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フィルムカメラの頃のアマチュア写真家の投稿

カメラと言えばフィルムしかなかった頃、現像店でフィルムを預けるとき、「公序良俗に反する写真はお返しできないことがあります」と書かれていましたが、カメラ雑誌にはアマチュア写真家が撮ったヌード写真も投稿されていました。 プロなら自分専用の設備を持っていたかもしれませんが、アマチュアではまずいないと思います。どのような手段で現像、焼き付けしていたのでしょうか。

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  • 918thBG
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回答No.11

>どのような手段で現像、焼き付けしていたのでしょうか。 モノクローム(白黒写真)とカラー写真で全然違いました。アマチュアでも写真コンテストに応募する程のベテランのマニアであれば、モノクロ写真の場合フィルム現像も印画紙のプリントも自分でやっていました。 一方、カラー写真は個人が自分で現像するのは困難でした。いえ、技術的に困難だという訳ではありません。私自身、フイルムメーカー主催の講習会でカラー写真の処理技術を一通り学びましたから、設備さえあれば自分で現像とプリントの処理をすることは可能だったのですが、モノクロ(白黒写真)と比べるとカラーの処理は、温度管理も暗室内のセーフライトの設定も薬品や印画紙の品質管理も非常にシビアだったし、それに加えて色調の管理や設定も複雑になるので、個人でこれらを全てまかなうことはとても大変だったのです(余程お金に余裕のある人は自分で贅沢な設備を所有していた人もいましたが、私には無理でした)。 だから、カラーのフイルム現像と同時プリントは行きつけの写真店でやってもらい、応募作品の大伸ばしプリントはその写真店を通して現像所に送ってもらうことになります。 >「公序良俗に反する写真はお返しできないことがあります」と書かれていました そうです。写真店も現像所も猥褻事犯でトラブルに巻き込まれるのはまっぴらですから、きちんと店頭に表示しておくことは当然です。 で、当時の私のように写真コンテストにヌードの作品を応募しようとするカメラマンがどうしていたかと言えば、長年付き合いのある行きつけの写真店に持ち込んで依頼していました。 その際、ポイントは二つあります。 一つは、芸術写真と猥褻写真のボーダーラインをきちんと弁えて作品づくりを依頼するということです。芸術はO.K.であり、猥褻はN.G.であり、カメラマンと写真店と現像所の間で一定の価値基準が共有されていました。 もう一つは、長年の付き合いによる互いの信頼関係でしょう。写真店も現像所も、素性の知れない一見の客から請け負った際どい写真が元で警察沙汰になるなんてマッピラご免です。その点、付き合いが長くてちゃんとした写真家としての活動をしていることが分かっている相手であれば、安心して仕事を請け負うことができるというものです。 こうした常連客はお店の立場も分かっていますし、迷惑を掛けないように配慮もしながら作品の発表をします。店の側もそれを信頼しています。だから、時に「じんじろ◯」や「われ◯」や「び◯び◯」が写ってしまっているカットが混入していても、ニヤリとしながら普通に渡してくれましたよ。私が決してそれらを発表することはなく、カメラマンの密かな「お楽しみ」に止めるはずだという相互の信頼関係があったからです。 ヌードの写真作品をコンスタントに発表するカメラマンと写真店の関係というのは、概ねこのようなものであったと思います。

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  • SPROCKETER
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回答No.1

 フィルムカメラの頃はヌード写真を撮って写真屋に持ち込むのは危険な行為でした。断られるのであれば、まだ良心的な方で、情報が洩れて会社を首になる人もいたぐらいです。ヌード写真を撮る危険を犯す人はほとんどいませんでしたね。  それが、デジタルカメラが普及して、自撮りでヌード写真が撮れるようになり、プリンタで印刷出来るようになると、誰でもヌード写真が撮れるようになって、昔ほど、ヌード写真が問題になる事は無くなりました。価値観が変わったのでしょうね。  それでも、当時、アマチュアでヌード写真を撮っていた人はいたようですが、安価な現像装置を購入して現像と焼き付けをおこなっていたようです。暗室は部屋をカーテンで仕切ってトイレぐらいの広さの暗室にする方法がありました。  アマチュア写真家には自作の暗室を持っている人は珍しくなかったように思います。

tzd78886
質問者

お礼

「情報が洩れて首になった」初めて聞いた話です。「新婚さんいらっしゃい」で、奥さんのヌード写真を夫がカメラ雑誌に投稿し掲載されて、夫の勤務先の会社に顔を出した奥さんが「注目されて恥ずかしかった」というのを見たことがありますが。