突発性射精については、医学的にも、まだそのメカニズムが解明されていません。
筑波大学での研究報告では、日頃から自慰行為を十分に行っていた(たとえば毎日 自慰行為をしている)としても、突発性射精は防げないようで、身体的な問題よりも、精神的な要素が大きく関わり、緊張状態が要因のひとつとされています。
ちなみに、男性が睡眠時に射精してしまう夢精現象は、必ずしも性的な夢を見て興奮しているわけではないらしく、突発性射精の一種と言われています。
さて、このように、原因やメカニズムが不確かではありますが、少なくとも男性器の病気ではない、ということで、心療内科などに行くのが妥当と考えます。
『受験のことや将来を考えて鬱っぽい気分になっている。いろいろなことにやる気が起きず不安感ばかりある状態なので、心療内科でカウンセリングを受けたい』と親に言うのがいいです。
なお、心療内科でカウンセリングを受けた際に、突発性射精について、親には言わないようにお願いすることもできます。
また、突発性射精が起きた際の処理を考えておいた方がいいと思います。
射精は、尿とは違って、ズボンまでびっしょりと濡れるわけではないと思うので、突発性射精が起きても見た目には周囲に気づかれにくいでしょう。
男性用の尿取りパッドがドラッグストアで買えるのですが、ちょっと買いづらいと思うので、下着はボクサーパンツにし、前の布が二重になっている部分にティッシュを折り畳んでおくなどで、尿取りパッドのような対策ができると思います。
そして、ポケットティッシュをズボンのポケットに常備し、替えのパンツを持っておくようにするだけでも安心できると思います。パンツだけ毎日持ち歩いているのが気になるようであれば、Tシャツなどの着替えも一緒にしておけばカムフラージュできます。