#5です。
実は私、辻仁成のファンだったんですよ。いえ、作家ではなくエコーズというバンドをやっていた頃の彼です。だから私にとって彼は「つじ・ひとなり」ではなく「つじ・じんせい」(音楽ではジンセイ名義で活動していたので)なのです。
で、彼っていうのは色々と痛い行動や言動をすることで広く世に知られています。彼を嫌う人々はその言動や行動を批判していて、その批判はすべて「正しい」のですが、私はこう思うんです。「ええ。そういう人だということはずーっと昔から知っています。だけど、そんな彼が大好きなんです」って・笑。彼が芥川賞を受賞したときに「文学を守りたい」と発言して村上龍先生は「たかが新人賞を取ったくらいで」と大激怒し、2ちゃんねるは大荒れし、2ちゃんねらーの文学青年たちは全力で彼を叩きました。だけどその中でも僕らはこう思っていたんです。「すいません、昔からそういうやつなんです」って。
今はもう辻さんの音楽は聞かなくなったのですが、聞かない理由は単純に「そーいう音楽が好きじゃないから」です。昔と同じことをやれとはいいませんが、やってる音楽の方向性と自分の嗜好が合わないというそれだけの話です。
長渕剛さんは「今の日本はアメリカかぶれが酷くてやたら横文字を使ったりする。英霊が護った美しき国土と文化を破壊する行為。60年前の戦いに殉じた日本の男たちに対する鎮魂歌『クローズ・ユア・アイズ』聴いてくれ」って言ったそうですが、ファン以外からするとギャグでやってんのかって思うのですが、全ての長渕ファンは「剛さんはそういう人」と受け入れちゃうのです。ファンがそっぽを向くときは、彼がファンに理解しがたい音楽性に走ったときでしょう。
だから今ネットのあっちこっちでは川谷さんは叩かれまくっていますが、叩いている人はゲスのCDも買わなければコンサートにも絶対行かない人だから、まったく問題ないんです。ファンの子たちはむしろ「これで名実ともにゲスの極み」とほくそ笑んでいるんじゃないかと思っています。「むしろ私も川谷の子を孕みたい」って子も多いんじゃないかしら。ファンが叩くとしたら、彼に恥をかかせたベッキーさんのほうでしょう。
「SMAPから曲の提供も依頼されたけど、今後はそういった人気歌手から依頼されることはないだろう」という意見もありましょうが、適当な名義を使えばいいので問題ありません。例えば松任谷由実さんはハイファイセットや松田聖子さんへ楽曲提供したときは「呉田軽穂」という名義を使いました。吉田拓郎さんも「入江剣」という名義を使っています。「売れれば」仕事はきますよ。それがすべてです。小室哲哉さんが落ちぶれちゃったのは、詐欺事件を起こしたからじゃないのです。小室サウンドが売れなくなったからです。
プロミュージシャンの世界は、売れるか売れないかがすべてです。ある意味よっぽど過酷ですけどね。売れなくなればユーミンでさえ相手にされなくなる世界ですから。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
追記ありがとうございます ここには出て来ませんが 玉置浩二 なんてわかりやすいと思うんです 例の コンサート途中キャンセル 奇声 キンキンのヘアスタイル 彼はどこに向かっていくのだろう・・ と思っていたら どこにも向かってないんですね 彼は彼 私は安全地帯のファンでもありませんし玉置浩二の特別なファンでもありません しかし あの声量は素人目にも凄いモノがあるというのはわかります この間若手のアーティストが 「尊敬するアーティストは誰ですか?」 とラジオDJに聞かれていたところ 「玉置浩二さんです!!」 と答えていました ワインレッドの心 哀しみにさよなら など 明らかにベストテン世代 ではない 若手のアーティスト さえも 凌駕してしまう 歌、唄 eroeroさんの回答文を読んで ブレナイものはブレナイ そう感じました。