば素晴らしい Headphone になるであろう事は容易に想像が付くという訳です。 Earphone 市場では既に Balanced Armature 型等では 2 Way や 2 Way の構造を持たせたものが当たり前になっていますので、Headphone に於いても Woofer と Full Range の 2 Way があっても何の不思議もなく、音源方位がわからない低域は従来通りの位置に Woofer を、音源方位がわかってしまう事から前方定位感が欲しい中高域は小型の Full Range Unit を Ear Housing 前方に配置するという方式は理想の 1 つだろうと思います。 他社がこの方式の Headphone を作らないのは恐らく特許の関係ではないか、特許料を払って製品開発に乗り出しても開発製造 Cost を償却できるほどの市場は得られないからではないか、SONY PFR-V1 が後継機を作る事なく市場から姿を消したのも従来の Headphone が築き上げた市場をひっくり返すほどの Impact があったわけではないし、歪や過度応答特性といった物理計測性能では圧倒的な性能を持つ Condenser 型 Headphone が (Microphone は普及したのに) 市場では STAX 社のみが一部の Mania に支持を受けて細々と供給しているのと同様の理由で、他社には手を出し難い Headphone 方式だからでしょう。 しかし、原理的には「理想の Headphone 形態の 1 つ」である事には間違いないと思います(^_^)/。 >本当に音質が良いのでしょうか? <何を持って「音質が良い」とするのかの定義に依ります。 「音像の前方定位」という点では他に類のないブッチ切りでダントツの筈です。 周波数特性だの歪率だのの物理計測特性は計測法が確立されていないであろう事と、そもそも物理計測特性が良いほど音が良いわけではないのでそんなもの期待しても無意味です。 では「御機嫌な音色感がするものなのか?」は聴く人の好みが十人十色で異なる事から、これまた「音質が良いか否か」を相対的評価で決定付ける要素にはなり得ません。 私が ONZOH Headphone を所有しないのは、左右 Speaker の更に外側に音像が並ぶ VIA (Virtual Imaging Array) という方式の Speaker System を既に自作して愛用している事から長年愛用している Headphone に対する私の要求に「音像の前方定位」がないからです。 もしも VIA Speaker System 作りが失敗していたら ONZOH Headphone を購入して作り方を研究し、自作の ONZOH Headphone 擬きを製作していたかもしれませんね(^^;)。……実際私の VIA も BOSE 社とは異なる、 BOSE 感性工学 Research 社という日本の小企業が BOSE 社の許可を得て作った AWMS-VIA という製品を購入、研究して自作 Speaker System にその原理を採り入れたものです。 Crosstalk Cancel 音を聴いてみたければ小さな卓上 Speaker を反射音が極小となる庭などの戸外に持ち出して Set し、左右 Speaker の間から顔の真ん前まで襖みたいな大きな板を立て、板の端に鼻を押し当てるようにして (右目には右 Speaker、左目には左 Speaker しか映らない位置に顔を配置する) 音楽を聴いてみればよく判りますよ(^_^)/。 Stereo 写真とか立体映像の仕組みを Speaker でやって見るわけでして、左右の分離感が非常に際立ち、音像の定位感に遠近感まできちんと出てくるのが判ります。 私の VIA も左右 Speaker を結ぶ線上を遮蔽物で潰すと共に左右 Speaker 自体は無指向性にする事で両 Speaker の間に音像を定位させず、部屋の中では両 Speaker の外側に音像が定位すると共に部屋全体に音が回り込む事から Speaker に近付いた時と Speaker から離れた時との音量変化、遠近感の Balance 崩壊を最小に抑さえる方式の 1 つなのですが、Crosstalk Cancel 量は限定的なので音像の遠近感は明確に表現できるものではなく、そもそも「楽器の音色感」というものを左右する方式ではないので「楽器の音色感」が気に入らなくなると Speaker Unit を別 Maker 型番のものに変えて再度調整を施すなんて事を何度も何度もやっています(^^;)。 ……なので、もしも ONZOH II を手に入れても入れ替え可能な Driver Unit を探して入れ替えたり、Software で音色感を弄り回すだろうと思います(^^;)。 >安すぎて本当に音質が良いのか怖くなりました。 <Audio 製品は値段が高ければ良い音がするというものではありませんよ(^^;)。 そりゃあ気の遠くなるような手間暇をかけて音を練り上げた製品ならば研究開発費や人件費を焼却するためにも高額になりますが、音とは関係のない見栄えや宣伝に金をかけたり、現地価格の数倍で販売される舶来品は個人規模の Garage Maker が作る製品と較べれば無駄に高いだけのものになりがちです。 私の System は滅茶苦茶安いですが(笑)、私の手間賃を時間給で考慮したら幾らの値段にすべきなんでしょうかね(笑)。 要は作り手の情熱に共感でき、その音色感が自分の好みに合致するものが最高なんです。 素敵な Audio Life を(^_^)/

note11pro5G5
質問者

お礼

みんなありがとうございます 詳しい解説ありがとうございます

Powered by GRATICA

その他の回答 (2)

  • sirasak
  • ベストアンサー率27% (348/1287)
回答No.3

すでに素晴らしい回答が出ています。 私もお恥ずかしながらドライバーを耳横に置かずにへたな図のように前方5cm以上離してつけることでスピーカーで聴くような前方定位で聴けるのでは?と構想して実験などもしましたが、イヤホンよりも重くなるのがいやで断念しました。 カナル型イヤホンでも慣れると頭内定位で鳴っている音も気にならなくなるし、少し浮かしてつけると空気が漏れて耳介からの反射音が聴こえるような感じになって少し前方定位になっているような錯覚することもあるし、音質検討の時は部屋の影響を受けないで正確に聴けるカナル型イヤホンを愛用しています。 スピーカーらしい音で前方定位で聴く時は振動板を重くした小型スピーカーを耳前10cmほどに置いて聴くと部屋の残響影響を受けないし、耳元でうるさい80dBでも部屋に漏れる音は60dB以下位になって迷惑にならないので重宝します。 前方定位で聴くには方向を感じる音の流れを耳介で受けて感じる実用があるみたいで、密閉型ヘッドホンは低音に有利で音漏れも優れるけど、前方定位を感じる音の流れを耳後方で吸収するのは困難で結局音漏れするヘッドホンになるのでは?と思います。 参考まで。

  • tetsumyi
  • ベストアンサー率25% (1946/7535)
回答No.1

安いのは手作りで見た目が悪く、強度的にも弱く注意して扱う必要があるからです。 音質が良い事は間違いないです。 最初に聞いた感想は深い音で、良く聞くと遠近が聞き分けられるからです。 さらに重低音は独自のユニットの振動を直接耳の軟骨に伝える構造であり圧迫感のあるボコボコ音でなく体に響く重低音となり自然な生音の音質です。 どうしてこうなるかと言えば耳は低音に関して小さい耳の穴からの音を聞いているのではなくて耳に耳介全体や耳たぶの振動として聴いているからです。 高音域は通常のイヤホンより弱く聞こえます。 普通のヘッドホンでは耳の穴に直接音が入りますが、ONZOH Ⅱでは耳の前から音が出る構造で直接耳の穴に入る事はありません。 人が実際に演奏を聞く場合は前からの音ですが高音域は直接耳に入らず耳の複雑な構造、特に耳の上にある溝を通して耳の穴に導かれているようです。 それで生演奏を聞いているようなバランスとなりシャリシャリ感が全くありませんし再生が難しいピアノの奥行きある響きやバイオリンのキーキー音まで生音の様に聞こえます。 これらのことからヘッドホンイヤホンの様に大きい音で難聴になる可能性も少なくなります。