そういうサポートを設けているのはだいたい私学でしょう。中には、塾に毛が生えた程度の学校法人が運営しているところもあり、この辺は慎重な選定が必要です。授業料も、公立の通信とはまるっきり異なるので。
公立通信で公に大学進学のサポートを謳ってるところは皆無と言って良いと思います。
公立に関しては『ただ高卒の資格をあげます』というだけのものです。大学受験に向けた学習内容は期待しないことです。
なので、高校に大学進学のサポートを期待するとなると、必然的に私学に限った話になってきますが、、、、正直どうなのでしょうね。
需給のバランスで成り立つ私学ですので、サポートを求めれば学費はさらに嵩むでしょうが、果たしてそこまでのサポートが期待できるのでしょうか。
であるなら、予備校や私塾に対価を払った方が良いように思います。
公立であれば週1,2日程度のアルバイトでもすれば教科書などの教材費は還付されるケースが多いですし、そもそもの授業料も安いので、本人の頑張り次第で当面の目的である高卒資格は取れますから。まぁそれすら出来ずに通信ですらドロップアウトする人が多いのが現実ですけども。
それに、やっぱり通信では限界がありますよ。理系科目などは実験が殆ど出来ないですからね。理系としては致命的とも言える弱点ですね。
なので、今さら言うまでも無いが、全日に比べたら進学に関して不利なのは間違いないです。
大検(現高認)で受験資格だけ得ておいて、あとは独学なり予備校なりで鍛えて進学に臨む、という方が効率的という意見もありますから。
また、どの大学を目標とするかによりだいぶ変わるでしょう。所謂Fラン大学とかであれば、志願する全日の学生であっても宙ぶらりんなのが多いので、十分可能性はあります。通信制を設けている適当な公立高校の進学実績を閲覧してみればわかりますよ。
偏差値50以上の大学となると、通信の学習内容では明らかに心許ない。
なんせ、使う教科書は検定教科書の中では一番易しく、その内容を覚えているかどうかの確認で終始するだけですから。
受験勉強なんてしませんから。
逆にその程度の勉強ですら継続できずに辞めていく学生が多いわけです。勉強する習慣がそもそも身についていないということです。
それでも、日本の仕組みなら、大学受験さえクリアすればほぼ誰でも受け入れてくれるわけだから、アメリカのMBAとかに比べたら優しい構造だと思ってますけどね。
つまり、やる人の頑張りと結果次第ということです。