飛行機を飛ばすのに航空会社が用意しなけりゃいけないのは飛行機と燃料とパイロットや整備士やCAや地上の作業員諸々のスタッフだけです。人員に関しては鉄道も運転士や車掌や駅員や整備士が必要ですからそれは同じと考えたら、ま、なんというか飛行機と燃料だけでいいのです。飛行場を作るのは自治体なりなんなりで、航空会社は着陸料と使用料を払えばよろしい。
一方の鉄道は、運行区間の線路を引いて駅も自分で作らないといけませんからね。線路区間の用地買収、線路の用意と建設、変電所も準備しなけりゃいけません。そう考えると新幹線のほうが初期コストが高いのは確実ですよね。
その代り、鉄道だと時間あたりの輸送数が桁外れです。東海道新幹線の1編成の座席数は1323席だそうで、のぞみは10分に1本のペースで出ていますから、1時間で7938名を輸送する能力があります。ちなみに現行の旅客機で最も席数が多いエアバスA380は最多席モデルで615席なので、この能力に匹敵するには、ちょうど13機分のA380を毎時飛ばさないといけない計算になります。
お礼
新幹線の方が大量の人を乗せることができるのであれば、その分安くてもいい気がするのですが。