B-CASカードのICチップ内部にはカード毎に固有のID番号と暗号鍵が格納されています。
B-CASカード単位で受信契約情報が記録されているため、NHKの衛星放送受信契約や有料放送の視聴契約等の情報が記録されているカードを差し替えることにより別のデジタル放送受信機でも同様の視聴や録画が可能となっている。このため、デジタル放送受信機を買い替えた際にも従来使用していたB-CASカードを挿すことにより新しい受信機でも買い替え前同様の視聴や録画が可能である。逆に言えば、新しく買い替えたからといって、従来のカードが使用できる状態であれば改めて契約をし直す必要はない。
B-CASカードは赤カード・青カード・CATV専用カード(オレンジ色)の3種類が一般的に知られている。家電量販店に行けば、店頭展示テレビに挿入されている店舗用B-CASカードも見受けられる。
赤カードはBS・CS110度・地上のデジタル放送3波共用カードである(裏面にBSデジタル専用と書かれていてもダウンロードサービスを受けることにより3波利用可能である)。
青カードは地上デジタル放送専用カードである(B-CAS社へのライセンス料の支払軽減が目的とされている)。BS及び110度CSは受信可能であるが、CSの有料番組の契約はできない。地上デジタル特別内蔵用カード(浴室等に持ち込むことができる防水加工されたテレビ等に内蔵)は屋外使用の仕様や防水仕様などの受信の場合、着脱が難しいため出荷段階から挿入済みとされる。12セグの視聴が可能なカーナビゲーションやUSB型受信機等にSIMカードサイズのminiB-CASカードも発行されている。
B-CASカードの転売や譲渡については、B-CAS社はカード所有権は自社にあるとして転売などを認めておらず、転売すると著作編法違反で逮捕される。カード単体での発売も行われておらず、故障や紛失した際には、B-CAS社のカスタマーセンターに申し込むことで、1枚あたり送料込み2,050円で再発行される。
補足
某CS放送などの有料契約をしているB-CASカードを 他人にそのまま譲ってはいけないと聞きました B-CASカード番号自体をNHKに知らせたわけではありませんが もともと デジタル放送が始まる何年も前から BSのパラボラアンテナを立てた時点でNHKに BS放送込みのNHK料金を支払っています CSの料金を支払っている場合 B-CASカード 譲るのは問題があると聞いたので BS放送の NHK料金を支払っている場合もカードを 譲る事に 何か問題があるのか気になっています