この筆箱の誕生の裏話ですが、その昔、暴走族(カミナリ族と呼ばれていた頃)が交差点の信号機を石をぶつけて、割って喜んでいたらしい。
そこで警察は、特殊な硬化プラスチックに換えて、対抗した。
この話を聞いたサンスターのとある社員が、この素材を使ってめちゃくちゃ丈夫な筆箱を作ることを提案し、これが「アーム筆箱」となって世の中に登場したそうです。
この筆箱のヒット以来、業績を伸ばしたサンスターは本社ビルを建てるまでに 成長し、この提案をした社員はのちに社長嬢令と結婚し、現在では専務にまで昇進しているらしい。
(うそのような本当の話)
知人は、「どうしてもこの筆箱を壊してやるぅ~」と言って、ナイフで切り込みを入れ、ついには空手チョップで真っ二つにした。
「がはっははは!、俺はゾウよりも強いゾウ」などと豪語していたが、翌日は接骨医院に通うことになり、「おそるべしアーム筆箱」と、クラスの全員が思い知らされた。。。。
ビジネス社会では、必ずヒット商品に便乗する企業や商品が出てくる。
いわゆる「二匹目のどじょう」ってやつで、その筆箱のキャッチフレーズは『サイが踏んでも壊れない』・・・・
これを“パクリ”と言わないで、何と言おう。
しかし、「サイが踏んでも」が登場した頃には、すでにこんなに丈夫さだけがとりえの筆箱は、ユーザーから見向きもされなくなっており、この商品を出した某中小企業は倒産してしまったと聞いたことがある。
(教訓:人マネでヒット商品は生まれない)
ところで、ゾウが踏んだらホントに壊れないかどうかですが、ゆっくりとゾウの足を乗せるぶんには壊れないはずです。
ゾウ自身が4本のうち1本の足だけに全体重をかけることはありませんので、実際はゾウの全体重が筆箱にかかるわけではないからです。
実際に前足1本を乗せている映像だったと思いますし、敷き詰めた上を歩いているのもあったかと。
しかし、じっくりと重さがかかるのには耐えられても、瞬間的に力がかかると壊れると思います。
そういう意味で、落としたら角が欠けたとか、筆箱全体ではなく中ほど一点だけに瞬間的に力を加えたらヒビが入るとかは、十分、起こると思います。
そして、ゾウみたくゆっくり踏みしめるのではなく、ハードブーツとかで、何度もガンガンかかと落としなどすると、やはり破損すると思われます。
(かかとも結構なダメージ受けると思いますけどね。。。-.-;)
> 今だったらJAROに訴えられるのでしょうか?
そんなわけで、「ゾウが全体重でガンガン踏んでも壊れない筆箱」ではなく、「ゾウがゆっくり上手く踏むと壊れない筆箱」なので、一応、「ゾウが踏んでも壊れない筆箱」ということはできますね。
で、商品が存在していない今となっては、訴えても無理そうです。
ちなみに私は、裏表に入れられるようになっていたマグネットロック付きの筆箱派でした。