カメラのレンズというのは、焦点距離の異なるレンズや凸レンズ・凹レンズの組み合わせで構成されています。
ズームは構成されているレンズの一部を前後に移動されてレンズとしての焦点距離を変えて写る範囲(画角という)を変化させます。
スマホのカメラのレンズは殆どが1枚かせいぜい2枚程度で材質もガラスではなくプラスチック。
プラのほうが軽く加工が簡単で安く済ませられるというメリットもありますが光学的特性はガラスに及びません。
でも、小口径なのでデメリットはほぼ無視できるしデジタル技術で補完できます。
で、1枚か2枚のレンズではズームなんて実現できないので「デジタルズーム」という機能を付加しています。
デジタルズームというのは「トリミング」のこと。
1300万画素のスマホカメラだったら、画像の中心付近の500万画素電をトリミングし1300万画素に引き伸ばす。
ということをしているのがデジタルズーム。
当然、光学ズームと比べて画質は落ちます。
画像を構成する1ピクセルを5つとか10個分に水増しするんですから当然ですよね。
だから、ズームに頼るのではなくカメラを持っている人間が近寄ったり遠ざかって写る範囲を調整するのが王道です。
じつは、この手法というのはカメラが登場したときから行われていたこと。
ズームレンズが登場してから廃れかけていたテクニックです。
で、スマホにも光学ズームを搭載した機種は存在します。
ASUSというメーカーのZenfone Zoomが割りと知られているかな?
ズーム部分の開発は日本メーカー(コニミノかホヤだったと思う)が担当していたはずです。
屈曲光学系というレンズ構成で、スマホのサイズでも違和感がないようにレイアウトが工夫されています。
詳しく知りたければ調べてみてください(^^;
YouTubeにもASUS制作の動画もあったはずです。
お礼
要は単焦点レンズと同じなんですね。極端な例ですが、スカイツリーから富士山を撮る時とかは無理ですね。