社会問題云々に関しては、酒とタバコという二大毒物が大手を振って売られているわけで、大麻合法化論者にとってもこの事実はむしろ補強材料になり得ているわけです。
つまり、社会問題が発生するとかしないとかは全く関係なく、日本人にとっての倫理観といえば聞こえはいいですが、今まで違法とされていたものを合法とすることに対しての抵抗感があることが最大の社会問題でう。
この2つに、社会問題の大きさの差はありません。というか、大麻愛好家の主張の如く、明らかに酒タバコのほうが害は大きいでしょう。それでも、昔からそうだった、というしょうもない理由で大麻は認めめられないでしょう。酒に関しては迷惑を書けない分にはおkという寛容な文化(実際には巨大な社会的な損失があったとしてもそれに目をつぶるという文化)が根付いていますが、大麻に関してそのような文化はほぼ皆無です。
権力を握っているおじいさんたちにとって、大麻を合法化する欲求も義理もありませんので、とにかく昔からだめなものはだめ、という理屈でチョンです。もちろん彼らの支持者であるところの意識が低い大衆も同じ理由で認めるはずがありません。
今後の社会問題が予想されるからなどという議論は全く無意味ということがおわかりでしょうか。
一方で、経済的な観点から見れば、いくらか可能性も見えてきます。
許可の可能性がある好例としては、カジノが挙げられます。個人の家で賭けマージャンをやるだけで逮捕された人はいくらもいますが、国がやる公営ギャンブルは許されています。競馬で破産したり犯罪に手を染める人は跡を絶ちません。それでも犯罪の温床である競馬や競艇が許されているのは、金が理由です。
利権が得られるのであれば、どんな屁理屈でも通ります。酒タバコも大きな利権・財源になっており、それらに巣食う政治家や毒を売る商売人にとってはそれが社会にどれほどの害悪を与えようと金のほうが大事、ということになります。
大麻も同様に、大麻にはなんの興味もないが、大麻が生み出す金が大好きな人によって擁護・推進されるようになってはじめて、合法可能可能性が出てくるのではないかと思います。
大麻が合法化されたらどんな社会問題が生じるか、というもとのご質問に対して答えるとすれば、このような浅ましい連中の懐が潤うこと、とお答えいたします。