peppelpeのプロフィール

特養で研修を終えて考えたこと 私はヘルパー2級の資格取得の際、研修で特別養護老人ホームへ二日間研修に行きました。 アルツハイマー専門の施設で、病院に併設されている、とても広いところでした。 入所者は全員アルツハイマーと診断されているお年寄りです。 夕方5時の時報が鳴ると、家に帰ろうとエレベーター前に行列ができます。 鉄則が「どんなに頼まれてもエレベーターに乗せないこと」でした。 研修は5時までなので、非常階段からこっそり帰る様に言われました。 車椅子に乗っている人もいれば、足腰が丈夫で普通に生活をしている人もいました。 ちょっと見では全く元気なお年寄りなのですが、とにかく話を全て本気にしないように、とのことでした。 施設では食事介助、排泄や入浴解除もしましたが、結構暴れられて殴られたりもしました。 もしも自分が自宅で介護することになったら、やはり肉体的にも精神的にも限界があるだろうと思いました。 今では老人ホームとは言わず、シルバーヴィラのように固有の名前をつけるところが多いです。 老人ホームというのは聞こえがよくないからだそうですが、 現代社会にはなくてはならない施設だと思います。 もはや自分の親を老人ホームに入居させた、という人が、後ろめたい思いをするような時代ではありません。 どんな名称でも良いから、お年寄りとその家族が遠慮なく利用できる施設を増やして欲しいと願ってやみません。