1回だけ厳しく別室で調べられたことがあります。イギリスからカナダに帰国したときで、このとき、なぜ日本に帰らずにカナダなのかと疑問を持たれたのです。
翌日にはアラバマの大学に教授と面会する予定もあり、カナダには短時間の滞在ですぐに米国、しかも乗り継ぎは別の空港だったので、移動だけでも大変なのに、2時間程度の拘束で、持っていた航空券、予定表、相手先の訪問を許可する手紙、ビザの確認等、大変でした。
まだ、結婚していなかったし、短期にヨーロッパを巡り歩き、カナダに戻ったその足でアメリカへ行くのは不審だったのでしょう。トラベラーズチェックで円とドルで100万円程度所持しているのも驚かれました。
むしろ、税関のチェックで正露丸をチェックされたこともあります。イギリスへフランスからドーバー海峡をフェリーで渡る際、税関の職員に徹底的に調べられました。高級ワインを1本所持し、怪しかったみたいです。
それ以外はほとんど家族や子供も一緒、場合によっては親も一緒に旅行することが多いので、入国審査も税関も素通り状態ばかりで、ヴィザをチェックしたり判子を押すとき、日本の事を懐かしそうに話してくれる人や、横須賀で軍にいた話をしてくれたり、結構短時間ですが、世間話して、楽しんで来てねとサヨナラする人が多いです。パスポートを見せないと日本人には見えないみたいです。
米国籍は持っていないのですが、米国では嫌な思いをしたことが無いのと、スイスやフランス、ドイツでは入国審査で丁寧な応対しかされたことがないので、たまたまいい人に当たっただけかも知れませんが、ビジネス服で入国審査をしてもらうと丁寧な扱いをしてもらえるみたいです。