Blu-rayが最も優れており、次いでDVD、最後がTV録画です。
BDが優れている理由は、ビットーレートが高いから、非圧縮のLPCM(LinearPCM)で最大27.648Mbps(96KHz/24bit_8chまたは192KHz/24bit-6chまで)まで収録可能です。
ちなみに、DVDはLPCMだと1536Kbps(48KHz/16bit-2chステレオ)までとなり、圧縮すると640Kbps(Dolby Digital/最大6.1ch)までが標準サポートされます。オプションで768Kbps(ハーフレート/5.1ch)のDTSをサポートしています。
テレビ放送の音声はAACとなります。標準サポートされるビットレートは256Kbps~384Kbpsで48KHz/16bit-2chまたは5.1chとなります。
整理するとBD→DVD→TVの順で最大ビットレートは
27,648Kbps
1,536Kbps(BDの1/18)
384Kbps(DVDの1/4)
となるため、TVの音質はどう頑張ってもBDやDVDには勝てません。
もっと言えば、TVは当初デジタル放送が始まった時には、まだ今より音が良かった時期がありましたけど、CMなどで重低音音量が大きくなるという苦情が大量にあり、放送波に乗せる前に、ノーマライズパスフィルターを噛ませ、ゲインを大きくカットする処理が施されています。そのため、5.1chなどの放送でも、音質は低音と高音が圧縮除去され、平衡化され全く波(音だけを取り出しPCなどで波形解析すると分かります)のないものになっています。
尚、BDの音質を余すところなく再生するには、HDMI接続対応のAVデコードアンプ(Dolby True HD/PlusとDTS-HD対応)が必要です。それがなくても、DVDよりは多少音が良くなるでしょう。
お礼
詳細な説明ありがとうございます。